4/24〜30は「世界予防接種週間」 予防接種で守られる150万人の命 【プレスリリース】
[15/04/23]
提供元:PRTIMES
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今年のテーマは”格差を埋める”
[画像1: http://prtimes.jp/i/5176/466/resize/d5176-466-912350-0.jpg ]
※本信は、ユニセフ本部の発信情報をもとに日本ユニセフ協会が作成・配信しています。
※原文をご入用の方は、日本ユニセフ協会広報室までお問い合わせください。
【2015年4月23日 ニューヨーク/東京発】
毎年4月24日から30日は世界予防接種週間です。世界予防接種週間は、世界中で多くの
幼い命を守っているワクチンの重要性について再認識してもらえるよう、毎年4月下旬に
設けられています。
今年のテーマは「“Closing the Gap”= 格差を埋める」。
社会から最も取り残された子どもたちへ予防接種を届けることに焦点を置き、すべての
子どもたちが予防接種を受けられる世界の実現を、国際社会に訴えます。
予防接種によって、毎年推計200万人〜300万人の子どもたちの命が、ジフテリアや
破傷風、百日咳、はしかなどの感染症から守られています。1990年、世界で5歳の誕生日
を迎えることなく亡くなる子どもは年間1,270万人でしたが、2013年には630万人にまで
減少しました。これは毎日1万7,000人の子どもの命が救われていることになり、予防接種
事業は、この成果に大きく貢献しています。
その一方で、毎年150万人以上の子どもが、予防接種で予防可能な病気で死亡しています。
もしこの子どもたちが予防接種を受けることができれば、毎年150万人の子どもの命が
守られることになります。
予防接種事業は、公衆衛生分野の支援活動の中でも、最も費用対効果が高く、最も成功
している事業です。そのため、次世代にわたって私たちが投資できる最も費用対効果の
高い公衆衛生事業なのです。もし世界の72の最貧困国において、既存の予防接種事業
をより拡大すれば、640万人の命を守ることができ、62億ドルの治療費用と1,450億ドルの
生産性の喪失を回避できる可能性があります。
* * *
[画像2: http://prtimes.jp/i/5176/466/resize/d5176-466-267088-1.jpg ]
■予防接種に関するファクト
<概要>
・毎年推定200万人〜300万人の子どもたちが、予防接種によって、ジフテリアや破傷風、
百日咳、はしかの感染症から命を守られている。
・毎年150万人以上の子どもが、予防接種で予防可能な病気で死亡している。もしこの
子どもたちが予防接種を受けることができれば、毎年150万人の子どもの命が守られる。
・2013年、2,180万人の子どもたち-およそ5人にひとりの乳児が予防接種を受けることが
できなかった。この子どもたちは、予防接種を受けられないことで死や障がいのリスク
に晒されており、人生においてだれもが享受すべき平等な機会を失っている。
・子どもたちが予防接種を受けられない理由はさまざまある。辿り着くのが困難な
コミュニティで暮らしていたり、貧困によって社会から取り残されていたり、紛争で
アクセスが遮断されているなど。経済的により豊かな環境で暮らしている子どもたちと
比較すると、低・中所得国における最貧困層の子どもたちは、5歳未満で死亡するリスク
が2倍。
・仮にすべての子どもたちが予防接種を受けることができれば、2011年から2020年の間に、
2,500万人の命が守られることになる。
<破傷風>
・妊産婦・新生児破傷風は、世界のおよそ25カ国で公衆衛生分野の課題となり続けている。
2013年だけで、およそ5万人の新生児が破傷風により死亡している。
・予防接種の普及で、1999年以降、リスクが最も高い59カ国のうち34カ国で妊産婦・
新生児破傷風が根絶された。
<ポリオ>
・26年前の1988年、世界では年間35万人がポリオに感染していたが、2013年には年間416人
にまで減少。現在、ポリオ常在国はアフガニスタン、ナイジェリア、パキスタンの3カ国。
・政治的努力とコミュニティを巻き込んだ活動により、アフリカ大陸においては、2014年
8月以降、野生株ポリオ・ウイルスが確認されていない(ポリオ常在国の一つである
ナイジェリアを含む)。
<DTP>
・2013年、推計84%の乳児が、ジフテリア、百日咳、破傷風の3種混合ワクチン(DTP)を
3度にわたり接種することができた(1980年にはたった20%)。ジフテリア、百日咳、
破傷風は、5歳未満の子どもが感染すると死に至る恐れがある感染症。
<はしか>
・はしかの予防接種により、2000年から2013年の間に1,560万人近くの命が守られた。
しかし現在も、感染力の高いはしかに感染する人は毎年2,000万人以上いる。
・はしかによって命を落とす子どもは、毎日330人。その多くがアフリカとアジアの
子どもたち。
* * *
ユニセフはまた、子どもたちに予防接種を届ける際に、栄養不良を防ぐためのビタミンA
補給剤、マラリアから守るための殺虫剤処理を施した蚊帳、寄生虫対策のための虫下しの
配布などの保健ケアも提供しています。
* * *
■動画・画像のご案内
世界各地での予防接種活動の動画や写真をご用意しております(英語)。
http://j.mp/unicef-WIW2015
日本ユニセフ協会Youtubeでは、日本語テロップ付の映像をご用意しております。
http://www.youtube.com/user/UNICEFJapanNatCom
ご使用(無償)を希望の際は、広報室(後述)にお問い合わせください。
* * *
■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016 FAX : 03-5789-2036 Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
または
Kate Donovan ユニセフ・ニューヨーク本部, TEL: +1 212 326 7452
Eメール: ecarwardine@unicef.org
* * *
■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(www.unicef.org)
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています
■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会の
ひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動
の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)
