【報道参考資料】ナイジェリア:拡大する人道危機 家や学校、命まで奪われる子どもたち
[15/01/23]
提供元:PRTIMES
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暴力により100万人が避難
[画像: http://prtimes.jp/i/5176/410/resize/d5176-410-375694-0.jpg ]
※本信はユニセフ本部の発信情報を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳、独自に編集した
ものです
※原文は http://www.unicef.org/media/media_78739.html でご覧いただけます
【2015年1月20日 ジュネーブ/ダカール/ニューヨーク】
ナイジェリアにおける暴力により、自宅からの避難を強いられ、教育の機会を逃し、命に
さえ危険が及ぶなど、子どもたちに深刻な影響が及んでいると、ユニセフが明らかに
しました。
「過去数週間で状況は悪化の一途を辿っており、より大規模な人道危機となりつつあり
ます。この暴力の影響が周辺の国々へ波及しないよう、あらゆる支援を実施する必要が
あります」と、ユニセフ西部・中部アフリカ地域事務所代表のマニュエル・フォンテーン
が述べました。
ナイジェリア北部を揺るがす暴力により、100万人近くの人々が自宅からの避難を強い
られており、13万5,000人以上がカメルーンやチャド、ニジェールなどへ逃れています。
最近発生した、ナイジェリア北東部バガ(Baga)に対する攻撃により、新たに周辺国へ
逃れる人々が相次いでおり、その大多数は女性や子どもたちです。これにより、人道危機
が地域全体に広がっています。
チャドには、今月初め以降、ナイジェリア難民やチャド帰還民9,000人以上が到着しており、
チャド国内に身を寄せるナイジェリア難民は、あわせて1万人を超えています。そして、
100人以上の子どもたちが、両親や保護者を伴わないまま国境を渡り、避難しています。
カメルーン北部地域にあるミナワオ(Minawao)難民キャンプに身を寄せるナイジェリア
難民は、2万5,000人以上。そのうち60%を子どもたちが占めており、子どもたちの栄養
不良率は警告レベルに及んでいることが、最近実施された調査で明らかになっています。
ニジェールのディファ(Diffa)地域では、ナイジェリア難民や帰還民の数が急増し
10万人にのぼっていますが、そのうち70%を女性と子どもが占めています。
ユニセフはパートナー団体と協力し、避難民や難民の子どもたちとその家族に、安全な
水や栄養、保健、教育、保護などの基本的な支援を実施しています。
・ナイジェリアでは、子ども6万5,000人以上に重度の急性栄養不良の治療ケア、子ども
300万人以上にビタミンAの補給を実施。訓練を受けた地域のボランティアが1万3,000人
以上の子どもたちに心のケアを行った。
・カメルーンでは、清潔な水を提供する施設10カ所とトイレ160基を設置し、衛生キット
1,300セットを配布。パートナー団体と協力し、栄養状態の検査や治療ケアを実施。
「子どもにやさしい空間」を4カ所設置し、社会心理的ケアを提供。
・チャドでは、マオ(Mao)の現場事務所と協力して、チャド湖周辺地域での活動を強化し、
衛生キットや栄養補助食、毛布や衣服、テント、水物資など、命を守るための支援物資
を配布。
・ニジェールでは、子ども9万6,000人以上にはしかの予防接種を実施(12月28日〜1月3日
にかけて)。より多くの難民や現地の子どもたちが勉強できるよう、学校の受け入れ
規模の強化も実施。
* * *
■画像・映像粗大のお貸し出しについて
ユニセフが所有するサイト内にて、画像・映像のお貸し出しを行っています(無償)
https://weshare.unicef.org/Package/2AM4080FDL1J
ご使用に当たっては下記の事項をご確認・遵守いただきますよう、お願いいたします。
・ユニセフの支援活動やその背景となる状況の説明としての使用
・画像・映像の編集・加工・トリミングは禁止
・提供元の記載>提供:(公財)日本ユニセフ協会
■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016 FAX : 03-5789-2036 Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
または
Christophe Boulierac ユニセフ・ジュネーブ
cboulierac@unicef.org, +41 799 639 244
Thierry Delvigne-Jean ユニセフ・ダカール事務所
tdelvignejean@unicef.org, +221 77 812300
Najwa Mekki ユニセフ本部ニューヨーク nmekki@unicef.org, +1 917 209 1804
■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(www.unicef.org)
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています
■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会の
ひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動
