<事後レポート> 視覚に障がいがある人の困りごとを捉え、考える 「ワールド×コオフク プロジェクトVOL.4」 実際の店舗で10名の買い物を実体験
[22/04/28]
提供元:PRTIMES
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株式会社ワールドは、任意団体コオフクと、障がいがある人が抱えるおしゃれの悩み・課題を理解し、成果発表までを行う「ワールド×コオフク プロジェクト」の4回目の取組みを2021年10月から2022年4月にかけて実施しています。「自分らしく楽しめるお買い物」として、ユニバーサルデザイン及びユニバーサルマナーに関するリサーチを手掛ける株式会社ミライロの協力を得ながら、視覚に障がいのある方の洋服の買い物についてアンケートやワークショップを通して困りごとを捉え、4月13日(水)から17日(日)までららぽーと豊洲のワールドグループの実店舗で買い物の実体験を行いました。
― 誰もが安心して、ファッションを楽しめる環境を ―
任意団体コオフクとの取組みは2019年の開始から4回目で、これまで障がいのある方が身に纏うファッションのリデザインを行いました。買い物の困りごとについては今回初の取組みで「特別なことではないパーソナルサービス」「支援ではなく共創」「見える人、見えない人のお互いの世界を知る」をテーマに取組みます。
ワールドグループの店舗「オペ―ク ドット クリップ」と「ザ ショップ ティーケー」でお買い物
入店から接客、ご試着、お買い上げ、お見送りまで一人およそ1時間体験をしていただきました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/2439/945/resize/d2439-945-d471c009552b9b82a1be-0.jpg ]
左上)新作の商品に触れていただき、素材感や着丈まで細やかに説明。 右上)いつもはチャレンジしない華やかな色も店舗スタッフのアドバイスで今年らしくコーディネート。 左下)どの位の幅か、手を使って示しデザインを伝える。 右下)手持ちのアイテムを伺いながら、コミュニケーションの中で新しいアイテムを提案していく。
まず、「困りごとを捉える」ために事前にアンケート調査を実施
プロジェクト開催にあたって、視覚に障がいのある人の困りごとを捉えるためにアンケート調査を行いました。「買い物をする上で事前に知りたい情報」「これまで買い物しやすかった、逆にしづらかったエピソード」「買い物中の困りごと」「接客を受ける際の困りごと」をソフト面(接客)、ハード面(店作り)毎にまとめ、どの様なサポートが必要かを視覚に障がいのある人、ない人が共に考えていきます。
実店舗でのお買い物体験に向けて、事前に行ったワークショップの様子 <3月12日(土)>
[画像2: https://prtimes.jp/i/2439/945/resize/d2439-945-1b5a5ebf044c860175b3-3.jpg ]
●洋服を買う際の「困りごと」を皆で出し合ったのちロールプレイングを行った。
「ファッションが大好きなので、同じ色でも薄いピンクか、濃いピンクかなどを具体的に知りたい」
「たとえばボーダーTシャツであれば、縞の幅を教えてほしい。色や柄、ロゴの位置まで詳しく」
「そちら、あちらでは分からないので、クロックポジションを使って何時の方向と示してほしい」
「品質表示タグに書かれているような、洋服のお手入れ方法も知りたい」
「ワールド×コオフク プロジェクト VOL. 4」 スケジュール
[画像3: https://prtimes.jp/i/2439/945/resize/d2439-945-aa117b239c729e1f497f-4.jpg ]
〜多くの実店舗を持つアパレルメーカーとして、企業の枠を超えて活用いただける取組みに〜
全国2,000店舗を超える直営店を展開するワールドグループは、様々なお客様と向き合う店作り、接客を心掛けています。今回の取組みで得た結果は、実店舗を持つアパレルメーカーとして、応対面とユニバーサル設計も踏まえたカスタマージャーニーとしてまとめていきます。タッチポイントごとの課題と買い物にハードルを感じている方々のニーズを明確にしていくことは、当社だけでなくワールドグループのプラットフォームを活用いただく、多くの企業においても「誰もが自分らしくお買い物を楽しめる店づくり」の取組みにつながっていきます。
