流入が減っているのは本当に「AIによる概要」のせい?AI Overviewsの利用実態調査
[26/01/13]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
「AIによる概要(AI Overviews)」の利用実態│2025年12月調査
DX&マーケティング事業を展開するナイル株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:高橋飛翔、以下「ナイル」)は、全国の20〜60代の男女752名を対象に、Google検索結果に表示される「AIによる概要(AI Overviews)」をどのように利用しているのかを調査。「AIによる概要」だけで検索行動は終了するのか、検索結果や参照サイト(リンク)を閲覧することはあるのかなどについて検証しました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/55900/636/55900-636-4248d4666419161aad580adfbd84b6dc-1001x564.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
この調査のまとめ
- 「AIによる概要」を毎回必ず読むユーザーは1割程度。多くのユーザーは検索意図や状況に応じて選択的に参照している。特に20代では積極的な閲覧が目立つ一方、40代以降は補助的な利用にとどまる傾向が見られた。
- 「AIによる概要」閲覧後、約7割が通常の検索結果もクリック。その最大の理由は「情報の正確性を確認したいから」(44.8%)で、AIへの信頼はまだ確立されていないことがうかがえる。
- 「AIによる概要」で紹介された企業や商品・サービスについて、後から検索した経験があるユーザーは約半数。「AIによる概要」は直接的に行動を強く促す存在というより、ユーザーの関心を喚起する役割がメインか。
- 「AIによる概要」内の参照元サイト(リンク)は半数以上がクリック経験あり(Q6)。参照元クリックの理由は「根拠の確認」が56.5%(Q7)と過半数を占め、AI情報の裏取りニーズが明確に。
調査概要
・調査期間:2025年12月22日〜24日
・調査方法:インターネット調査(Fastask利用)
・調査対象:全国の20〜60代の男女752名
「AIによる概要」は毎回読むものではなく、必要に応じて参照されている
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/55900/636/55900-636-d0c56490ed1b016fd5151fd106cd8738-1200x800.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「AIによる概要」を「必ず読む」と回答したのはわずか10.5%にとどまり、最も多かったのは「気になったときだけ読む」(31.1%)でした。
「だいたい読む」(25.5%)を合わせても、積極的に活用しているユーザーは約3割程度です。
このことから、AIによる概要はユーザーにとって“常に確認する情報源”というよりも、検索意図や状況に応じて取捨選択される存在であることがうかがえます。
<年齢別:「AIによる概要」の閲覧傾向>
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/55900/636/55900-636-9e77ecbc33303a312d7d8d4fa4c2065a-924x502.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
また、これを年齢別に見ると、若年層ほど「必ず読む」「だいたい読む」の割合が高く、20代では合わせて52.7%が積極的に活用していました。
一方、40代以降になると「気になったときだけ読む」の割合が高くなり、状況に応じて利用される傾向が強いようです。
この結果から、若年層ほど「AIによる概要」を起点に情報収集を行っており、中高年層は必要に応じて補助的に参照する姿勢が強いことがわかります。
「AIによる概要」はユーザーの疑問解消の補助役にとどまる傾向
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/55900/636/55900-636-17537a62bebd715fdb0f6655987d88a0-1200x800.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「AIによる概要」だけで検索時の疑問や悩みが解決したと感じる経験について、「よくある」「ときどきある」を合わせると、約7割のユーザーが何らかの解決経験を持つことがわかりました。
ただし、「よくある」は14.8%にとどまり、過半数は「ときどきある」(54.3%)に集中しています。
この結果から、「AIによる概要」は検索課題を“毎回完全に解決する存在”というよりも、状況次第で役立つ情報源として認識されているといえるでしょう。
一方で、「ほとんどない」(25.4%)、「一度もない」(5.5%)と答えたユーザーは約3割。
これは、「AIによる概要」が期待する情報を提供できていない、あるいは最終的な判断や理解には追加の情報が必要だと感じている状況も浮き彫りになりました。
この調査結果を踏まえると、「AIによる概要」だけが自然検索のクリック数・セッション数減少を引き起こしているとは言い切れません。
しかし、疑問が比較的簡単に解消される検索においては、「AIによる概要」だけで満足し、通常の検索結果のクリックやセッションが発生しにくくなっている可能性はあると考えられます。
「AIによる概要」閲覧後も7割が検索結果をクリック、AI回答の裏付けを求める行動が顕著
