ナイジェリアで未曾有のジフテリア大流行【プレスリリース】
[23/10/03]
提供元:PRTIMES
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ユニセフ、予防接種の緊急展開を訴え
[画像1: https://prtimes.jp/i/5176/2211/resize/d5176-2211-423b1639dd108775aed8-0.jpg ]
【2023年9月27日 アブジャ(ナイジェリア)発】
世界の近年史上、最も深刻なジフテリアの集団感染が起きているさなか、ユニセフ(国連児童基金)ナイジェリア事務所は、予防接種を大規模に展開する必要がある、と警鐘を鳴らしています。この感染爆発により、これまでに感染が疑われる症例が1万1,500件、感染確認が7,000件あり、453人の命が奪われています。亡くなった人のうち、ほとんどが子どもであることが確認されています。
* * *
ほとんどの感染者は、命にかかわるワクチンの投与を1回も受けていない4歳から15歳の子どもで、ナイジェリアにおける予防接種の緊急性が浮き彫りになっています。
ユニセフは、この集団感染を食い止めることに取り組んでいるナイジェリア政府に対し、緊急支援を行っています。この支援の極めて重要な部分には、政府の対応を後押しするためのワクチンの調達が含まれています。
これまでのところ、ユニセフは政府に代わって、カノ、バウチ、ボルノ、ヨベ、カツィナ、カドゥナ、ジガワなどの感染の影響を受けている州に930万回分のジフテリアワクチンを配備しました。このうち、400万回分は集団感染が激発しているカノ州に送られました。さらに400万回分のワクチンを調達中で、数週間以内にナイジェリア政府に手渡される予定です。
[画像2: https://prtimes.jp/i/5176/2211/resize/d5176-2211-a7ba3485c1cea09a2686-0.jpg ]
ユニセフ・ナイジェリア事務所臨時代表のロウナク・カーンは、次のように述べています。「今回のジフテリアの大発生は、予防接種の重要性を痛感させるものです。驚くべきことに、ナイジェリアにはワクチンを1回も接種していない子どもが220万人もおり、世界で2番目に多いのです。この数を大幅に減らすために、私たちは一丸となって緊急の行動を取らなければなりません。すべての子どもは、予防可能な病気から身を守る権利があります。これには交渉の余地はありません」
ユニセフ・ナイジェリア事務所は、パートナー、ステークホルダー、そして国際社会に対し、ナイジェリアのすべての子どもが命を守るワクチンの接種を受けられるよう、力を結集することを呼びかけます。ユニセフは、今後同様の大規模感染が起きないよう、定期予防接種の実施やコミュニティとの連携にさらに注力し、保健システムを強化することの重要性を訴えています。
今回の集団感染に効果的に対応するため、ユニセフ・ナイジェリア事務所は、本年中に追加で330万米ドルの資金を必要としています。
* * *
■ ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在約190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念をさまざまな形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています。 https://www.unicef.or.jp/
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する33の国と地域を含みます
■ 日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、33の先進国・地域にあるユニセフ国内委員会の一つで、日本国内において民間で唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 https://www.unicef.or.jp/
[画像1: https://prtimes.jp/i/5176/2211/resize/d5176-2211-423b1639dd108775aed8-0.jpg ]
【2023年9月27日 アブジャ(ナイジェリア)発】
世界の近年史上、最も深刻なジフテリアの集団感染が起きているさなか、ユニセフ(国連児童基金)ナイジェリア事務所は、予防接種を大規模に展開する必要がある、と警鐘を鳴らしています。この感染爆発により、これまでに感染が疑われる症例が1万1,500件、感染確認が7,000件あり、453人の命が奪われています。亡くなった人のうち、ほとんどが子どもであることが確認されています。
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ほとんどの感染者は、命にかかわるワクチンの投与を1回も受けていない4歳から15歳の子どもで、ナイジェリアにおける予防接種の緊急性が浮き彫りになっています。
ユニセフは、この集団感染を食い止めることに取り組んでいるナイジェリア政府に対し、緊急支援を行っています。この支援の極めて重要な部分には、政府の対応を後押しするためのワクチンの調達が含まれています。
これまでのところ、ユニセフは政府に代わって、カノ、バウチ、ボルノ、ヨベ、カツィナ、カドゥナ、ジガワなどの感染の影響を受けている州に930万回分のジフテリアワクチンを配備しました。このうち、400万回分は集団感染が激発しているカノ州に送られました。さらに400万回分のワクチンを調達中で、数週間以内にナイジェリア政府に手渡される予定です。
[画像2: https://prtimes.jp/i/5176/2211/resize/d5176-2211-a7ba3485c1cea09a2686-0.jpg ]
ユニセフ・ナイジェリア事務所臨時代表のロウナク・カーンは、次のように述べています。「今回のジフテリアの大発生は、予防接種の重要性を痛感させるものです。驚くべきことに、ナイジェリアにはワクチンを1回も接種していない子どもが220万人もおり、世界で2番目に多いのです。この数を大幅に減らすために、私たちは一丸となって緊急の行動を取らなければなりません。すべての子どもは、予防可能な病気から身を守る権利があります。これには交渉の余地はありません」
ユニセフ・ナイジェリア事務所は、パートナー、ステークホルダー、そして国際社会に対し、ナイジェリアのすべての子どもが命を守るワクチンの接種を受けられるよう、力を結集することを呼びかけます。ユニセフは、今後同様の大規模感染が起きないよう、定期予防接種の実施やコミュニティとの連携にさらに注力し、保健システムを強化することの重要性を訴えています。
今回の集団感染に効果的に対応するため、ユニセフ・ナイジェリア事務所は、本年中に追加で330万米ドルの資金を必要としています。
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■ ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在約190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念をさまざまな形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています。 https://www.unicef.or.jp/
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する33の国と地域を含みます
■ 日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、33の先進国・地域にあるユニセフ国内委員会の一つで、日本国内において民間で唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 https://www.unicef.or.jp/