あの戦国セレブが身にまとった着物!? 豪華極まる慶長小袖を完全復元!「これで戦国時代ファンの人たちも新たな議論ができるのでは」と司会のいとうせいこう
[11/11/16]
提供元:PRTIMES
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デジタルツールを使った画期的な復元技術によって、日本美術の至宝を誕生した当時の姿に蘇らせる新機軸のエンターテインメント番組「美術のゲノム」。11/23(水・祝)放送のシリーズ第6回では、戦国時代から江戸初期に流行した慶長小袖の傑作「染分綸子地御所車花鳥文様繍箔小袖(そめわけりんずじごしょぐるまかちょうもんようぬいはくこそで)」を色鮮やかに復元。さらに、これまで豊臣秀吉の側室・淀君のものではないかと言われていたこの着物の真の持ち主を大胆に推理していく。その収録が11/8、東京の代々木能舞台で行なわれ、案内人のいとうせいこうと進行の進藤晶子、デジタル復元師の小林泰三、ゲストの女優・菊川怜が顔をそろえた。
この小袖は、当時一流のセレブ女性が所有していたと思われる絢爛豪華なもの。復元師の小林は経年により変化した色と消えた文様をデータで復元して一本の反物を誂え、京都の着物職人たちに金箔と刺繍、さらに仕立てを依頼。この小袖が作られた時代の色と文様を蘇らせた着物を初披露した。初めて眼にした出演者たちからはどよめきが起こった。小林は「今回は着物という未知のジャンルで、本当に復元できるのかという最大のピンチを迎えました。でも、無事完成して今日、実際に女性に着てもらったら、歩くだけでも金箔の輝き方がちがって見える。こんなキラキラ感も持ち主の威光を強めていたのではないかと想像します」とコメント。収録では、お江(徳川秀忠正室)ら浅井三姉妹の誰かが発注したものではという推論も展開されたが…? 司会のいとうは「女性の権力者がどれだけ豪華なものを身に着けていたかということがよく分かりました。やはり復元した着物を間近で見ると、想像力を思いも寄らない方向に引っ張られる。新しい発見もいくつかあって、これを見れば戦国ファンの人たちもおもしろい議論ができるのでは。この番組も新たなステージに入りました」と自信をのぞかせていた。
★「美術のゲノム 六の巻 〜浮かび上がる文様を解読! 戦国・女たちのロマン」はWOWOWプライムにて11/23(水・祝)夜8:00〜
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