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/55900/636/55900-636-86d13922f479c703dcd34fa87258eea3-1200x800.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「AIによる概要」を読んだ後に通常の検索結果(青いリンク)をクリックするかという設問では、「ほぼ必ずクリックする」(19.3%)と「状況によってクリックする」(50.0%)を合わせて、約7割のユーザーがAIによる概要だけでは完結せず、さらなる情報収集を行っていることがあきらかになりました。
特に注目したいのは、「状況によってクリックする」が半数を占めている点。
これは前問の「AIの回答だけで検索時の疑問や悩みが解決したと感じる経験」について、「ときどき解決する」が半数を超えていたことに通じており、ユーザーが「AIによる概要」の内容を確認した上で、追加情報の必要性を判断していると考えられます。
<年齢別:「AIによる概要」と併せて通常の検索結果をクリックするか>
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/55900/636/55900-636-8acf9eba7fed906141da4316920d09ea-1269x653.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
これを年齢別で見ると、「ほぼ必ずクリックする」と回答したのは20代が31.4%と圧倒的に高い割合となりました。
「AIによる概要」を積極的に閲覧する世代が、最も検索結果と併せて確認しているのは、興味深い結果といえます。
検索結果を見るのはAIの情報の正確性に不安があるから――AIへの信頼は発展途上
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/55900/636/55900-636-1d14c281a7ef8c821de451944f251d24-1200x800.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「AIによる概要」と併せて通常の検索結果をクリックする主な理由は、「情報の正確性を確認したいから」が44.8%で最多となり、半数近くのユーザーが情報の裏取りを行っていることが明らかになりました。
AIによる概要は利便性の高い情報源である一方、ユーザーはその内容を無条件に受け入れているわけではなく、まだ「完全に信頼できる情報源」としては確立されていないといえるでしょう。
次いで回答が多かったのは「より詳しい情報を知りたいから」(29.9%)。
この結果からは、ユーザーが「AIによる概要」を情報収集の起点としつつも、重要な判断や深い理解には元のソースにあたることの重要性を認識していることがわかります。
「AIの概要」からのアクションは約半数が経験、しかし関心喚起の役割がメインか
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/55900/636/55900-636-cf0a41a586a00ea7918b50397d04a02b-1200x800.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「AIによる概要」でおすすめ・紹介されていた企業や商品、サービスについて、後から指名検索などをした経験があるユーザーは、「よくある」(9.8%)、「ときどきある」(36.3%)を合わせて半数弱にとどまりました。
この結果を踏まえると、「AIによる概要」が直接的にユーザーの行動を喚起するケースは限定的だと考えられます。
ただ、まったくないわけではなく、「AIによる概要」からさらに検索をし、情報収集を行っているユーザーが一定数いることは見逃せません。
つまり、「AIによる概要」は、そこから何かしらの行動を生み出す存在というよりも、ユーザーの関心を喚起し、その後の検索や検討につながる入口として機能していると捉えるのが妥当でしょう。
そこで企業が重視すべきは、「AIによる概要」に表示され、その後の検索や検討行動を促す文脈で言及されているかどうかだといえます。
「AIによる概要」の参照元サイトは半数以上がクリック経験あり
[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/55900/636/55900-636-eca9ef6a46c744a8663d3173609a2975-1200x800.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「AIによる概要」内に表示される参照元サイト(リンク)をクリックした経験について、「何度もある」(10.1%)、「たまにある」(40.4%)を合わせると、半数のユーザーが参照元サイトを複数回訪問していることがわかりました。
特に、「たまにある」が40.4%と最も多いことから、参照元リンクは常にクリックされる存在ではなく、検索テーマや状況に応じて選択的に利用されていると考えられます。
「AIによる概要」はそれ自体で完結する情報として機能する一方、必要に応じて参照元サイトへ遷移する行動が取られているといえるでしょう。
参照元クリックの理由は「根拠の確認」が約6割、AI情報の裏取りニーズが明確に
[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/55900/636/55900-636-498e48b8f143d2658ee83775e0e775ff-1200x800.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「AIによる概要」の参照元サイトをクリックした理由として、「AIの回答の根拠を確認したかったから」が56.5%と過半数を占め、圧倒的多数となりました。
