豪雨の味の素のスタジアムで行われたL'Arc〜en〜Ciel結成20周年記念ライヴ。2日間に渡ってバンドヒストリーを追ったライヴの模様を、WOWOWで独占放送!!
[11/07/28]
提供元:PRTIMES
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溢れんばかりのワイドレンジな音楽性に加えて、巨大スケールの活動スタンスで、ミュージックシーンに新たな神話を作り続けるモンスターバンド、L'Arc〜en〜Ciel。結成20周年となる“20th L'Anniversary year”を迎えた今年、5月28日、29日の2Daysで開催された特別なライヴ、それが“20th L'Anniversary LIVE”だ。会場は東京 味の素スタジアム。サッカー場として機能する同施設は1日約5万人、計約10万人がL'Arc〜en〜Cielの結成20周年を祝福するサンクチュアリとなっていた。
客席最後方に着けられたハマーリムジンからメンバーが登場。場内左右に突然現れたレッドカーペット上を一歩一歩踏みしめるようにステージへ向かうと、いよいよ幕が上がる。オープニングは、リーダーtetsuyaのベースフレーズから始まる「In the Air」。バンドの軌跡を辿るにふさわしい実にドラマティックな幕開けだった。1stアルバム『DUNE』から『HEART』の楽曲を中心に構成された1日目は、「Caress of Venus」や「Blurry Eyes」などの代表曲はもとより、yukihiro加入後のステージで初演奏されることになった貴重なナンバーの数々を披露。大きな感情の起伏が1曲の中でうねりを上げ、それが聞き手の心を揺さぶるかのような初期ナンバーが、hyde曰く「今日はかなりコアな5万人が集まってるってことですね。すみずみまでマニアが見えます」という、超満員の客席からの大声援で迎えられる。
そして、朝から降り続いていた雨がほとんど上がったライヴ終盤。「止まない雨はない」というhydeのMCに続いて演奏された曲は、「虹」。ステージセットには“虹”が浮かび上がり、力強くも優しいサウンドが会場いっぱいに溢れる。hydeの瞳に虹の欠片が光ると、1日目の幕が下りた。
『ark』『ray』から『KISS』そして現在までの楽曲を中心に構成される2日目。前日から降り続いていた雨は激しさを増し、それがメンバーの心に火を灯したかのような凄まじい演奏が繰り広げられた。この日のオープニングは「READY STEADY GO」。yukihiroの8ビートが先行して鳴り響き、メンバーを迎え入れるとガツン!とバンドの音が鳴らされる。その一音が圧巻、すでにライヴの成功を物語っていた。
「HEAVEN'S DRIVE」「Driver's High」「STAY AWAY」といった、お馴染みのヒットチューンのオンパレードに客席は熱狂。yukihiroのドラムはバンドのビートを牽引し、tetsuyaのベースは疾走感と存在感に満ち溢れ、kenのタイトで伸びやかなギターが力強いフレーズをはじき出すと、シーケンサーや打ち込みでは太刀打ちできないほどの強靱なうねりが湧き起こる。そこにhydeの表情豊かなヴォーカルが加わって、広がる色彩。この日演奏された23曲には、過去ナンバー再生の喜びに加えて、今、そしてこれからのL'Arc〜en〜Cielサウンドが鳴らされていたような気がして、実に興味深い新境地を垣間見ることができた。
ライヴ終盤ではL'Arc〜en〜Cielからの言葉がスクリーンに映し出される。その後、演奏された「forbidden lover」「MY HEART DRAWS A DREAM」「GOOD LUCK MY WAY」。この3曲には、未来への祈りと願いが込められていた。演奏というメッセージ。その意味を受け取った客席からは自然発生的に拍手が沸き上がり、会場へ舞い降りた希望の光が見えたかのようだった。
全45曲全曲かぶりなし、感動の2Days。結成20周年を迎えた彼等のバンドヒストリーを完全網羅したこのステージの模様は、WOWOWにて7月31日(日)夜6:00〜、2時間に凝縮して放送される。ますます加速度をつけていくL'Arc〜en〜Cielの今を決して見逃せない。
【番組情報】
「L'Arc〜en〜Ciel 20th L'Anniversary LIVE」
7月31日(日)夜6:00〜 WOWOWでハイビジョン放送!!