空間電波総合セキュリティサービス「ミルカ」プロジェクトを開始 〜インターネットでプライベート空間の悪質な電波を調査〜
[08/12/04]
提供元:DreamNews
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NPO法人申請中のエコイット・イノベーション・グループ(以下EIG、本社:東京都世田谷区、理事長:佐藤聡)は、FOR-S株式会社(以下FOR-S、本社:東京都品川区、代表取締役社長:西平隆)が開発した「SpacePatrol」(インターネット回線を利用して、個人宅やオフィスなどの空間の電波情報を分析・解析し、空間の安心電波環境を可視化させ、無線式盗撮カメラや無線式盗聴器が調査空間にある場合は存在を確認し報告するシステム)を基幹とした空間セキュリティ総合サービス「ミルカ」プロジェクトを特定非営利に準ずる公共的サービスとして開始します。
2008年12月4日 (プレスリリース資料)
特定非営利活動法人 エコイット・イノベーション・グループ
FOR-S株式会社
空間電波総合セキュリティサービス「ミルカ」プロジェクトを開始
〜インターネットでプライベート空間の悪質な電波を調査〜
NPO法人申請中のエコイット・イノベーション・グループ(以下EIG、本社:東京都世田谷区、理事長:佐藤聡)は、FOR-S株式会社(以下FOR-S、本社:東京都品川区、代表取締役社長:西平隆)が開発した「SpacePatrol」(インターネット回線を利用して、個人宅やオフィスなどの空間の電波情報を分析・解析し、空間の安心電波環境を可視化させ、無線式盗撮カメラや無線式盗聴器が調査空間にある場合は存在を確認し報告するシステム)を基幹とした空間セキュリティ総合サービス「ミルカ」プロジェクトを特定非営利に準ずる公共的サービスとして開始します。
基幹システムは、FOR-Sが開発した「SIMS」(スペースインフォメーションマネージメントシステム)エンジンを使用し、SIMSエンジン搭載の専用端末機「Mirca2.0」を調査空間に設置、インターネット回線で専用端末機と管制センターを接続する事で、オンラインによる空間電波の可視化・データベース化を可能としました。
当サービスは地域の様々な空間電波の安全な形をデータベース化することにより、地域全体の空間情報における安心安全を可視化して、行政の市民サービスなどに事業化を推進していきます。
1.背景と目的
インターネット、ブロードバンド環境の充実、ビジネスのグローバル化に伴い、新たなブロードバンドリスクともいえる空間情報技術を悪用したセキュリティリスクが発生しています。
音声・映像情報によるプライバシー侵害(P-damage)や法人における組織情報や開発技術、
新製品等の機密情報の漏洩など、急速に拡大・深刻化しつつあります。しかし先進諸外国に比べ日本企業・国民のセキュリティーに関する認識レベルは低く、ほとんどのケースで『他人事』意識が抜けず、被害を受けていることさえ実感できていないのが現状です。
こうした社会の現状に対して警鐘を鳴らし、一般市民や企業が「安心・安全の空間情報環境」を
享受でき、深刻な個人・法人情報漏洩の被害にあわないよう、「予防こそ最大の防御」の考えの下、地域社会の安心・安全に貢献する「ミルカ」事業を展開することとなりました。
2.「ミルカ」プロジェクトのサービス概要
(1) 「Dr.ミルカ」
調査空間を人間に例えれば、誰もが普段やっている定期健診のように空間の安心電波環境をホームドクター(遠隔検診)気分で気軽に調査できるウェブオンラインサービス。(http://www.ecoit-i.org/mirca/)
(FOR-Sが運営する「GSオンライン検診センター」と調査空間をインターネットで結び専門技術者が遠隔にて可視化し報告いたします)
(2) 「ER.ミルカ」
スポーツ施設や商業施設のプライベート空間を対象に24時間365日オンラインにて、安心空間環境が維持できているか可視化し、万が一無線式盗撮カメラが持ち込まれた場合は登録している施設管理者に緊急通知するサービス。(FOR-Sが運営する「オンライン空間情報管理センター」と調査空間をインターネットで結び専門技術者が遠隔にて管理・可視化し報告いたします)
いずれも、主幹システムとして、FOR-Sが開発した「SpacePatrol」を利用するが、「ミルカ」プロジェクトで得たマーケティングデータに関しては両社が協力して公共的役割を担うものとして情報公開をしていく。
3.技術のポイント
(1) 一定の管理空間内の空間情報(電波周波数)を探索し「可視化」「データベース化」
・半径約10m以内の場所で、管理空間情報を可視化、インターネットを通じて繋がれている遠隔管制サーバに周波数情報及び、映像信号・音声情報を転送します。
(2) 「Mirca2.0」設置環境の空間情報習得のための自己学習機能
・設置の際、設置場所の無線電波環境を習得学習し、アラートの発生を最適・最小化します。
(3) 例外周波数登録のサポート機能(DBのホワイトリスト化・ブラックリスト化)
・法定周波数や、固定周波数を遠隔管制サーバから認可を受けて内部フラッシュメモリーに保存し、周波数探索の時、該当周波数と一致する周波数範囲は自動的にスキップすることにより探索時間を短縮できます。
(4)「Mirca2.0」(専用端末機)ファームウェアアップグレード
・電源が入っている状態から管制サーバ上でインターネットを通じたオンライン上でファームウェアソフトのアップグレードができます。
(5) アラート発生件数の最小化
・現在の社会は無線環境の多様化により、無限なアラート発生の原因となっています。管理者がスムースに管理できるようにさせるためには、これを適切にアルゴリズム化してアラート発生を最小化させざるを得ない。SIMSエンジンには独自のアルゴリズムを使い、アラート発生の頻度を最小化しました。
4.各社の役割
(1)EIG
本サービスを公共的サービスとして構築し、会員パートナーと共に日本全国に啓発運動を行っていく
(2)FOR-S
本サービスに必要な技術を提供し、時代に合う技術並びに安全認証を提供していく
5.今後の予定
EIGは、本サービスの公共的な評価と会員を対象としたマーケティングに基づき、日本全国の地域における空間情報の安全活動を行政・民間企業の協力を取り込みながら、拡大していく。
FOR-Sは、技術的な評価とフィードバックに基づいて、空間情報管理・調査技術の研究開発を進め、新分野におけるメーカーとしての基盤を構築する。
・(別紙1) 「ミルカ」プロジェクトプラットフォーム
・(別紙2) 「SIMS空間情報管理」プラットホーム
・(別紙3) SIMSエンジン
本件に関する問合せ先
特定非営利活動法人(東京都知事認可申請中) エコイット・イノベーション・グループ
事務局 鈴木
Tel:03-3482-6707
E-mail:office@ecoit-i.org
FOR-S株式会社
営業部 芹澤
Tel:03-5715-1248
E-mail:ss-patrol@for-s.jp
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