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IBM、Polar Securityの買収により、クラウド・データ保護の自動化を支援

IBMは、クラウドやSaaS(Software-as-a-Service)のアプリケーション・データを、企業が発見し、継続的に監視し、保護できるよう支援する技術で有名なPolar Securityを買収したことを米国時間5月16日に発表しました。この買収により、IBMは増大するシャドー・データ問題に対処します。


今回の買収は、IBMにとって2023年における5件目の買収です。2020年4月にアービンド・クリシュナ(Arvind Krishna)がCEOに就任後、IBMは30社以上を買収し、ハイブリッドクラウドとAIの能力を強化しています。


パンデミックによってクラウドの導入が急増した結果、企業は、よりサイロ化が進むことになった膨大な量のクラウド・データや追跡・管理が行き届いていない機密データである「シャドー・データ」への対応が必要になりました。


2021年1月に設立されたPolar Securityは、データ・セキュリティー・ポスチャー管理(DSPM)のパイオニアです。DSPMは新しいサイバーセキュリティー分野で、機密データがどこに保存されているか、誰がアクセスできるのか、どのように使われているかを明らかにし、ポリシー、設定、データの使用方法を含む基本的なセキュリティー・ポスチャーで脆弱性を特定します。


数分で接続可能なエージェントレス・プラットフォームであるPolar Securityは、クラウド・サービス・プロバイダー、SaaSプロパティー、データレイク内の構造化および非構造化資産を含む、クラウド全体の未知の機密データを自動的に検出することができます。発見後、Polar Securityはデータを分類し、そのデータの潜在的なフローと実際のフローをマッピングし、設定の誤り、過剰な権限付与、ポリシーや規制に違反する行動などの脆弱性を特定します。


Polar Securityは、リスクベースの優先順位付け手法に基づき、最も差し迫ったセキュリティー・リスクやコンプライアンス違反をピンポイントで指摘する改善レポートを提供し、根本的な原因の分析とそれに対処するための実践的な推奨事項を提示します。


IBMは、主要データ・セキュリティー製品であるGuardiumファミリーにPolar SecurityのDSPM技術を統合する計画です。Polar SecurityのDSPM技術の統合により、IBM Security(R) Guardium( https://www.ibm.com/jp-ja/guardium )は、SaaS、オンプレミス、パブリッククラウド・インフラストラクチャーのすべてのストレージ・ロケーションにおいて、あらゆるデータ・タイプに対応するデータ・セキュリティー・プラットフォームをセキュリティー・チームに提供するようになります。


Polar Securityの詳細は、https://www.polar.security/ をご参照ください。


当報道資料は、2023年5月16(現地時間)にIBM Corporationが発表したブログの抄訳です。原文はこちら( https://newsroom.ibm.com/IBM-to-Help-Automate-Cloud-Data-Protection-with-Acquisition-of-Polar-Security )をご参照ください。
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