─ ウェールズ大学MBAプログラム ─ 卒業生・山口大学病院准教授が語る「総合診療医と地域医療の未来」 オンライン講演会実施レポート
[25/12/19]
提供元:PRTIMES
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教育事業を展開するヒューマンアカデミー株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:今堀健治、以下「当社」)は、ヒューマンアカデミービジネススクール「ウェールズ大学トリニティセントデイビッドMBAプログラム」の卒業生によるオンライン講演会を2025年11月21日(金)に実施しました。
登壇した齊藤裕之氏(山口大学医学部附属病院 総合診療部 准教授/臨床教育センター 副センター長)が、日本の医療が直面する構造的課題と地域医療の未来、そしてMBAの学びがどのように医療現場で活きているかについて語りました。当日の様子をレポートでお届けします。
【本件のポイント】
●ウェールズ大学MBAプログラム卒業生・齊藤裕之氏(山口大学医学部附属病院 総合診療部 准教授)が登壇●2040年問題など日本の医療が抱える構造的課題と総合診療医の役割を解説
●MBAで学んだ経営視点が地域医療の現場でどう活用されているかを共有
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https://mba.athuman.com/about/column/cat5593/20251121.html
【背景】
人生100年時代、またテクノロジー進化に伴うビジネス環境の激変を背景に、あらゆる業界・職種において組織の力を最大限に生かすマネジメント力や経営スキルの需要が高まっています。医療分野も例外ではありません。当社のウェールズ大学MBAプログラムでは、医療従事者を含む多様な分野の専門家がビジネススキルを習得し、それぞれの現場で実践しています。今回、地域医療の最前線で活躍する卒業生が、直面する課題とMBAでの学びをどう活用しているかを広く共有することで、医療分野におけるマネジメント教育の重要性を発信するため、本講演会を開催しました。【開催ハイライト】
本講演会は、ウェールズ大学MBAプログラム 学友会による卒業生登壇講演会として開催され、多くの参加者がオンラインで視聴しました。齊藤裕之氏が、26年にわたる医師としてのキャリアと、MBAで学んだ経営的視点を融合させた地域医療の実践について語りました。医療資源投入だけでは健康改善につながらない
医師である齊藤裕之氏は、日本の医療政策に一石を投じる研究結果を紹介しました。2017年の47都道府県調査で、医療費や医師・看護師数の増加は死亡率改善に相関しないことが判明しました。一方、医師数の少ない長野県が東京より死亡率が低いという事実は、医療資源投入だけでは健康改善につながらないことを示しています。
50年遅れた日本の総合診療医制度
日本で2018年に専門医として認定された総合診療医は、アメリカより50年遅れていると言われ、現在わずか1,000人程度ですが、海外では予防医療の充実、無駄な入院の削減、医療費抑制などの効果が実証されています。
2040年問題への対応が急務
2040年には、高齢者急増と現役世代減少により、5人に1人が医療従事者にならないと現在の医療水準を維持できません。多疾患を抱える高齢患者が増える中、臓器別専門医だけでは対応困難な状況になります。
健康の社会的決定要因
健康の社会的決定要因の分析では、医療アクセスは20%にすぎず、地域・社会環境が40%を占めています。長野県の低死亡率は「農村大学」など住民同士の繋がりに起因しています。社会的孤独はタバコ15本分の健康リスクに匹敵することも示されました。
MBA の学びを活かした地域医療改革
齊藤裕之氏は山口県で10年かけて総合診療研修施設を27施設まで拡大しました。予防医療を提供できる若手医師育成こそが地域の健康改善の鍵だと信じ、MBAで学んだマネジメント原則を医療現場に活かしながら、日本でも総合診療医増加による死亡率低下を証明する長期プランに取り組んでいます。
【登壇者紹介】
齊藤 裕之(さいとう ひろゆき)氏山口大学医学部附属病院 総合診療部 准教授/臨床教育センター 副センター長
2000年川崎医大卒。同大総合診療部、飯塚病院(2003年ベストレジデント受賞)、 岡山家庭医療学センター、東京医大総合診療部助教(2007年、2008年ベスト指導医受賞)などを経て 2016年より現職。2013年にウェールズ大学トリニティセントデイビッド(UWTSD)MBAプログラムを修了(東京19期)。
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修士論文は「組織市民行動、離職意思」をテーマに石川淳教授(立教大学経営学部)に師事。 2019年の医師専門医制度から、日本に総合診療専門医が新設。 現在、総合診療医として地域医療に従事しながら、若手医師の育成、研究に努める。
■ウェールズ大学トリニティセントデイビッドMBAプログラムについて https://mba.athuman.com/
ヒューマンアカデミーでは、英国国立ウェールズ大学トリニティセントデイビッドから認証を受けたMBAプログラムを運営しています。当プログラムは厚生労働省の専門実践教育訓練給付金制度の対象講座として認定されています。一定の条件を満たすことで受講費用の最大80%(上限128万円)の給付を受けることが可能です。これにより、仕事を続けながら土曜日のオンライン講義で学べる本プログラムの経済的負担が大幅に軽減され、日本にいながらにしてグローバルスタンダードな海外MBA取得の機会がより身近になりました。
■ヒューマンアカデミーについて https://manabu.athuman.com/
学びの面白さを提供する「Edutainment Company」として、1985 年の創設以来、時代や社会の変化にあわせながら800以上の講座を編成しました。未就学児童から中高生・大学生・社会人・シニア層とあらゆるライフステージにおけるSTEAM教育やリスキリング、学び直しの支援を行っています。
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さらに、独自の「ヒューマンアカデミーGIGAスクール構想」を推進し、学習支援プラットフォーム「assist」を開発。SELFingサポートカウンセラーと講師が、個別に学習目的や目標にあわせた進捗管理や相談などの学習サポートをします。私たちは、常に最先端の教育手法やテクノロジーを取り入れ、学びの喜びを追求し、最高水準の教育サービスを提供していきます。
■ヒューマングループについて
ヒューマングループは、教育事業を中核に、人材、介護、保育、IT、美容、スポーツと多岐にわたる事業を展開し、2025年4月に創業40周年を迎えました。1985年の創業以来「為世為人(いせいいじん)」を経営理念に掲げ、各事業の強みを生かし、連携しながらシナジーを最大限に発揮する独自のビジネスモデルにより、国内340拠点以上、海外4カ国5法人のネットワークでお客様に質の高いサービスを提供しています。
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ヒューマンホールディングスは、日本リスキリングコンソーシアムの後援パートナーです。
●ヒューマンホールディングスウェブサイト:https://www.athuman.com/
会社概要
ヒューマンアカデミー株式会社
●代表者:代表取締役 今堀 健治
●所在地:東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿プライムスクエア1階
●資本金 :1,000 万円
●URL :https://manabu.athuman.com/









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