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【教育・医療界で大反響!】『ネガティブ・ケイパビリティ』(帚木蓬生 著)7刷決定!

関西大学・良永康平副学長のWEBコラムにて本書をご紹介頂くなど、多くの教育・医療関係者に読まれています。

朝日新聞出版より昨年4月に刊行された朝日選書『ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力』(帚木蓬生著)は、発売から約1年近くロングセラーとして増刷を重ねており、このたびついに7刷が決定いたしました。




[画像: https://prtimes.jp/i/4702/401/resize/d4702-401-704917-0.jpg ]

山本周五郎賞、吉川英治文学賞など多くの受賞歴をもつ小説家であり、臨床40年の精神科医でもある著者が、悩める現代人に最も必要と考えるのは「共感する」こと。この共感が成熟する過程で伴走し、容易に答えの出ない事態に耐えうる能力が「ネガティブ・ケイパビリティ」です。

昨今ではセラピー犬の「心くん」の分かる仕組みからマニュアルに慣れた脳の限界、現代教育で重視されるポジティブ・ケイパビリティの偏り、希望する脳とプラセボ効果との関係など……、教育、医療、介護の現場でもたいへん注目されています。

昨年10月には、関西大学・良永康平副学長のWEBコラムでも本書が紹介されるなど、教育・医療関係の方々から多数の反響を頂いております。

【関西大学 執行部リレーコラム】
2017年10月13日 「ネガティブ・ケイパビリティ」(副学長 良永康平)
http://www.kansai-u.ac.jp/presiweb/news/top/detail.php?i=20
(以下コラムより抜粋)
 さてそれでは翻って、われわれはいかにあるべきか。教育者、研究者の端くれとして、どのように学生諸君のネガティブ・ケイパビリティを涵養すべきなのだろうか。そう簡単な解答は見つかるはずもないが、一つだけ確実なのは、学生には絶えず素早い解答を求めるのではなく、性急な解答を求められない問題や、求めない方が良い問題も存在することを認識した上で、じっくりと熟成させてゆくような教育を実践することであろう。そして結果が見えず、不確実ななかで行わなくてはならない研究の分野においては、より一層ネガティブ・ケイパビリティが不可欠であり、研究者としてもがき喘ぐ姿を晒すこともネガティブ・ケイパビリティを養成する教育の一つとなるかもしれない。
 以上、帚木氏の新著を紹介しつつ若干の感想を述べたが、本書の魅力はこれに尽きない。プラセボ効果とネガティブ・ケイパビリティ、シェイクスピアと紫式部のネガティブ・ケイパビリティ等々。御一読をお勧めしたい。

【書籍概要】
朝日選書『ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力』(帚木蓬生 著)
定価:1,404円(税込)
発売日:2017年4月10日
四六判並製・264ページ
https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=18977
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