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パナソニック、シンガポール初となる屋内野菜工場を発表 野菜自給率向上への貢献を目指す




パナソニック ファクトリーソリューションズ アジアパシフィック(PFSAP)は2014年7月31日、シンガポール国内で日本食レストランを展開する大戸屋に、同社内の野菜工場で栽培・収穫した野菜を、商業ベースで供給することを発表しました。

【ニュース動画】シンガポール初となる屋内野菜工場を発表
https://www.youtube.com/watch?v=d290Q9FgCQo
(日本語字幕をONにしてご覧ください)

PFSAPは大戸屋に、ミニ赤大根、サニーレタス、水菜の3種類の野菜を提供します。これらはシンガポール政府が初めて認定した屋内野菜工場で、徹底した管理と最適な条件の下、栽培され、収穫された野菜は新鮮な状態で、工場から大戸屋3店舗に直送されます。

現在、同社の野菜工場では、グリーンレタス、サニーレタス、水菜、ミニ赤大根、ミニ白大根、ルッコラ、バジル、大葉、三つ葉、ベビーホウレンソウの10種類の野菜を栽培。葉物野菜と根菜の両方を、LED照明設備を使用しながら、管理の行き届いた土壌で育てています。現段階で、年間の総生産量は3.6トン。現地の工場で生産することで、大戸屋をはじめとするお客さまには日本から同等品質の野菜を輸入する場合と比べて、コストメリットをもたらすことが期待されます。

当日2回開かれた発表会には、午前の部はジャーナリスト、夜の部はブロガーなど、合計で約40人が参加。PFSAP社長の馬場氏、大戸屋ホールディングス専務の濵田寛明氏も出席。ジャーナリスト向け発表会で、PFSAP馬場社長は以下のように述べました。

・シンガポールは国土が小さく、野菜の自給率は8%にとどまる。このため、PFSAPの技術やエンジニアリング力、生産ノウハウを組み合わせ、農業ビジネスを拡大できるチャンスは大きい。

・今回のパートナーシップで、PFSAPの優れた技術を活用して高品質の野菜を栽培し、大戸屋の店舗に納入する体制が整った。しかしこれは、両社の意義深い協業のスタートにすぎない。例えば、大戸屋が日本の家庭料理を提供する上で必要にも関わらず、シンガポール国内では栽培されていない、さまざまな野菜の栽培・提供にも取り組みたい。

・エコと持続可能性を両立する、この農業スタイルを通じ、シンガポールで食料自給率の向上に貢献したい。現段階の野菜の生産量は、シンガポール全体の0.015%に過ぎないが、2017年3月末にはこの数値を5%まで引き上げ、30種類以上の農作物を育てることを目論んでいる。

PFSAPは今後も、付加価値の高い農作物の安定的・持続的な供給を期待する市場の声に応える、野菜工場の研究・開発に尽力していきます。

<関連情報>
【動画】パナソニック ファクトリーソリューションズ アジアパシフィックの農業ソリューション
https://www.youtube.com/watch?v=p-KJJWXmo6g

【写真】
https://plus.google.com/photos/+Panasonic/albums/6041893809397045841

・パナソニック ファクトリーソリューションズ アジアパシフィック
http://www.pfsap.panasonic.com.sg/
・株式会社大戸屋ホールディングス
http://ootoya.jp/
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