※今回携わるメンバーおよびブランドや店舗スタッフの代表者は「ユニバーサルマナー検定3級」を受講し、取組みに臨みました。
ワールド×コオフク プロジェクト これまでの取組み
1回目 2019年 コートをリデザイン
[画像4: https://prtimes.jp/i/2439/945/resize/d2439-945-370c35cac3aa12f55097-7.jpg ]
任意団体コオフク主催『みなとコオフク塾』がスタート。戸板女子短期大学の学生と共に、障がいがある人が抱えるおしゃれの悩み・課題を理解し、コートをリデザイン。「ザ ショップ ティーケー」と「オペーク ドット クリップ」の商品企画チームと共に、着脱しやすくファッション性のあるコートに仕上げた。
2回目 2020年春 成果物のファッションショーとトークイベント
[画像5: https://prtimes.jp/i/2439/945/resize/d2439-945-40fc5364883bbe80b6ec-6.jpg ]
『みなとコオフク塾』の成果発表として、「私とコートと■展」をワールド北青山ビル1Fで実施。当事者がモデルで登壇するファッションショーや、イオンモール、丸井、東急不動産などユニバーサルデザインに積極的な取り組みを実施する企業同士のトークイベントを開催。
3回目 2020年秋 仕事着をリデザイン
[画像6: https://prtimes.jp/i/2439/945/resize/d2439-945-4cca8968eb1eba9286d9-5.jpg ]
「社会参画」をテーマに仕事着としてのシャツとパンツをリデザイン。また「コオフクマスク」プロジェクトにも参画し、コロナ禍に障がいのある方がマスクをする際の困りごとを解決するデザイン制作を行った。
任意団体コオフクについて https://co-fuku.com/
私らしく。あなたらしく。誰でもおしゃれを楽しめる社会を。
[画像7: https://prtimes.jp/i/2439/945/resize/d2439-945-db67674b3fe70a6969a4-1.jpg ]
「CO-FUKU/コオフク」は「CO(共同、相互)服 」「考服」「幸福」の新しいことば。 「私らしく。あなたらしく。誰でもおしゃれを楽しめる社会を。」の実現を通し、QOL向上を目指し、趣旨に賛同するアパレル出身者で結成した活動体。心にとっても、身体にとっても、着やすい衣服の提供や関連する啓発活動等を行っています。
― 誰もが安心して、ファッションを楽しめる環境を ―
任意団体コオフクとの取組みは2019年の開始から4回目で、これまで障がいのある方が身に纏うファッションのリデザインを行いました。買い物の困りごとについては今回初の取組みで「特別なことではないパーソナルサービス」「支援ではなく共創」「見える人、見えない人のお互いの世界を知る」をテーマに取組みます。
ワールドグループの店舗「オペ―ク ドット クリップ」と「ザ ショップ ティーケー」でお買い物
入店から接客、ご試着、お買い上げ、お見送りまで一人およそ1時間体験をしていただきました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/2439/945/resize/d2439-945-d471c009552b9b82a1be-0.jpg ]
左上)新作の商品に触れていただき、素材感や着丈まで細やかに説明。 右上)いつもはチャレンジしない華やかな色も店舗スタッフのアドバイスで今年らしくコーディネート。 左下)どの位の幅か、手を使って示しデザインを伝える。 右下)手持ちのアイテムを伺いながら、コミュニケーションの中で新しいアイテムを提案していく。
まず、「困りごとを捉える」ために事前にアンケート調査を実施
プロジェクト開催にあたって、視覚に障がいのある人の困りごとを捉えるためにアンケート調査を行いました。「買い物をする上で事前に知りたい情報」「これまで買い物しやすかった、逆にしづらかったエピソード」「買い物中の困りごと」「接客を受ける際の困りごと」をソフト面(接客)、ハード面(店作り)毎にまとめ、どの様なサポートが必要かを視覚に障がいのある人、ない人が共に考えていきます。
