デジタルハリウッド大学大学院×但馬豊岡観光協議会による、兵庫県豊岡市の観光をPRする短編映画『めでたいヤツららら』とCM映像を製作
[11/07/19]
提供元:PRTIMES
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日本初の株式会社による専門職大学院、デジタルハリウッド大学大学院・大阪キャンパスでは、兵庫県豊岡市の観光PRのため、産官学が連携し、短編映画『めでたいヤツららら』ならびにCM映像を製作いたしました。
撮影は、5月22日から25日まで、豊岡市内各所で行い、地元での上映会を経て、7月23日(AM7:00〜7:30)テレビ大阪にて放映後、国内外の映画祭に出品していく予定です。
◆製作の主旨
3月11日、未曾有の自然災害である東日本大震災が発生し、
わが国全体が自粛ムードの雰囲気に包まれています。
観光行動も自粛傾向にある中で、観光地としての城崎温泉を
始めとした豊岡市から元気を届けよう、そして豊岡市に訪れて
いただいて心と身体を癒してもらおう、という想いをもって、
単なる観光PR CMや情報番組ではなく、明るく楽しい短編映画
として製作いたしました。
監督には、『酒井家のしあわせ』『オカンの嫁入り』などで、
日常の暮らしと、そこに生きている人々をしっかりと捉え、人間
の素晴らしさを描き続けている、呉美保(お・みぽ)氏に依頼し、
今回の作品では、別れていく思春期の少年の姿と想いを、豊岡市
を舞台に描いています。
また、この映画の一風変わったタイトル『めでたいヤツららら』
ですが、「どんなに辛いことがあっても前向きに生きている人の
ことを、称賛の意を込めて「めでたいヤツ」と呼び、豊岡の街に
育まれ、たくましく生きている主人公2人のめでたいヤツが、
街の人と共に「ららら」と楽しく歌い踊る。そういう元気溢れる
様子を表現いたしました。
◆作品概要
作品名:『めでたいヤツららら』
時間:本編約20分 ※CM映像は15秒
出演:聡太 花岡拓未(中2)
孝司 新美夏里史(中1)
監督・脚本:呉美保
プロデューサー:飯田美保、山田順一
製作プロダクション:株式会社スナイパーズ
企画:デジタルハリウッド大学大学院
企画プロデューサー:杉浦幹男(本学専任教授)、川田隆雄(本学客員教授)
製作:但馬豊岡観光協議会
◆あらすじ
聡太は1年前、両親の別居で、母と二人で横浜から、母の故郷であると
豊岡市に引っ越して来た。聡太の祖父母(母の両親)は、城崎の温泉街
で土産屋を営んでいる。母は居候をさせてもらうかわりに、土産屋を
手伝っていた。
来てすぐの頃の聡太は、父と母の大人の事情にもまれて育った所為か、
どこか背伸びしたような冷めた子だったが、温泉旅館の息子、幸司に
引っ張り出され、城崎の人たちと触れ合ううちに、次第に年相応の
無邪気さを取り戻していった。
そんなある日、聡太の父と母がもう一度やり直すことになり、聡太は
母と共に、横浜に帰ることになる。父と母と、再び家族一緒に暮らせる
ことが素直に嬉しい反面、幸司を始め、豊岡の人たちとの別れを思うと、
複雑な気持ちなってしまう聡太。
城崎を去る前日、聡太は幸司と一緒に、ロープウェイに乗る。
◆監督プロフィール
呉 美保(お・みぽ)
1977年、三重県生まれ。
大阪芸術大学芸術学部映像学科を卒業後、大林宣彦事務所「PSC」に入社。
短編作品『め』が、2002年「Short Shorts Film Festival」に入選し、
続く短編作品『ハルモニ』も2003年の「東京国際ファンタスティック映画祭
/デジタルショート600秒」で最優秀賞を受賞する。
「PSC」退社後は、フリーランスのスクリプターとして活躍し、2005年には
初めてとなる長編脚本『酒井家のしあわせ』が、「サンダンス・NHK国際
映像作家賞」の日本部門を受賞し、同作を映画化。
最新作は『オカンの嫁入り』(主演: 宮崎あおい、大竹しのぶ)。
同作品で新藤兼人賞2010金賞を受賞した。