参照元サイトのクリックは、単なる興味ではなく、AIの回答内容を検証・確認する行動として行われていることが明確になったといえます。
また、「内容が信頼できそうだと感じた」(13.0%)、「公式・専門的なサイトだと思った」(11.9%)といった回答も一定数存在しており、参照元リンクが“AIが提供する情報の信頼性を判断する材料”として機能している点も見逃せません。
つまり、「AIによる概要」で参照元として選ばれることは、単なる露出機会ではなく、ユーザーから信頼を得る機会でもあります。
今後、参照元サイトとしてユーザーの期待に応えるためには、専門性や独自性の高い情報を提供し、信頼を獲得することが重要といえるでしょう。
「AIによる概要」は検索を完全に代替せず、情報収集の起点として利用する傾向
本調査から、Google検索の「AIによる概要」を閲覧するユーザーは多くいるものの、検索行動を完全に代替する存在ではないことが明らかになりました。
ユーザーは「AIによる概要」を参考にしつつ、主に情報の正確性を確認するために通常の検索結果や参照元サイトを確認しており、特に若年層ではその併用が顕著です。
つまり、本調査の結果からは、「AIによる概要」が自然検索のクリック・セッション数減少の主因になっていると一概には言えず、検索内容によって影響の度合いが異なっていると捉えるのが妥当でしょう。
また、「AIによる概要」の閲覧後、企業や商品・サービスの指名検索、参照元サイトに進むユーザーは限定的である一方、その行動は情報の正確性の確認や比較・検討といった明確な目的を伴っている可能性が高いと考えられます。
そのため、企業での取り組みは、単に「AIによる概要」に表示されるかではなく、「どの文脈で表示され、行動につなげるか」を意識したLLMOがより重要になってきているのです。
■本データの利用について
1 データはご自由にご利用いただけます。情報の出典元として、「ナイルのSEO相談室調べ」と明記してください。
2 出典元として、以下のURLへのリンクを設置してください。
https://www.seohacks.net/column/29952/
3 調査結果データについて、加工・改変は許可いたしません。
4 当社がふさわしくないと判断した場合には、転載許可を取り消し、掲載の中止を求めることができます。
■ナイルのDX&マーケティング支援サービスについて
Web(SEO)コンサルティング、オウンドメディア構築運用支援、コンテンツマーケティング支援、サイト改善支援など、2,000社を超えるコンサルティングを手掛けてきました。
ナイル独自のノウハウと実行力で、ビジネスに変革をもたらします。
・SEO、Webコンサルティング
・記事制作、コンテンツマーケティング支援
・Googleアナリティクス4(GA4)導入支援、分析、サイト改善支援
・LLMO(大規模言語モデル最適化)コンサルティング 等
・サービス概要資料
https://www.seohacks.net/ebook/15940/
・より詳細な情報や事例をご希望の場合は、下記のお問合せフォームよりお気軽にお問合せください
https://www.seohacks.net/contact/
■SEO、Web集客ノウハウのキャッチアップはこちら
・ブログ「ナイルのSEO相談室」
・SEOトピックが毎週届くメールマガジン
・YouTube「ナイルTV / SEO相談室」
・X「ナイルのSEO相談室」
■ナイル株式会社について
事業概要 :自動車産業DX事業、ホリゾンタルDX事業
設立 :2007年1月15日
所在地 :東京都品川区東五反田1丁目24-2 JRE東五反田一丁目ビル 7F
代表者 :代表取締役社長 高橋 飛翔
証券コード:5618(東証グロース市場)
URL : https://nyle.co.jp
■本件に関するお問い合わせ
ナイル株式会社 DX&マーケティング事業 マーケティングユニット
お問合せ先:https://www.seohacks.net/contact/
DX&マーケティング事業を展開するナイル株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:高橋飛翔、以下「ナイル」)は、全国の20〜60代の男女752名を対象に、Google検索結果に表示される「AIによる概要(AI Overviews)」をどのように利用しているのかを調査。「AIによる概要」だけで検索行動は終了するのか、検索結果や参照サイト(リンク)を閲覧することはあるのかなどについて検証しました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/55900/636/55900-636-4248d4666419161aad580adfbd84b6dc-1001x564.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
この調査のまとめ
- 「AIによる概要」を毎回必ず読むユーザーは1割程度。多くのユーザーは検索意図や状況に応じて選択的に参照している。特に20代では積極的な閲覧が目立つ一方、40代以降は補助的な利用にとどまる傾向が見られた。
- 「AIによる概要」閲覧後、約7割が通常の検索結果もクリック。その最大の理由は「情報の正確性を確認したいから」(44.8%)で、AIへの信頼はまだ確立されていないことがうかがえる。
- 「AIによる概要」で紹介された企業や商品・サービスについて、後から検索した経験があるユーザーは約半数。「AIによる概要」は直接的に行動を強く促す存在というより、ユーザーの関心を喚起する役割がメインか。
- 「AIによる概要」内の参照元サイト(リンク)は半数以上がクリック経験あり(Q6)。参照元クリックの理由は「根拠の確認」が56.5%(Q7)と過半数を占め、AI情報の裏取りニーズが明確に。
調査概要
・調査期間:2025年12月22日〜24日
・調査方法:インターネット調査(Fastask利用)
・調査対象:全国の20〜60代の男女752名
