禁断の裸体、WOWOWで放送!「人間の本質的なものが暴かれる瞬間を丁寧に描きたい」と演出の三浦大輔
[15/06/25]
提供元:PRTIMES
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ブラジル演劇の巨匠と評されるネルソン・ロドリゲスの戯曲に、演劇ユニット「ポツドール」を主宰し、赤裸々なせりふや過激な演出で賛否両論の話題作を生み出してきた三浦大輔が豪華キャストで挑んだ舞台「禁断の裸体」がいよいよWOWOWで放送される。
本作はある家族の崩壊、男女の愛と性、モラルにとらわれることへの警鐘、死への恐怖と生への執着などのテーマをセンセーショナルに描いた人間ドラマ。1973年公開の映画版は、ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞している。
放送では、舞台本編の他、三浦と主演の内野聖陽のインタビューもお届けする。
今回の演出に関して三浦は、「戯曲にはあそこまでのセックスシーンは無かったのですが、今回のテーマを引き出すために必然性を感じて立体化させました」と。加えて「内野さんとは、堅苦しい翻訳劇ではなく、ある種の喜劇だという共通認識の下に作り上げました」とも語っている。
内野は、妻を乳がんで亡くし、心に傷を負った男やもめの主人公エルクラーノを演じ、「エルクラーノは情けなくても必死に生きている男・父親。お客様も、自分にもこういうところある、わかる!と感じて楽しんでいただけたら」と語った。
出演は他に、純粋な心を持ち、本能で生きる娼婦ジェニーに寺島しのぶ。また、自堕落な人生を歩む主人公の弟パトリーシオを池内博之、亡き母の死を受け入れられない主人公の息子セルジーニョを野村周平、エルクラーノと暮らしているおばを木野花、池谷のぶえ、宍戸美和公が演じている。
<ストーリー>
妻を亡くして以来失意に沈むエルクラーノ(内野聖陽)。自殺未遂までも起こした彼を心配し、これ以上家族から死者を出すことを忌み嫌う3人のおば(木野花、池谷のぶえ、宍戸美和公)は、神父をエルクラーノに引き合わせるよう、彼の弟パトリーシオ(池内博之)をせかす。だが、パトリーシ
オが紹介したのは、娼婦のジェニー(寺島しのぶ)だった。兄を救えるのは“女”“セックス”だと考えてのことだった。
酒の勢いで関係を持ちつつもモラルを捨て切れないエルクラーノは、最初は娼婦だとジェニーをさげすむが、その内心でお互いに愛が芽生え、やがて結婚を意識するように。だが、エルクラーノは、いまだに母の面影を追う息子のセルジーニョ(野村周平)と、再婚はしないという約束を固く結ん
でいた。そんなある日、セルジーニョが父とジェニーのセックスを目撃してしまったことを発端に、消すことのできない悲劇が一家に襲い掛かる。
禁断の裸体 内野聖陽×寺島しのぶ×池内博之×野村周平
作:ネルソン・ロドリゲス 上演台本・演出:三浦大輔 [R15+指定相当]
6月27日(土)夜10:00 WOWOWライブ
<特集:三浦大輔、過激な夜> WOWOWライブ
『愛の渦[R15+指定版]』
6月27日(土)深夜0:50
舞台「ストリッパー物語」 つかこうへい×三浦大輔×リリー・フランキー [R15+指定相当]
6月27日(土)深夜3:00
三浦大輔×峯田和伸×池松壮亮「母に欲す」
6月28日(日)午前5:45
番組HP ⇒ http://www.wowow.co.jp/pg_info/wk_new/009772.php