の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)
[画像: http://prtimes.jp/i/5176/410/resize/d5176-410-375694-0.jpg ]
※本信はユニセフ本部の発信情報を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳、独自に編集した
ものです
※原文は http://www.unicef.org/media/media_78739.html でご覧いただけます
【2015年1月20日 ジュネーブ/ダカール/ニューヨーク】
ナイジェリアにおける暴力により、自宅からの避難を強いられ、教育の機会を逃し、命に
さえ危険が及ぶなど、子どもたちに深刻な影響が及んでいると、ユニセフが明らかに
しました。
「過去数週間で状況は悪化の一途を辿っており、より大規模な人道危機となりつつあり
ます。この暴力の影響が周辺の国々へ波及しないよう、あらゆる支援を実施する必要が
あります」と、ユニセフ西部・中部アフリカ地域事務所代表のマニュエル・フォンテーン
が述べました。
ナイジェリア北部を揺るがす暴力により、100万人近くの人々が自宅からの避難を強い
られており、13万5,000人以上がカメルーンやチャド、ニジェールなどへ逃れています。
最近発生した、ナイジェリア北東部バガ(Baga)に対する攻撃により、新たに周辺国へ
逃れる人々が相次いでおり、その大多数は女性や子どもたちです。これにより、人道危機
が地域全体に広がっています。
チャドには、今月初め以降、ナイジェリア難民やチャド帰還民9,000人以上が到着しており、
チャド国内に身を寄せるナイジェリア難民は、あわせて1万人を超えています。そして、
100人以上の子どもたちが、両親や保護者を伴わないまま国境を渡り、避難しています。
カメルーン北部地域にあるミナワオ(Minawao)難民キャンプに身を寄せるナイジェリア
難民は、2万5,000人以上。そのうち60%を子どもたちが占めており、子どもたちの栄養
不良率は警告レベルに及んでいることが、最近実施された調査で明らかになっています。
ニジェールのディファ(Diffa)地域では、ナイジェリア難民や帰還民の数が急増し
10万人にのぼっていますが、そのうち70%を女性と子どもが占めています。
ユニセフはパートナー団体と協力し、避難民や難民の子どもたちとその家族に、安全な
水や栄養、保健、教育、保護などの基本的な支援を実施しています。
・ナイジェリアでは、子ども6万5,000人以上に重度の急性栄養不良の治療ケア、子ども
300万人以上にビタミンAの補給を実施。訓練を受けた地域のボランティアが1万3,000人
以上の子どもたちに心のケアを行った。
・カメルーンでは、清潔な水を提供する施設10カ所とトイレ160基を設置し、衛生キット
1,300セットを配布。パートナー団体と協力し、栄養状態の検査や治療ケアを実施。
「子どもにやさしい空間」を4カ所設置し、社会心理的ケアを提供。
・チャドでは、マオ(Mao)の現場事務所と協力して、チャド湖周辺地域での活動を強化し、
衛生キットや栄養補助食、毛布や衣服、テント、水物資など、命を守るための支援物資
を配布。
・ニジェールでは、子ども9万6,000人以上にはしかの予防接種を実施(12月28日〜1月3日
にかけて)。より多くの難民や現地の子どもたちが勉強できるよう、学校の受け入れ
規模の強化も実施。
* * *
■画像・映像粗大のお貸し出しについて
ユニセフが所有するサイト内にて、画像・映像のお貸し出しを行っています(無償)
https://weshare.unicef.org/Package/2AM4080FDL1J
ご使用に当たっては下記の事項をご確認・遵守いただきますよう、お願いいたします。
・ユニセフの支援活動やその背景となる状況の説明としての使用
・画像・映像の編集・加工・トリミングは禁止
・提供元の記載>提供:(公財)日本ユニセフ協会
■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016 FAX : 03-5789-2036 Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
または
Christophe Boulierac ユニセフ・ジュネーブ
cboulierac@unicef.org, +41 799 639 244
Thierry Delvigne-Jean ユニセフ・ダカール事務所
tdelvignejean@unicef.org, +221 77 812300
Najwa Mekki ユニセフ本部ニューヨーク nmekki@unicef.org, +1 917 209 1804
■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(www.unicef.org)
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています
■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会の
ひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動
の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)