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この携帯用コンシューマ電子機器向けの完全なシステム・オンチップ（SoC）ソリューションは、雑音の多い環境で音声の自然さを保ちながら、音声了解度を改善する、最新デュアルマイクロフォン・ノイズ・リダクション・アルゴリズム搭載の高性能デジタル信号プロセッサ（DSP）を内蔵しています。

スマートフォンなどのアプリケーションでは、BelaSigna R261は、ユーザが通常のハンドセット・モードで音声を明瞭に聞けるように、音声品質を改善しながらマイクロフォン信号からのノイズを除去します。会話中に、BelaSigna R261は360度のレンジで、最高6mの範囲内の音声を周囲ノイズから識別し、抽出します。これによって、音声の明瞭度が飛躍的に向上し、マイクロフォンに対する位置が最適でなかったり、マイクロフォンから離れているときでも、ユーザが自由に動ける範囲が広がります。

DSP、レギュレータ、フェーズロックド・ループ(PLL)、レベル変換器、メモリを搭載したSoCの高集積化により、他のソリューションに比べて部品コストが低減されます。搭載アルゴリズムはカスタマイズ可能で、各アプリケーションについてノイズ・リダクションと音声明瞭度のバランスを調整できます。すべての機能を内蔵したソリューションであるため、デザイン・チームは、アルゴリズムまたはデザイン概念のサポートおよびインタフェース回路の開発や取得の必要がなく、デザイン・インに必要な時間や技術的労力が最小限に抑えられます。

BelaSigna R261 SoCは、デジタル・マイクロフォン・インタフェース(DMIC)またはベースバンド・チップのマイクロフォン入力に直接プラグインするだけです。コスト重視のOEMデザインでは、安価な無指向性マイクロフォンを使用でき、マイクロフォン配置の自由度が大きくなります。プロダクション・ラインでのマイクロフォンの調整が不要で、時間とコストが節約されます。

新しいSoCは非常にコンパクトな5.3 mm2 WLCSPパッケージに収納され、代替ソリューションよりもボード占有面積がかなり少なく、最もスペースが制約されるポータブル電子機器構造にも収まります。

BelaSigna R261 SoCは、ノートブック、携帯電話、Webカメラ、タブレット・コンピュータなどの音声キャプチャ・アプリケーションをターゲットにしています。消費電力は16 mA（1.8 V時）以下で、現在市販されている多くのコンピューティング・ソリューションの半分です。

オン・セミコンダクターのヒアリング＆オーディオ・ソリューション担当ディレクタMichel De Mey氏は、次のように語っています。「オーディオ・システムの設計者は、システムに簡単に組み込むことができ、市場投入までの期間を短縮する音声キャプチャ・ソリューションを探しています。」「BelaSigna R261は、どこでも明瞭で快適な通信を可能にするドロップイン・ソリューションを提供します。この製品に採用している最先端の音響ノイズ・リダクション技術は、あらゆる種類のポータブル電子機器で、音声品質とお客様の満足度を劇的に改善できます。」

BelaSigna R261は、鉛フリーRoHS準拠のWLCSP-30およびWLCSP-26パッケージで供給され、10,000個注文時の単価は2.00米ドルです。

詳細については、http://www.onsemi.jp/をご覧ください。