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今年、世界14ヵ国でワールドツアーを行い、3万5000人のファンから熱狂的に迎えられ、今国内外から最も注目を集めるVersailles（ヴェルサイユ）。07年にヴォーカルのKAMIJOとギターのHIZAKIを中心に5人で結成。フランス貴族をイメージした衣装やメイクでヴィジュアルを徹底し、薔薇がつたうように絡むツインギターと激しく感情的なリズムで“薔薇の末裔”の物語を歌詞の中で描いてゆく…。その耽美的な世界観が国内外で支持され、ワールドツアーは北欧やドイツ・フランス、南米を始め、世界中で大盛況を収めている。そのワールドツアーの最後を飾るファイナル公演を9月4日、渋谷C.C.Lemonホールで行った。この模様が10月19日（火）深夜1:00〜ＷＯＷＯＷで放送される。

　真紅の薔薇とレッドカーペットで彩られたステージに、メンバーが華麗な衣装を身に纏い登場すると、会場のボルテージは一気に上昇。「今宵は美しく楽しく激しく、淫らに狂い咲いちまおうぜ！」とKAMIJOは客席に呼びかけ、1月にリリースしたメジャーデビューアルバム「JUBILEE」から「愛と哀しみのノクターン」「月下香」「Ascendead Master」などを披露。扇情的なハイトーンヴォイスをホールに響かせた。HIZAKIは赤いドレスをひるがえしながら華麗なギターテクを魅せ、もうひとりのギタリスト、TERUも速弾きのソロで、女性ファンだけでなく数多く集まった男性ファンをも魅了。YUKIの正確かつパワフルなドラムとの相乗効果で、Versaillesの音が空間を支配した。

　アンコールでは、昨年急逝したベーシストJasmine Youに代わって、今回のツアーを支えたMASASHIが、Versaillesの6人目のメンバーとして正式加入することが発表された。KAMIJOは多くを語らず、「新生Versaillesをよろしくお願いします。このメンバーで初めて発表するシングルを今日ここにいる、愛する人たちに捧げます」と、10月27日に発売する新曲「DESTINY-The Lovers-」を熱唱。会場は感動的な拍手に包まれた。ハイレベルなメタルサウンドでありながら、どんな方でも入り込みやすいメロディアスな楽曲とサービス精神あふれる美しいパフォーマンスで、今後ますます注目度を増しそうなVersailles。その第二幕が始まったメモリアルなライブをＷＯＷＯＷの放送で目撃しよう。


【番組情報】

「Versailles World Tour 2010“Method of Inheritance”-GRAND FINAL-
CHATEAU DE VERSAILLES」
10月19日（火）深夜1:00〜ＷＯＷＯＷでハイビジョン放送