U2の最新ツアー“360°”から、9万7000人を動員しアメリカ国内最多動員記録を樹立した2009年10月のライブをWOWOWがお届け!
[10/04/30]
提供元:PRTIMES
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昨年の夏に欧州各国、秋に北米で敢行され、そして今年の夏から再びキックオフとなるU2の「360° Tour」。WOWOWではこのツアーの中から、昨年10月にカリフォルニア州のローズ・ボウルで行われた最新ライブを「U2 360° LIVE from Los Angeles」と題し、5月2日(日)午後4時からオンエアする。現時点では来日公演のアナウンスがされていないツアーであり、また、バック・ステージの模様を収めたドキュメントなども盛り込まれる予定となっているので、日本のU2ファン、ロック・ファンにとっては絶対に見逃せないプログラムである。
30億円もの巨費が投じられているという今回のツアーのステージ・セットは、その形状から「CLAW(ツメ)」と呼ばれていて、高さは50メートル。ローズ・ボウル公演を現地で体験した者からいわせてもらうと、これほどまでに巨大なセットは見たことがない。そして、この「CLAW」は観客席のどこから見ても遮るものがなく、もちろんU2からの視野は360度。つまり、ツアーのタイトルはここからつけられているというわけだ。だから、大会場でお馴染みのLEDスクリーンは筒状で、しかも伸縮自在というユニークなもの。ここにはもちろん、演奏中のメンバーが映し出されるのだが、デジタル、アナログの時計も何度か映し出された。そしてボノはこの日、二度、“世界は何時なのかな?”といった。
戦争、紛争、テロ、環境破壊など、世界が抱えるさまざまな問題をU2は歌にしてきた。つまり、このライブにおける時間とは、終末へと刻む危機なるものとして表現されていたのである。だからそれは、広い視界、それこそ360度の視野で世の中を、未来を見つめながら、さまざまな問題に向き合っていこうというU2からのメッセージというわけである。感動的であったのはもちろんだけれども、なにか考えなくてはならないという意識を植えつけられたライブでもあった。
【番組情報】
「U2 360° LIVE from Los Angeles」
5月2日(日)午後4:00〜
ハイビジョンで放送。