ノンフィクションW R-15の人形劇? 人形劇俳優 平常の世界 WOWOWで放送
[11/04/14]
提供元:PRTIMES
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前代未聞、“R-15の人形劇”? 人形を操りながら大人の人形劇をたった一人で演じる孤高の俳優に迫る。
“R-15の人形劇”という、前代未聞の大人の人形劇をたった一人で人形を操りながら自らも演じる孤高の俳優がいる。平常(たいら じょう)29歳。当初はわずか3人だったという観客が、10年の時を経て今や1,000人の観客を前にした劇場公演も含め、年80回もの公演がほぼ満席となる注目の若手人形劇俳優である。
演じるだけではない。自ら脚本を書き、人形をデザインし、音楽から演出まで手掛ける。これまでも、大人限定の[R-15]をうたい、寺山修司の「毛皮のマリー」やサン=テグジュペリの「星の王子さま」など、大人向けの濃密な物語を独特の世界観で表現してきた。ある時は、ミュージカル「オズの魔法使い」で20人もの登場人物全員をたった一人で演じる。魅力ある絵本が子供も大人も感動させるように、平の舞台は情念が人形に宿り、観る者の心を揺さぶる。
番組では、2011年3月に神奈川芸術劇場のこけら落とし演目のひとつとして平が演じる新作「はなれ瞽女(ごぜ)おりん」(原作:水上勉)の舞台製作に密着。「人形劇×一人芝居」を融合させた独自の世界がどのように完成していくかを追うとともに、“R-15の人形劇”という挑発的な言葉の裏にこめられた真の思いに迫る。
取材過程で見えてくるのは、独特かつ唯一無二の存在である彼の作品の原点。幼少期から人形に魅入られ「変わった子供だった」と語る彼の才能を見抜き、大切に育んでくれた人たちへの思いや、彼自身の壮絶な経験とそこから今につながる軌跡が見えてくる。独自の世界を究める平常。新作の製作過程を縦軸に、情熱的で、繊細な、“孤高のエンターテイナー”の世界を解き明かす。
<番組情報>
「R-15の人形劇? 人形劇俳優 平常の世界」
4/18(月)夜10:00〜