グリーンエネルギーの活用とネットワークの効率化によるモバイル基地局からのCO2排出量の削減:2014年までに排出量を30%削減することも可能 - Juniper Researchの報告
[09/08/17]
提供元:DreamNews
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先端分野の市場情報を提供する株式会社グローバル インフォメーション(神奈川県川崎市、代表取締役社長:小野 悟)は、英国調査会社Juniper Research発行の最新英文調査報告書「Green Mobile Networks & Base Stations Strategies, Scenarios & Forecasts 2009-2014」の販売を開始いたしました。
英国ハンプシャー:モバイル分野を幅広くカバーしている英国の調査会社Juniper Researchが発行した調査報告書「Green Mobile Networks & Base Stations Strategies, Scenarios & Forecasts 2009-2014」では、移動体通信事業者が「転換」戦略を採用し、サイトの効率化と再生可能なエネルギー源の利用を推進した場合、基地局のCO2排出量を現在の2,200万トンから2014年の時点で1,560万トンまで削減できるとの見通しを示しています。
転換戦略
モバイル基地局の環境対策について分析したこの調査報告書は、シナリオベースのモデルを使って基地局の電力消費、CO2排出量、推定される電力コストの見積を導き出し、「転換モデル」(通信事業者が基地局の消費電力を削減するため十分な投資を行い、冷却、ネットワークプランニング、消費電力の抑制といった問題への対応により大きな力点を置くというモデル)を採用した場合、基地局全体のCO2排出量は2010年を頂点として減少に転じ、2014年には1,560万トンまで下がって、30%の排出量削減を達成できると結論付けています。
CO2排出量の増加につながるアプローチ
一方、CO2排出量の増加につながるアプローチが採用された場合(通信事業者とベンダーが、環境対策に対して極めて積極的な姿勢に転じ、企業の社会的な責任に関する現在の指針の枠内で設定された短期/中期的な目標を上回るような目標を追求するといった動きが広がらない場合)、今後5年間のCO2排出量は、毎年6%を上回るペースで増え続け、2014年には3,500万トン近くになると予想されています。
再生可能なエネルギーへの移行
Juniperの報告書は、電力会社から供給される電力に依存しないようなネットワークの必要性も強調しています。このようなネットワークでは、ディーゼル発電施設ではなく再生可能なエネルギー源が使用され、環境面で持続可能なソリューションの導入により、温室効果ガスの排出量を大幅に減らすことができるだけではなく、営業経費の劇的な削減も可能になります。
【 英文市場調査報告書 】
Green Mobile Networks & Base Stations Strategies, Scenarios & Forecasts 2009-2014
グリーンモバイルネットワーク・基地局市場:戦略・シナリオ・予測(2009-2014年)
http://www.gii.co.jp/report/jp94765-green-mobile.html
出版社Juniper Research
出版日2009/07
【 本件に関するお問合せ先 】
株式会社グローバル インフォメーション
〒215-0004 川崎市麻生区万福寺 1-2-3
アーシスビル 7階
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