[画像1: http://prtimes.jp/i/5176/466/resize/d5176-466-912350-0.jpg ]
※本信は、ユニセフ本部の発信情報をもとに日本ユニセフ協会が作成・配信しています。
※原文をご入用の方は、日本ユニセフ協会広報室までお問い合わせください。
【2015年4月23日 ニューヨーク/東京発】
毎年4月24日から30日は世界予防接種週間です。世界予防接種週間は、世界中で多くの
幼い命を守っているワクチンの重要性について再認識してもらえるよう、毎年4月下旬に
設けられています。
今年のテーマは「“Closing the Gap”= 格差を埋める」。
社会から最も取り残された子どもたちへ予防接種を届けることに焦点を置き、すべての
子どもたちが予防接種を受けられる世界の実現を、国際社会に訴えます。
予防接種によって、毎年推計200万人〜300万人の子どもたちの命が、ジフテリアや
破傷風、百日咳、はしかなどの感染症から守られています。1990年、世界で5歳の誕生日
を迎えることなく亡くなる子どもは年間1,270万人でしたが、2013年には630万人にまで
減少しました。これは毎日1万7,000人の子どもの命が救われていることになり、予防接種
事業は、この成果に大きく貢献しています。
その一方で、毎年150万人以上の子どもが、予防接種で予防可能な病気で死亡しています。
もしこの子どもたちが予防接種を受けることができれば、毎年150万人の子どもの命が
守られることになります。
予防接種事業は、公衆衛生分野の支援活動の中でも、最も費用対効果が高く、最も成功
している事業です。そのため、次世代にわたって私たちが投資できる最も費用対効果の
高い公衆衛生事業なのです。もし世界の72の最貧困国において、既存の予防接種事業
をより拡大すれば、640万人の命を守ることができ、62億ドルの治療費用と1,450億ドルの
生産性の喪失を回避できる可能性があります。
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[画像2: http://prtimes.jp/i/5176/466/resize/d5176-466-267088-1.jpg ]
■予防接種に関するファクト
<概要>
・毎年推定200万人〜300万人の子どもたちが、予防接種によって、ジフテリアや破傷風、
百日咳、はしかの感染症から命を守られている。
・毎年150万人以上の子どもが、予防接種で予防可能な病気で死亡している。もしこの
子どもたちが予防接種を受けることができれば、毎年150万人の子どもの命が守られる。
・2013年、2,180万人の子どもたち-およそ5人にひとりの乳児が予防接種を受けることが
できなかった。この子どもたちは、予防接種を受けられないことで死や障がいのリスク
に晒されており、人生においてだれもが享受すべき平等な機会を失っている。
・子どもたちが予防接種を受けられない理由はさまざまある。辿り着くのが困難な
コミュニティで暮らしていたり、貧困によって社会から取り残されていたり、紛争で
アクセスが遮断されているなど。経済的により豊かな環境で暮らしている子どもたちと
比較すると、低・中所得国における最貧困層の子どもたちは、5歳未満で死亡するリスク
が2倍。
・仮にすべての子どもたちが予防接種を受けることができれば、2011年から2020年の間に、
2,500万人の命が守られることになる。
<破傷風>
・妊産婦・新生児破傷風は、世界のおよそ25カ国で公衆衛生分野の課題となり続けている。
2013年だけで、およそ5万人の新生児が破傷風により死亡している。
・予防接種の普及で、1999年以降、リスクが最も高い59カ国のうち34カ国で妊産婦・
新生児破傷風が根絶された。
<ポリオ>
・26年前の1988年、世界では年間35万人がポリオに感染していたが、2013年には年間416人
にまで減少。現在、ポリオ常在国はアフガニスタン、ナイジェリア、パキスタンの3カ国。
・政治的努力とコミュニティを巻き込んだ活動により、アフリカ大陸においては、2014年
8月以降、野生株ポリオ・ウイルスが確認されていない(ポリオ常在国の一つである
ナイジェリアを含む)。
<DTP>
・2013年、推計84%の乳児が、ジフテリア、百日咳、破傷風の3種混合ワクチン(DTP)を
3度にわたり接種することができた(1980年にはたった20%)。ジフテリア、百日咳、
破傷風は、5歳未満の子どもが感染すると死に至る恐れがある感染症。
<はしか>
・はしかの予防接種により、2000年から2013年の間に1,560万人近くの命が守られた。
しかし現在も、感染力の高いはしかに感染する人は毎年2,000万人以上いる。
・はしかによって命を落とす子どもは、毎日330人。その多くがアフリカとアジアの
子どもたち。
* * *
ユニセフはまた、子どもたちに予防接種を届ける際に、栄養不良を防ぐためのビタミンA
補給剤、マラリアから守るための殺虫剤処理を施した蚊帳、寄生虫対策のための虫下しの
配布などの保健ケアも提供しています。
* * *
■動画・画像のご案内
世界各地での予防接種活動の動画や写真をご用意しております(英語)。
http://j.mp/unicef-WIW2015
日本ユニセフ協会Youtubeでは、日本語テロップ付の映像をご用意しております。
http://www.youtube.com/user/UNICEFJapanNatCom
ご使用(無償)を希望の際は、広報室(後述)にお問い合わせください。
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■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016 FAX : 03-5789-2036 Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
または
Kate Donovan ユニセフ・ニューヨーク本部, TEL: +1 212 326 7452
Eメール: ecarwardine@unicef.org
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■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(www.unicef.org)
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています
■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会の
ひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動
の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)