下田昭文 初防衛戦 in USA、WOWOWエキサイトマッチスペシャルで独占生中継!
[11/05/19]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
日本人初のアメリカ本土での防衛なるか。WBA世界スーパー・バンタム級チャンピオン、下田昭文(帝拳)の初防衛戦が7月9日(日本時間10日)、アメリカ・ニュージャージー州アトランティックシティのボードウォーク・ホールで行われることになった。挑戦者はWBAが指名する1位のリコ・ラモス(アメリカ)。19戦全勝(10KO)無敗を誇る23歳の俊英だ。この強敵を相手に下田は異国でベルトを守ることができるのか。
以前は練習環境や試合場所が異なることを極端に嫌っていた下田だが、2年ほど前に意識が大きく変化したという。日本タイトルを失い、再起戦で世界ランカーと引き分けた直後のことだ。
「このままではダメだと思ったんです。それまで海外修行を打診されても断っていたのに、そのときは自分から『お願いします』と会長(帝拳ジムの本田明彦会長)に頼みました。本気でボクシングに集中しようと思ったからです。メキシコで試合(1回TKO勝ち)もしたし、最高の経験になりました」
いまではトータル4ヵ月の異国でのトレーニングと試合が自分の財産になったとまで下田はいう。
そうした経験と自信が下田に今回の海外防衛戦を決断させたともいえる。
「正直言って日本での試合の方が楽だと思うけれど、こういうこと(海外防衛戦)は自分の本当の力になるはず。不安はあるけれど、自分の場合、その方が挑戦の気持ちでやれるので力が出せると思います。日本人で初めて(アメリカ本土での防衛戦)ということもやり甲斐になります。これも運命でしょう」
下田がいうように、過去にアメリカ本土で防衛に成功した日本人世界チャンピオンはひとりもいない。防衛戦そのものを行うのも今回が初めてのことだ。
挑戦者のラモスは1987年6月20日、アメリカはカリフォルニア州の生まれ。試合時には24歳になる。08年3月にプロデビュー後、全勝街道を突き進んできた。WBO傘下のNABO北米ユース・スーパー・バンタム級タイトルを獲得した実績を持ち、今年2月には長谷川穂積(真正)に挑戦したこともあるサウスポー、アレハンドロ・バルデス(メキシコ)にも判定勝ちを収めている。俊敏な動きと高いポテンシャルを持つ右のボクサーファイター型だ。
「スピードがあって運動神経もいい選手。パンチもある」と下田は警戒の色を強めている。
しかし、歴史に挑む26歳のチャンピオンは自信を口にする。
「プレッシャーのかけ合いになるでしょうね。3ラウンドか4ラウンドまではペースの取り合いになり、そこから展開が動いていくと思います。先手を取って打たせずに打つ攻撃的なボクシングをします。自分にとっては正念場の試合。ベストバウトになると思います」
7月9日(日本時間10日)、日本ボクシング界の歴史に新たな1ページが刻まれる。
※試合の模様は当日、WOWOWで生中継される。
◆◆◆WOWOW番組情報◆◆◆
★ 2週連続独占生中継!
エキサイトマッチスペシャル 独占生中継!下田昭文 初防衛戦 in USA
下田昭文(帝拳)/WBA世界S・バンタム級チャンピオン vs
リコ・ラモス(アメリカ)/WBA世界S・バンタム級1位
7月10日(日)午前10:55〜[生中継] ほか
ヘビー級3団体王座統一戦!W・クリチコvsD・ヘイ
ウラディミール・クリチコ(ウクライナ)/IBF・WBO世界ヘビー級チャンピオン vs
デビッド・ヘイ(イギリス)/WBA世界ヘビー級チャンピオン
7月3日(日)午前5:00〜[生中継] ほか