「AIによる概要」は毎回読むものではなく、必要に応じて参照されている
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/55900/636/55900-636-d0c56490ed1b016fd5151fd106cd8738-1200x800.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「AIによる概要」を「必ず読む」と回答したのはわずか10.5%にとどまり、最も多かったのは「気になったときだけ読む」(31.1%)でした。
「だいたい読む」(25.5%)を合わせても、積極的に活用しているユーザーは約3割程度です。
このことから、AIによる概要はユーザーにとって“常に確認する情報源”というよりも、検索意図や状況に応じて取捨選択される存在であることがうかがえます。
<年齢別:「AIによる概要」の閲覧傾向>
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/55900/636/55900-636-9e77ecbc33303a312d7d8d4fa4c2065a-924x502.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
また、これを年齢別に見ると、若年層ほど「必ず読む」「だいたい読む」の割合が高く、20代では合わせて52.7%が積極的に活用していました。
一方、40代以降になると「気になったときだけ読む」の割合が高くなり、状況に応じて利用される傾向が強いようです。
この結果から、若年層ほど「AIによる概要」を起点に情報収集を行っており、中高年層は必要に応じて補助的に参照する姿勢が強いことがわかります。
「AIによる概要」はユーザーの疑問解消の補助役にとどまる傾向
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/55900/636/55900-636-17537a62bebd715fdb0f6655987d88a0-1200x800.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「AIによる概要」だけで検索時の疑問や悩みが解決したと感じる経験について、「よくある」「ときどきある」を合わせると、約7割のユーザーが何らかの解決経験を持つことがわかりました。
ただし、「よくある」は14.8%にとどまり、過半数は「ときどきある」(54.3%)に集中しています。
この結果から、「AIによる概要」は検索課題を“毎回完全に解決する存在”というよりも、状況次第で役立つ情報源として認識されているといえるでしょう。
一方で、「ほとんどない」(25.4%)、「一度もない」(5.5%)と答えたユーザーは約3割。
これは、「AIによる概要」が期待する情報を提供できていない、あるいは最終的な判断や理解には追加の情報が必要だと感じている状況も浮き彫りになりました。
この調査結果を踏まえると、「AIによる概要」だけが自然検索のクリック数・セッション数減少を引き起こしているとは言い切れません。
しかし、疑問が比較的簡単に解消される検索においては、「AIによる概要」だけで満足し、通常の検索結果のクリックやセッションが発生しにくくなっている可能性はあると考えられます。
「AIによる概要」閲覧後も7割が検索結果をクリック、AI回答の裏付けを求める行動が顕著
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/55900/636/55900-636-86d13922f479c703dcd34fa87258eea3-1200x800.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「AIによる概要」を読んだ後に通常の検索結果(青いリンク)をクリックするかという設問では、「ほぼ必ずクリックする」(19.3%)と「状況によってクリックする」(50.0%)を合わせて、約7割のユーザーがAIによる概要だけでは完結せず、さらなる情報収集を行っていることがあきらかになりました。
特に注目したいのは、「状況によってクリックする」が半数を占めている点。
これは前問の「AIの回答だけで検索時の疑問や悩みが解決したと感じる経験」について、「ときどき解決する」が半数を超えていたことに通じており、ユーザーが「AIによる概要」の内容を確認した上で、追加情報の必要性を判断していると考えられます。
<年齢別:「AIによる概要」と併せて通常の検索結果をクリックするか>
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/55900/636/55900-636-8acf9eba7fed906141da4316920d09ea-1269x653.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
これを年齢別で見ると、「ほぼ必ずクリックする」と回答したのは20代が31.4%と圧倒的に高い割合となりました。
「AIによる概要」を積極的に閲覧する世代が、最も検索結果と併せて確認しているのは、興味深い結果といえます。
検索結果を見るのはAIの情報の正確性に不安があるから――AIへの信頼は発展途上
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/55900/636/55900-636-1d14c281a7ef8c821de451944f251d24-1200x800.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「AIによる概要」と併せて通常の検索結果をクリックする主な理由は、「情報の正確性を確認したいから」が44.8%で最多となり、半数近くのユーザーが情報の裏取りを行っていることが明らかになりました。
