サイクロン・パム 今週から段階的に学校再開へ 【報道参考資料】
[15/03/27]
提供元:PRTIMES
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ほとんどの島で水不足が続く
[画像1: http://prtimes.jp/i/5176/446/resize/d5176-446-747733-0.jpg ]
ユニセフの情勢レポート(2015年3月25日〜26日分)より、サイクロン・パム被災地の
状況とユニセフの活動ハイライトをご報告します。
原文は、 http://j.mp/1CsAesj でご覧いただけます。
【2015年3月26日 発】
■ハイライト
・バヌアツのほとんどの島では深刻な水不足が起こっており、衛生環境の悪化や医療の
不足による病気の広がりが危惧されています。特にアクセスが困難な離島の子ども
たちは、厳しい状況にあります。
・学校は、今週から徐々に再開する見込み。ユニセフは仮設教室の設置や教材の調達、
幼稚園のためのおもちゃなどの支援を急いでいます。
・ユニセフの物資調達チームはWFPと共同で、バヌアツの空港に、すべての国連機関や
NGO団体に届く支援物資に対応する、支援物資の一時保管施設を設置しました。
・ソロモン諸島の中で最も被害が大きかったテモツ島へ、石けんや浄水剤、水容器
などの衛生支援物資を提供しています。
・ツバルにも支援が届きはじめ、状況は改善に向かっています。
■バヌアツ
バヌアツ政府は、すでに避難所閉鎖を支持しており、3月28日までに80%を閉鎖する方向。
現在、当初43カ所に設置された避難所のうち、19カ所が使用されており、1,060人が避難
生活を送っています。
<教育>
[画像2: http://prtimes.jp/i/5176/446/resize/d5176-446-540089-2.jpg ]
・学校は、今週から3月30日にかけて、段階的に再開される予定です。避難所として使用
されている学校はすでに2校にまで減っていますが、校舎が被災している学校も多く、
ユニセフは、仮設教室の設置などの支援を急いでいます。
・教育部門の調査で、タフェア州、トルバ州、ぺナマ州、マランパ州、シェファ州では
50%の学校が被災していることが確認されました。被災した400校のうち250校の校舎
や設備が損傷しています。
・幼稚園児から中学生までの3万人の子どもを対象に教育支援を展開しており、すでに
1万3,000人が緊急教育支援物資の支援を受けています。
<保健・栄養>
・6つの予防接種チームがポートビラ周辺の村々を巡回し、9日間で5歳未満児8,707人に
はしか、ポリオ、破傷風の予防接種を実施しました。この重要なキャンペーンを継続
するため、追加のワクチンが23日に到着。ポートビラでは1万人を目標に活動を続け
ます。
・乳幼児の栄養についての重要なメッセージをラジオで流したり、妊産婦向けの栄養
指導リーフレットを配布するなど、栄養不良を防ぐ支援を進めています。
<水と衛生>
・各地で雨水貯水タンクが破損したり水源が汚染されており、バヌアツのほとんどの島
で深刻な水不足が生じ、およそ11万人の人々が、安全な水にアクセスできない状況
です。
・ユニセフは、水の運搬用の貯水タンクや容器をポートビラ周辺をはじめ各島に届ける
と同時に、石けんや衛生用品の支援も行っています。
<子どもの保護>
・フィジーから発送されたレクリエーションキット60セットが海路で到着し、子ども
たちが安全に遊べる空間の設置についてパートナー団体と協議をしています。
・政府やパートナー団体とともに、女性への暴力に関する心理・社会的ケアや実際の
ケースへの対応に関するプランを策定中です。
■周辺諸国
[画像3: http://prtimes.jp/i/5176/446/resize/d5176-446-960928-1.jpg ]
・ツバルでは、非常事態宣言が3月27日まで延長されました。ユニセフは、子どもたち
の脱水症を防ぐ経口補水塩を、追加分を含め合計4,000袋届けました。
・ソロモン諸島の中でもっとも被害が大きかったテモツ島へ、石けん、浄水剤、水容器
などの衛生資材を船で届けています。
・キリバスでおこなわれた被害状況調査では、2,174人が被災したと見積もられています。
* * *
■バヌアツの状況(3/25-26現在・国連まとめ)
・被災者数:22の島で16万6,000人、うち8万2,000人が子ども
・タンナ島では3万人が被災し、家屋の50%が倒壊
・学校再開支援を必要としている子ども:5万7,000人
・安全な学習環境を必要とする子ども:5万人
・これまでにユニセフが予防接種を実施した5歳未満の子どもの人数:8,707人
■ソロモン諸島の状況
テモツ州の被害が甚大
ユニセフは6月までの3カ月間の緊急支援に必要な480万米ドルの支援を国際社会に要請。
2015年末までには、さらに250万米ドルが必要と発表
* * *
日本ユニセフ協会は迅速な支援活動を支えるため、3月19日に10万米ドルを拠出しました。
