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各国で、SD(標準画質)からHD(高画質)への移行が進み、地上波デジタルテレビ用のセットトップボックス市場が拡大するにしたがって、デジタル録画機の重要性が高まっている。ハイブリッドweb-to-TVセットトップボックスなどの新製品もまた、地上波デジタルテレビ用のセットトップボックスの長期的な成長に貢献して収益を促進し、2014年には約60億ドルに近づくであろうと、米国調査会社インスタット社は報告している。

「市場価値の大部分は西ヨーロッパとアジア太平洋地域からくるものであるが、主要な成長地域はラテンアメリカとアジア太平洋地域である。米国では、Sezmi TVが高画質DVRセットトップボックスの成長を促進するだろう。中東とアフリカにも大きな市場可能性があるものの、経済環境が改善するまでは、地方自治体はDTTコンバータボックスの補助金に関する方針を定めないだろう」と主席アナリストのGerry Kaufhold氏は語る。

この調査レポートは、下記についても調査した。
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●ヨーロッパは、高画質テレビと任意の有料テレビサービスを受容している

●DVB-T2は、ヨーロッパで第2次的な成長をするだろう

●ハイブリッドのブロードバンド放送サービスや英国のYouViewなどのアプローチは、ハードディスクドライブ付属のハイディフィニションセットトップボックスやブロードバンド接続の需要を向上させるだろう

●インテルは、MetrologicalのYuiXXハイブリッドセットトップボックス、AminoのFreedomボックス、Googleテレビなどの地上波デジタル放送のセットトップボックス市場に参入している

●アフリカとラテンアメリカは、一足飛びにMPEG-4 HDの長期的な成長をみるだろう

●すべての地上波デジタル放送セットトップボックスの半導体の最大実現可能市場は、2014年に5億ドルを越え、その約80％がハードディスクボックスによるものだろう

●ライセンス料金は、ハードディスク地上波デジタルセットトップボックスの製造にとって大きなコストである。2014年には、ライセンス料金は、BOM(料金表)総額において、デコーダやチューナやメモリデバイスよりも高い比率を占めるようになるだろう
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インスタット社の調査レポート「世界の地上デジタル放送用セットトップボックス市場調査:地域別市場動向とデータ - Global DTT Set Top Box Market: Riding the Digital Airwaves」は、地上波デジタルテレビのセットトップボックスの世界市場を調査した。SDとHDのSTBの出荷数、収益、BOM、部品収益の2014年までの世界と地域毎の予測、HDとDVRの欧州、北米、アジアの主要国の出荷数と収益、各国のアナログ停波の時期、国毎と地域毎のDTTの現状、DTT STB向けの半導体と部品の分析などを記載している。

この調査レポートは、インスタット社の「Multimedia Entertainment Equipment Information Service」の一環であり、セットトップボックスやデジタルテレビ、ハードディスクレコーダなどのマルチメディア家電デバイスの世界市場についての分かりやすい分析と予測を提供している。

【調査レポート】
世界の地上デジタル放送用セットトップボックス市場調査:地域別市場動向とデータ - Global DTT Set Top Box Market: Riding the Digital Airwaves
http://www.dri.co.jp/auto/report/instat/in1004676me.htm

◆米国市場調査会社　インスタット社について
http://www.dri.co.jp/instat/index.htm

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