AIによる概要は利便性の高い情報源である一方、ユーザーはその内容を無条件に受け入れているわけではなく、まだ「完全に信頼できる情報源」としては確立されていないといえるでしょう。
次いで回答が多かったのは「より詳しい情報を知りたいから」(29.9%)。
この結果からは、ユーザーが「AIによる概要」を情報収集の起点としつつも、重要な判断や深い理解には元のソースにあたることの重要性を認識していることがわかります。
「AIの概要」からのアクションは約半数が経験、しかし関心喚起の役割がメインか
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/55900/636/55900-636-cf0a41a586a00ea7918b50397d04a02b-1200x800.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「AIによる概要」でおすすめ・紹介されていた企業や商品、サービスについて、後から指名検索などをした経験があるユーザーは、「よくある」(9.8%)、「ときどきある」(36.3%)を合わせて半数弱にとどまりました。
この結果を踏まえると、「AIによる概要」が直接的にユーザーの行動を喚起するケースは限定的だと考えられます。
ただ、まったくないわけではなく、「AIによる概要」からさらに検索をし、情報収集を行っているユーザーが一定数いることは見逃せません。
つまり、「AIによる概要」は、そこから何かしらの行動を生み出す存在というよりも、ユーザーの関心を喚起し、その後の検索や検討につながる入口として機能していると捉えるのが妥当でしょう。
そこで企業が重視すべきは、「AIによる概要」に表示され、その後の検索や検討行動を促す文脈で言及されているかどうかだといえます。
「AIによる概要」の参照元サイトは半数以上がクリック経験あり
[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/55900/636/55900-636-eca9ef6a46c744a8663d3173609a2975-1200x800.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「AIによる概要」内に表示される参照元サイト(リンク)をクリックした経験について、「何度もある」(10.1%)、「たまにある」(40.4%)を合わせると、半数のユーザーが参照元サイトを複数回訪問していることがわかりました。
特に、「たまにある」が40.4%と最も多いことから、参照元リンクは常にクリックされる存在ではなく、検索テーマや状況に応じて選択的に利用されていると考えられます。
「AIによる概要」はそれ自体で完結する情報として機能する一方、必要に応じて参照元サイトへ遷移する行動が取られているといえるでしょう。
参照元クリックの理由は「根拠の確認」が約6割、AI情報の裏取りニーズが明確に
[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/55900/636/55900-636-498e48b8f143d2658ee83775e0e775ff-1200x800.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「AIによる概要」の参照元サイトをクリックした理由として、「AIの回答の根拠を確認したかったから」が56.5%と過半数を占め、圧倒的多数となりました。
参照元サイトのクリックは、単なる興味ではなく、AIの回答内容を検証・確認する行動として行われていることが明確になったといえます。
また、「内容が信頼できそうだと感じた」(13.0%)、「公式・専門的なサイトだと思った」(11.9%)といった回答も一定数存在しており、参照元リンクが“AIが提供する情報の信頼性を判断する材料”として機能している点も見逃せません。
つまり、「AIによる概要」で参照元として選ばれることは、単なる露出機会ではなく、ユーザーから信頼を得る機会でもあります。
今後、参照元サイトとしてユーザーの期待に応えるためには、専門性や独自性の高い情報を提供し、信頼を獲得することが重要といえるでしょう。
「AIによる概要」は検索を完全に代替せず、情報収集の起点として利用する傾向
本調査から、Google検索の「AIによる概要」を閲覧するユーザーは多くいるものの、検索行動を完全に代替する存在ではないことが明らかになりました。
ユーザーは「AIによる概要」を参考にしつつ、主に情報の正確性を確認するために通常の検索結果や参照元サイトを確認しており、特に若年層ではその併用が顕著です。
つまり、本調査の結果からは、「AIによる概要」が自然検索のクリック・セッション数減少の主因になっていると一概には言えず、検索内容によって影響の度合いが異なっていると捉えるのが妥当でしょう。
また、「AIによる概要」の閲覧後、企業や商品・サービスの指名検索、参照元サイトに進むユーザーは限定的である一方、その行動は情報の正確性の確認や比較・検討といった明確な目的を伴っている可能性が高いと考えられます。
そのため、企業での取り組みは、単に「AIによる概要」に表示されるかではなく、「どの文脈で表示され、行動につなげるか」を意識したLLMOがより重要になってきているのです。
■本データの利用について
1 データはご自由にご利用いただけます。情報の出典元として、「ナイルのSEO相談室調べ」と明記してください。
2 出典元として、以下のURLへのリンクを設置してください。
https://www.seohacks.net/column/29952/
3 調査結果データについて、加工・改変は許可いたしません。
4 当社がふさわしくないと判断した場合には、転載許可を取り消し、掲載の中止を求めることができます。
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