また、さらなる活動資金となる緊急募金へのご協力を呼びかけています。報道関係の
皆様におかれましては、ユニセフ『自然災害緊急募金』の告知にご協力いただけます
よう、お願いいたします。
■□ 自然災害緊急募金 □■
郵便局(ゆうちょ銀行) 振替口座:00190-5-31000
口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会
※通信欄に「自然災害緊急募金」と明記願います。
※窓口での振り込みの場合は、送金手数料が免除されます。
※公益財団法人 日本ユニセフ協会への寄付金には、特定公益増進法人への寄付として、
所得税、相続税、法人税の税制上の優遇措置があります。また一部の自治体では、
個人住民税の寄付金控除の対象となります。
※募金に関する一般からの問い合わせ:フリーダイヤル0120-88-1052(平日9時〜18時)
* * *
バヌアツで支援活動にあたる根本巳欧 緊急支援専門官への取材のご希望は、
日本ユニセフ協会広報室までお問い合わせください。
* * *
■画像・映像素材のお貸し出しについて
ユニセフ本部サイト内にて、画像・映像のお貸し出しを行っています(無償)>
http://uni.cf/1Eh6Z8J
ご使用に当たっては下記の事項をご確認・遵守いただきますよう、お願いいたします。
・ユニセフの支援活動やその背景となる状況の説明としての使用
・画像・映像の編集・加工・トリミングは禁止
・提供元の記載 > 提供:(公財)日本ユニセフ協会
■報道お問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016 FAX : 03-5789-2036 jcuinfo@unicef.or.jp
■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(www.unicef.org)
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています。
■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会の
ひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動
の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)
[画像1: http://prtimes.jp/i/5176/446/resize/d5176-446-747733-0.jpg ]
ユニセフの情勢レポート(2015年3月25日〜26日分)より、サイクロン・パム被災地の
状況とユニセフの活動ハイライトをご報告します。
原文は、 http://j.mp/1CsAesj でご覧いただけます。
【2015年3月26日 発】
■ハイライト
・バヌアツのほとんどの島では深刻な水不足が起こっており、衛生環境の悪化や医療の
不足による病気の広がりが危惧されています。特にアクセスが困難な離島の子ども
たちは、厳しい状況にあります。
・学校は、今週から徐々に再開する見込み。ユニセフは仮設教室の設置や教材の調達、
幼稚園のためのおもちゃなどの支援を急いでいます。
・ユニセフの物資調達チームはWFPと共同で、バヌアツの空港に、すべての国連機関や
NGO団体に届く支援物資に対応する、支援物資の一時保管施設を設置しました。
・ソロモン諸島の中で最も被害が大きかったテモツ島へ、石けんや浄水剤、水容器
などの衛生支援物資を提供しています。
・ツバルにも支援が届きはじめ、状況は改善に向かっています。
■バヌアツ
バヌアツ政府は、すでに避難所閉鎖を支持しており、3月28日までに80%を閉鎖する方向。
現在、当初43カ所に設置された避難所のうち、19カ所が使用されており、1,060人が避難
生活を送っています。
<教育>
[画像2: http://prtimes.jp/i/5176/446/resize/d5176-446-540089-2.jpg ]
・学校は、今週から3月30日にかけて、段階的に再開される予定です。避難所として使用
されている学校はすでに2校にまで減っていますが、校舎が被災している学校も多く、
ユニセフは、仮設教室の設置などの支援を急いでいます。
・教育部門の調査で、タフェア州、トルバ州、ぺナマ州、マランパ州、シェファ州では
50%の学校が被災していることが確認されました。被災した400校のうち250校の校舎
や設備が損傷しています。
・幼稚園児から中学生までの3万人の子どもを対象に教育支援を展開しており、すでに
1万3,000人が緊急教育支援物資の支援を受けています。
<保健・栄養>
・6つの予防接種チームがポートビラ周辺の村々を巡回し、9日間で5歳未満児8,707人に
はしか、ポリオ、破傷風の予防接種を実施しました。この重要なキャンペーンを継続
するため、追加のワクチンが23日に到着。ポートビラでは1万人を目標に活動を続け
ます。
