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　都市型音楽フェス、通称“サマソニ”こと「SUMMER SONIC 2011」が8月13日、14日の2日にわたり、東京・大阪で同時開催された。今年で12回目を迎えるこの日本最大級の音楽フェス。ＷＯＷＯＷでは東京公演の模様を2時間のダイジェストで9月16日（金）深夜0：00〜オンエアする。
　国内外の豪華アーティスト約130組が集結した今年、1日目は勢いあふれる顔ぶれがステージを盛り上げた。UK発の男女2人組ユニット、THE TING TINGSはポップなインディー・ロックで弾け、着流しスタイルのRIP SLYMEはエンターテインメント性あふれるパーティチューンで会場を沸かせる。
　出演決定以来注目を集めていたAVRIL LAVIGNEは「What The Hell」「Sk8er Boi」など新旧ヒット曲を披露。カラフルかつパワフルなパフォーマンスに観客も大歓声で応えた。木村カエラは躍動感あふれるステージでその魅力を存分に伝えていく。力強く、時にキュートな歌声を響かせ、アーティストとしての存在感も抜群だ。
　今回のSUMMER SONICの目玉である、元OASISのリアム・ギャラガー率いるBEADY EYEも降臨。“最高のロック・シンガー”が会場の空気を高めていくステージングは見事だ。また、音楽ファンを唸らす強者の演奏も白熱した。THE MARS VOLTAは爆発的なサウンドで観客を熱狂の渦に巻き込む。
　1日目のメインステージのトリを務めたのはTHE STROKES。サマソニ初出演の2003年は、レディオヘッドの前スロットを2ndヘッドライナーとして務めている。力強さと小気味良さを増したガレージテイストのロックンロールでスタジアムを揺るがした彼ら。彗星のごとくシーンに登場して早や10年目の今年、ライブバンドとしての実力と魅力を印象づけたヘッドライナーとしての演奏だった。

　チケットが早々に完売した2日目。サマソニの常連、ZEBRAHEADがサービス満点のパフォーマンスで会場を沸かせる。ファンキーなMCや、「ゲッツ！」つながりで新曲「Get Nice!」の演奏中にダンディ坂野を登場させたりと痛快なステージは彼らの独壇場だ。さらに、渾身のライブを見せたのがマキシマム ザ ホルモン。抜群の演奏力に支えられた高速&爆音サウンドが満員のアリーナをモッシュ&ヘッドバンキングの嵐に変える様は圧巻！
　再結成を果たし日本に戻ってくるバンドも登場するのが“サマソニ”。90年代のＵＫシーンを席巻したSUEDEはドラマチックなボーカル&グラマラスなサウンドによる完成度の高い演奏を披露し、“レジェンド”ジョン・ライドンがSEX PISTOLS解散後に結成したP.i.L.は気骨に満ちた演奏で観客を圧倒した。
　多彩なメンツの中でも一際話題を集めたのはクロージング・アウトとして登場した少女時代（GIRLS’GENERATION）。美貌&美脚の9人が繰り広げるハイレベルなダンス・パフォーマンスは壮観。
　そして、この日大きな注目を集めたのはX JAPAN。「Rusty Nail」「紅」など、アグレッシブなサウンドと壮大なバラード曲が織り成すドラマチックなステージは観る者に強いインパクトを与え、日本を代表するロックバンドとしての存在感を示した。
　今年のSUMMER SONICの大トリはRED HOT CHILI PEPPERS。新ギタリストを迎えたことでも注目の彼ら。新曲「レイン・ダンス・マギーの冒険」をはじめ大ヒット曲も次々と演奏し、SUMMER　SONICの最後にふさわしい圧巻のライブ・パフォーマンスを繰り広げた。

　ジャンルの多彩さでは他の追随を許さないラインナップを今年も実現させたサマソニ。旬のアーティストから伝説的なバンドまで、音楽シーンを幅広く網羅する今回のサマソニの模様をＷＯＷＯＷの番組でチェックして頂きたい。　

　また、WOWOW「SUMMER　SONIC　2011」スペシャルサイト
（　http://www.wowow.co.jp/music/summersonic/　）
では、サマソニ出演アーティストのコメント動画も配信中！こちらも見逃せない。

【番組情報】
「SUMMER SONIC 2011 ダイジェストスペシャル」
9月16日（金）深夜0：00〜　ＷＯＷＯＷで放送！