園舎仕様をリニューアルした認可保育園を3拠点で新規開設〜多様性への配慮、子どもが安らげる環境とスタッフの働きやすさをハード面に反映〜
[19/04/27]
提供元:PRTIMES
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株式会社学研ホールディングス(本社:東京都品川区/代表取締役社長:宮原博昭)のグループ会社で子育て支援事業を行っている株式会社学研ココファン・ナーサリー(本社:東京都品川区/代表取締役社長:小早川 仁、以下当社)は、2019年4月1日に、東京都内に3園の認可保育園を新規開園しました。
当社では2015年から、より質の高い園を目指し、園舎仕様書のリニューアルを進めてきました。今回新たに開園した3園は、リニューアルした仕様に沿って建てられた初めての園で、子どもにとっての最適な環境と、スタッフの働きやすさをハード面に反映した園舎となっています。
<新園概要>
ココファン・ナーサリー三鷹
東京都三鷹市上連雀1丁目5-12
定員 70名
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ココファン・ナーサリー志村坂上
東京都板橋区小豆沢2丁目21-12
定員 70名
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ココファン・ナーサリー篠崎
東京都江戸川区鹿骨2丁目29-10
定員 70名
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■「子どもが安らげる場」「育ちに合った環境」を見直し、多様性に配慮した新仕様の園舎
<園舎仕様書リニューアルの背景>
当社ではより良い園づくりの取り組みとして、ハード面では園舎仕様の改良を続けてきましたが、保育園に対して求められる役割や預かる子どもの多様化、高まり続ける安心・安全へのニーズ、保育士不足など、保育園を取り巻く環境の変化に合わせ、最適な保育環境と運営環境を整備するため、今回大幅なリニューアルを行いました。リニューアルに際しては、今までの園運営で蓄積してきたノウハウや、園長やスタッフの意見・要望を取り入れ、仕様に反映しました。
<園舎仕様書リニューアルの目的>
1.女性の社会進出による長時間保育の増加、配慮の必要な子どもや外国籍の子どもの増加など、預かり形態や子どもが多様化する中で、どの子どもにとっても安らげる環境をつくること
2.「育ちのチカラ」を育むという保育方針に沿って、子どもの発達を適切に支援できる環境をつくること
3.世間・保護者からのニーズが高まっていることもあり、ハード面の安心・安全性をより高めること
4.保育士の離職率低下・満足度向上のため、スタッフの働きやすい園とすること
5.提供している社会保障費サービスの効率運用のために、運営コストの最適化を図った建物であること
■学研の保育事業─社会問題解決と子どもの発達を支援する環境づくり
〈社会課題解決と子どもの健全な発達の場提供のために〉
「子育て世代が安心して子どもを預けられ、働くことができる社会」を目指し、品川区初の私立認定子ども園の運営を皮切りに、学研グループは2008年に保育事業をスタートしました。以降、女性の社会進出が進み始めた社会変化に合わせて新規開設を進め、現在では1都3県に43園を展開し、待機児童解消の受け皿としての役割を担っています。
また、事業開始当初から「養護と教育の両立」を重要なコンセプトと捉え、子どもの心と体の発達を支援する独自の保育手法を取り入れています。この取り組みを通し、問題解決能力、コミュニケーション能力など、子どもの発達を支え、21世紀型スキルを育むことを目指しています。
今後も当社は、保護者が安心して子どもを預けることのできる場所であり、子どもの豊かな成長をサポートするパートナーとして、ソフトとハードの両面から質の高い保育サービスを提供し、子育て支援に貢献してまいります。
【園舎新仕様書 リニューアルコンセプト】
〈基本方針〉
●コンプライアンス・・・諸法に準拠し、障害児への合理的配慮を落とし込んだ施設・設備であること。
●安心・安全性・・・今までの運営で得た知見を反映し、さらに安全性の高い施設・設備であること。
●質の高い保育を提供・・・学研の保育プログラムをハード面に落とし込んだ空間作りをすること。
→子どもの発達過程(運動機能・感覚・欲求・行動・判断などの特徴)を踏まえる。
→養護・教育支援のパフォーマンスが最大化するような空間を目指す。
1.どの子どもにとっても安らげる環境
最長11時間近く保育園にいる子どもも、例えば感覚過敏などの特性を持つ発達障害の子どもも落ち着いて過ごすことができるユニバーサルデザインを空間作りの指針とした。
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例)配慮が必要な子どもたちが落ち着けるよう、室内の内装からは色・光・音などの刺激を極力排除。
反射を軽減した色使いや照明コントロール、吸音ボードなどを採用。
※人が落ち着ける心地良い色の反射率は60%以下と言われている。
2.子どもたちの発達を支援する環境
学研の保育プログラムでは、子どもたちが自発的で主体的な態度や行動がとれるよう「育ちのチカラ」を伸ばすことを目指している。その保育プログラムに基づき、子どもの発達過程に対応した環境を構築した。
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例)「寝ている乳児の目線に合わせた天井高とモビールの設置」という保育プログラムに合わせ、0歳児保育室の天井にはフックを設置。これを使用して天井高調整のための布やモビールを用意する。
玄関付近に必ず絵本コーナーを設置。「学研ナーサリー文庫」として、貸し出しやお勧め絵本の紹介などを行う。
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3.スタッフの働きやすい環境
保育士の労働環境向上を目指し、「保育しやすい」「働きやすい」環境を実現。離職率低下にも期待。
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例)休憩室は畳敷きにし、足を伸ばして休めるように。より寛ぎやすい空間とした。
4.安心と安全への配慮
安全な保育の実現、子どもの飛び出しや不審者侵入などのリスクを回避するために動線や設備を見直した。
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例)不審者の侵入を防ぐため、直進の動線を排し、防犯性を高めた玄関回り。
鍵については門扉と玄関ドアの二重ロックで、スタッフが必ず解錠する仕組み。(写真上)
0歳児の調乳室は調乳しながらも保育室全体を見渡すことができる配置に。保育士の目が届きにくい場所を極力なくすことを目的としている。(写真下)
5.運営コストの最適化(社会保障費の効率運用)
園運営におけるコストパフォーマンスの向上を目指した。園の運営費の大部分が公的補助金であることも鑑み、ハードの側面からも社会保障費の効率的な運用を可能とする仕様に。
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例)1階の全床を断熱にし、暖房コストを削減。