実店舗でのお買い物体験に向けて、事前に行ったワークショップの様子 <3月12日(土)>
[画像2: https://prtimes.jp/i/2439/945/resize/d2439-945-1b5a5ebf044c860175b3-3.jpg ]
●洋服を買う際の「困りごと」を皆で出し合ったのちロールプレイングを行った。
「ファッションが大好きなので、同じ色でも薄いピンクか、濃いピンクかなどを具体的に知りたい」
「たとえばボーダーTシャツであれば、縞の幅を教えてほしい。色や柄、ロゴの位置まで詳しく」
「そちら、あちらでは分からないので、クロックポジションを使って何時の方向と示してほしい」
「品質表示タグに書かれているような、洋服のお手入れ方法も知りたい」
「ワールド×コオフク プロジェクト VOL. 4」 スケジュール
[画像3: https://prtimes.jp/i/2439/945/resize/d2439-945-aa117b239c729e1f497f-4.jpg ]
〜多くの実店舗を持つアパレルメーカーとして、企業の枠を超えて活用いただける取組みに〜
全国2,000店舗を超える直営店を展開するワールドグループは、様々なお客様と向き合う店作り、接客を心掛けています。今回の取組みで得た結果は、実店舗を持つアパレルメーカーとして、応対面とユニバーサル設計も踏まえたカスタマージャーニーとしてまとめていきます。タッチポイントごとの課題と買い物にハードルを感じている方々のニーズを明確にしていくことは、当社だけでなくワールドグループのプラットフォームを活用いただく、多くの企業においても「誰もが自分らしくお買い物を楽しめる店づくり」の取組みにつながっていきます。
※今回携わるメンバーおよびブランドや店舗スタッフの代表者は「ユニバーサルマナー検定3級」を受講し、取組みに臨みました。
ワールド×コオフク プロジェクト これまでの取組み
1回目 2019年 コートをリデザイン
[画像4: https://prtimes.jp/i/2439/945/resize/d2439-945-370c35cac3aa12f55097-7.jpg ]
任意団体コオフク主催『みなとコオフク塾』がスタート。戸板女子短期大学の学生と共に、障がいがある人が抱えるおしゃれの悩み・課題を理解し、コートをリデザイン。「ザ ショップ ティーケー」と「オペーク ドット クリップ」の商品企画チームと共に、着脱しやすくファッション性のあるコートに仕上げた。
2回目 2020年春 成果物のファッションショーとトークイベント
[画像5: https://prtimes.jp/i/2439/945/resize/d2439-945-40fc5364883bbe80b6ec-6.jpg ]
『みなとコオフク塾』の成果発表として、「私とコートと■展」をワールド北青山ビル1Fで実施。当事者がモデルで登壇するファッションショーや、イオンモール、丸井、東急不動産などユニバーサルデザインに積極的な取り組みを実施する企業同士のトークイベントを開催。
3回目 2020年秋 仕事着をリデザイン
[画像6: https://prtimes.jp/i/2439/945/resize/d2439-945-4cca8968eb1eba9286d9-5.jpg ]
「社会参画」をテーマに仕事着としてのシャツとパンツをリデザイン。また「コオフクマスク」プロジェクトにも参画し、コロナ禍に障がいのある方がマスクをする際の困りごとを解決するデザイン制作を行った。
任意団体コオフクについて https://co-fuku.com/
私らしく。あなたらしく。誰でもおしゃれを楽しめる社会を。
[画像7: https://prtimes.jp/i/2439/945/resize/d2439-945-db67674b3fe70a6969a4-1.jpg ]
「CO-FUKU/コオフク」は「CO(共同、相互)服 」「考服」「幸福」の新しいことば。 「私らしく。あなたらしく。誰でもおしゃれを楽しめる社会を。」の実現を通し、QOL向上を目指し、趣旨に賛同するアパレル出身者で結成した活動体。心にとっても、身体にとっても、着やすい衣服の提供や関連する啓発活動等を行っています。