・乳幼児の栄養についての重要なメッセージをラジオで流したり、妊産婦向けの栄養
指導リーフレットを配布するなど、栄養不良を防ぐ支援を進めています。
<水と衛生>
・各地で雨水貯水タンクが破損したり水源が汚染されており、バヌアツのほとんどの島
で深刻な水不足が生じ、およそ11万人の人々が、安全な水にアクセスできない状況
です。
・ユニセフは、水の運搬用の貯水タンクや容器をポートビラ周辺をはじめ各島に届ける
と同時に、石けんや衛生用品の支援も行っています。
<子どもの保護>
・フィジーから発送されたレクリエーションキット60セットが海路で到着し、子ども
たちが安全に遊べる空間の設置についてパートナー団体と協議をしています。
・政府やパートナー団体とともに、女性への暴力に関する心理・社会的ケアや実際の
ケースへの対応に関するプランを策定中です。
■周辺諸国
[画像3: http://prtimes.jp/i/5176/446/resize/d5176-446-960928-1.jpg ]
・ツバルでは、非常事態宣言が3月27日まで延長されました。ユニセフは、子どもたち
の脱水症を防ぐ経口補水塩を、追加分を含め合計4,000袋届けました。
・ソロモン諸島の中でもっとも被害が大きかったテモツ島へ、石けん、浄水剤、水容器
などの衛生資材を船で届けています。
・キリバスでおこなわれた被害状況調査では、2,174人が被災したと見積もられています。
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■バヌアツの状況(3/25-26現在・国連まとめ)
・被災者数:22の島で16万6,000人、うち8万2,000人が子ども
・タンナ島では3万人が被災し、家屋の50%が倒壊
・学校再開支援を必要としている子ども:5万7,000人
・安全な学習環境を必要とする子ども:5万人
・これまでにユニセフが予防接種を実施した5歳未満の子どもの人数:8,707人
■ソロモン諸島の状況
テモツ州の被害が甚大
ユニセフは6月までの3カ月間の緊急支援に必要な480万米ドルの支援を国際社会に要請。
2015年末までには、さらに250万米ドルが必要と発表
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日本ユニセフ協会は迅速な支援活動を支えるため、3月19日に10万米ドルを拠出しました。
また、さらなる活動資金となる緊急募金へのご協力を呼びかけています。報道関係の
皆様におかれましては、ユニセフ『自然災害緊急募金』の告知にご協力いただけます
よう、お願いいたします。
■□ 自然災害緊急募金 □■
郵便局(ゆうちょ銀行) 振替口座:00190-5-31000
口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会
※通信欄に「自然災害緊急募金」と明記願います。
※窓口での振り込みの場合は、送金手数料が免除されます。
※公益財団法人 日本ユニセフ協会への寄付金には、特定公益増進法人への寄付として、
所得税、相続税、法人税の税制上の優遇措置があります。また一部の自治体では、
個人住民税の寄付金控除の対象となります。
※募金に関する一般からの問い合わせ:フリーダイヤル0120-88-1052(平日9時〜18時)
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バヌアツで支援活動にあたる根本巳欧 緊急支援専門官への取材のご希望は、
日本ユニセフ協会広報室までお問い合わせください。
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■画像・映像素材のお貸し出しについて
ユニセフ本部サイト内にて、画像・映像のお貸し出しを行っています(無償)>
http://uni.cf/1Eh6Z8J
ご使用に当たっては下記の事項をご確認・遵守いただきますよう、お願いいたします。
・ユニセフの支援活動やその背景となる状況の説明としての使用
・画像・映像の編集・加工・トリミングは禁止
・提供元の記載 > 提供:(公財)日本ユニセフ協会
■報道お問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016 FAX : 03-5789-2036 jcuinfo@unicef.or.jp
■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(www.unicef.org)
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています。
■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会の
ひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動
の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)