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TIS千代田システムズ、インテリジェントP&IDソリューション「Dynamic Flow Navi(R)」に新機能追加し正式版を提供開始

プラントの設計・運転・保全業務のDXを実現

 TISインテックグループのTIS千代田システムズ株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:間瀬 文康、以下:TIS千代田システムズ)は、次世代のプラント設計図面ソリューションである「Dynamic Flow Navi(R)(ダイナミックフローナビ)」について、4月から新機能「ロック管理」を追加し正式版の提供を開始することを発表します。




「Dynamic Flow Navi」は、複雑な系統を持つプラント・工場における設計・運転・保全業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援するソリューションです。昨年10月より基本機能の提供を開始し、概念実証(PoC)を実施してきました。その検証結果、設計・運転・保全業務の高度化・効率化、事故やトラブルの未然予防効果、技術伝承への活用効果が確認されたため、新機能を追加し、製品版として正式に提供開始します。

新機能「ロック管理」はプラントの保全工事で必須となる仕切板やバルブ開閉によるアイソレーション管理業務(縁切り)の効率化と安全操業を支援する機能です。保全工事において、重大事故を防ぐための注意箇所を明示した作業指示書を自動作成できるようになるため、保全工事の担当者の業務効率化に貢献します。

TIS千代田システムズは、今後も引き続き更なる機能拡張を実施し、お客様のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援します。

■背景
プラントの保全工事においては、安全に作業を進めるために作業指示書を作成し、それに従って作業を実施します。保全工事の中でも部品交換や部分改修を行う際には前後の配管内の圧抜・液抜・耐圧・気密テストなどの非定常操作が伴い、仕切板の挿入、バルブを閉止状態にして操作禁止とした札掛けなどによる対象領域の確実な隔離が必要です。それらの作業手順や注意事項を洩れなく作業指示書に記載するため、保全工事計画担当者は膨大な量のP&IDや機器情報、過去のヒヤリハット等多くのデータを確認しながら作業計画の作成を進めます。この作業には業務負荷がかかり、長年の課題となっていました。
「Dynamic Flow Navi」の基本機能と、新機能「ロック管理」を利用することで、保全工事の計画・実施・記録が効率的に行えるようになります。

■「Dynamic Flow Navi」について
「Dynamic Flow Navi」は、デジタル化したP&ID※(以下、インテリジェント P&ID)上でバルブ開閉や機器ON/OFFによる流体経路の変化をシミュレーションできます。これまでのように、紙のP&IDを手作業でトレースや色分けする手間をかけることなく、設計チェック、工事計画の立案等が行なえます。加えて、複数システムで分散管理している、各機器・計器に関する技術情報や保全情報等を一つのインテリジェントP&IDに集約することで、画面上からスピーディーに関連情報を閲覧・検索できます。今回この基本機能に加え、保全工事に役立つ「ロック管理」を新機能として開発しました。これにより、より効率的な業務支援が可能になります。
詳細はhttps://www.tc-systems.co.jp/service/petrochemicals/dynamicflownavi/をご参照ください。

※P&ID: 配管・計装図面。プラントを構成する機器・計器・配管・バルブ等のつながりを専用記号で可視化した図面。Piping & Instrument Diagram の略

■新機能「ロック管理」の特徴
プラントの保全工事で必須となる仕切板やバルブ開閉によるアイソレーション管理業務(縁切り)の効率化と安全操業を支援する機能です。保全工事において、重大事故を防ぐための注意箇所を明示した作業指示書を自動作成できるようになるため、保全工事の担当者の業務効率化に貢献します。

【特徴】
・仕切板の取付位置を自動で提案
P&ID上で対象機器を選択すると、機器を隔離するための仕切板取付け位置の候補を自動で提案します。提案された位置からの変更も簡単に行えます。

・注意ポイントをP&ID上に簡単に登録
作業中の誤作動を防止するため、「バルブ開閉」「接続ラインから取り外す配管」「手順を間違えやすい作業」といった注意ポイントをP&ID上に簡単に登録できます。過去のトラブル情報やヒヤリハットも簡単に参照できるため※、作業計画時の気付きにもつながります。
また、「バルブ開閉」といった作業については、「いつ」「誰が」「開けた・閉めた」といったステータス管理も可能です。

※「Dynamic Flow Navi」と既存のプラントデータ管理基盤等と連携させるインテグレーションが必要な場合があります。

・作業指示書を自動出力
仕切板の取付け位置、札掛け位置等の注意ポイントをマッピングしたP&IDと、注意指示一覧で構成される作業指示書を、ボタンをクリックするだけで簡単に出力できます。


<作業指示の出力イメージ>
[画像: https://prtimes.jp/i/11650/1332/resize/d11650-1332-c2d0fa5e46b958e1f637-0.png ]


■「Dynamic Flow Navi」の価格と詳細について
価格・サービス内容詳細については「本サービスに関するお問い合わせ先」にお問い合わせください。

■インテリジェントP&ID移行サポート
現在、P&IDを紙ベースやCADで運用管理しているお客様が、円滑にインテリジェントP&ID へ移行できるよう移行サポートも提供しています。詳細については「本サービスに関するお問い合わせ先」にお問い合わせください。

■今後の展開
今後は「シーケンスパターン管理 / 配管流路の競合チェック(コンタミチェック)」機能を提供する予定です。本機能は、多数の自動弁を使用した仕込み、反応、洗浄、減菌などの工程の自動化シーケンス設計において課題となっている、運転手順を正確に反映したバルブの開閉表の作成や、流路の色塗り作業にかかる作業負荷を軽減します。
TIS千代田システムズは、引き続き「Dynamic Flow Navi」の機能拡張を行い、複雑な系統をもつプラントや工場の設計・運転・保全業務の高度化・効率化で、お客様のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援します。


TIS千代田システムズ株式会社について(https://www.tc-systems.co.jp/
TIS千代田システムズは、深い業務理解力と卓越したプロジェクトマネジメント力をベースに「お客様の真のパートナー」としてお客様業務に寄り添った業務展開をしています。特にプロセスプラントの設計/調達/工事プロジェクト領域については日本屈指のITプロフェッショナル集団として、製造/建設現場から企業経営層まで幅広くソリューションを提供しています。


TISインテックグループについて
TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心とした様々な社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。


※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。


◆本サービスに関するお問い合わせ先
TIS千代田システムズ株式会社 デジタル営業部
TEL:045-441-9210 E-mail:df-navi@tc-systems.co.jp
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