世に溢れる膨大なデータを資源に変える!『Pythonと複雑ネットワーク分析―関係性データからのアプローチ』発行
[19/10/31]
提供元:PRTIMES
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インプレスグループで理工学分野の専門書出版事業を手掛ける株式会社近代科学社は、2019年11月1日に、『Pythonと複雑ネットワーク分析―関係性データにおけるアプローチ』(編著:林幸雄 共著:谷澤俊弘・鬼頭朋見・岡本洋)を発行いたします。
[画像: https://prtimes.jp/i/5875/2971/resize/d5875-2971-159466-0.jpg ]
●書誌情報
【書名】Pythonと複雑ネットワーク分析―関係性データからのアプローチ
【編著】林幸雄
【共著】谷澤俊弘・鬼頭朋見・岡本洋
【仕様】A5判・並製・192頁
【本体価格】2,600円(税込2,860円)
【ISBN】978-4-7649-0602-0 C3050
【商品URL】https://www.kindaikagaku.co.jp/information/kd0602.htm
●内容紹介
インターネットを通じた経済活動やコミュニケーションが発達し、金融や産業の繋がりが大規模な社会ネットワークとして形成されるようになった現在、蓄積され続けた購買・移動・検索といった膨大なデータはとても貴重な情報源となっています。そのデータを分析し、人や組織間の相互作用・影響を捉える複雑ネットワーク研究は年々重要性を増しています。
本書はこうした「つながり」のデータ分析に役立つPythonツールを第1章で詳述し、第2〜4章で経済、コミュニティ、ソーシャルネットワークを対象とした分析事例を掲載しております。データ処理エンジニアやデータサイエンティストとして活躍中の方々、あるいは膨大なネットワークデータの活用を模索している方々に有益な情報をご提供できる内容となっております。
●著者紹介
林 幸雄(はやし ゆきお)
1987 年 豊橋技術科学大学大学院 電気電子工学専攻修士課程修了
富士ゼロックス(株)システム技術研究所
1991 年 国際電気通信基礎技術研究所
ATR 視聴聴覚機構研究所 人間情報通信研究所(出向)
1995 年 博士(工学) 京都大学
1997 年 北陸先端科学技術大学院大学 知識科学研究科 助教授
2003 年 文部科学省 研究振興局学術調査官(併任)
2008 年 科学技術振興機構 さきがけ「知の創生と情報社会」領域アドバイザー(併任)
現在 北陸先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科/融合科学共同専攻 教授
著書『自己組織化する複雑ネットワーク』(近代科学社)、『情報ネットワーク科学入門』(コロナ社 共著)、『ネットワーク科学の道具箱』(近代科学社 共著)、『噂の拡がり方』(化学同人)
谷澤 俊弘(たにざわ としひろ)
1995 年 京都大学大学院博士後期課程満期退学
1998 年 博士(理学)
1998 年 高知工業高等専門学校電気工学科講師
2000 年 高知工業高等専門学校電気工学科助教授
2003 年 米ボストン大学高分子研究所客員研究員
2012 年 高知工業高等専門学校電気工学科教授
現在 高知工業高等専門学校ソーシャルデザイン工学科教授
統計物理学を基礎とするネットワーク理論の研究に従事.
著書『ネットワーク科学』(共立出版 共訳)
鬼頭 朋見(きとう ともみ)
2005 年 日本学術振興会特別研究員DC2
2007 年 東京大学大学院工学系研究科博士後期課程修了、博士(工学)
2007 年 Visiting Fellow、 Department of Mechanical Engineering、 University ofBath、 UK
2008 年 東京大学人工物研究センター特任助教
2008 年 Research Fellow、 Said Business School、 University of Oxford、 UK
2012 年 東京大学工学部助教
2013 年 Senior Research Fellow、 Said Business School、 University of Oxford、 UK
2015 年 筑波大学システム情報系助教
2018 年 早稲田大学創造理工学部准教授
サプライチェーンや企業戦略等に関する工学的研究に従事.
岡本 洋(おかもと ひろし)
1991 年 早稲田大学大学院理工学研究科博士後期課程修了、博士(理学)
1991 年 富士ゼロックス株式会社勤務、研究主査(退職時)
2018 年 ドワンゴ人工知能研究所シニアリサーチャー
2019 年 東京大学大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻、特任研究員
複雑ネットワーク科学、確率的機械学習および計算論的神経科学の研究に従事
●目次
第1 章 Python を用いた複雑ネットワーク分析
1.1 はじめに
1.2 Python および外部モジュールのインストール
1.3 Jupyter ノートブック
1.4 基本ツール
1.5 統計解析ツール
1.6 よく知られたネットワーク分析ツール: NetworkX
1.7 最新でより強力な分析ツール: graph-tool
1.8 計算の高速化
1.9 おわりに
コラム1:より詳しく学ぶための参考図書
第2 章 ネットワーク分析指標の経済系への応用
2.1 はじめに
2.2 経済システムのシステミック・リスクに関するネットワーク研究
2.3 国の経済発展に関するネットワーク研究
2.4 企業間サプライチェーンに関するネットワーク研究
2.5 道具箱としての2章のまとめ
コラム2:ネットワークのオープンデータと可視化ツール
第3 章 ランダムウォーク:コミュニティ抽出のキーツール
3.1 はじめに
3.2 ネットワーク上のランダムウォーク
3.3 代表的なコミュニティ抽出:ランダムウォークの枠組みによる定式化
3.4 コミュニティ抽出機能の拡張
3.5 今後の展望
3.6 道具箱としての3章のまとめ
コラム3:リッチクラブ–金持ち同士は偶然以上につながっているか?–
第4 章 インフルエンサーの抽出や最適な攻撃耐性に関する進展
4.1 SNS などにおける口コミの影響力をビジネスに
4.2 口コミの影響力を表す指標
4.3 攻撃耐性の最適強化は本質的に難しい
4.4 機械学習的な高速近似解法
4.5 攻撃に最も強い玉葱状構造の創発
4.6 道具箱としての4章のまとめ
コラム4:GoogleのPagaRankの技術面での先進性
【株式会社 近代科学社】 https://www.kindaikagaku.co.jp/
株式会社近代科学社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:井芹昌信)は、1959年創立。
数学・数理科学・情報科学・情報工学を基軸とする学術専門書や、理工学系の大学向け教科書等、理工学専門分野を広くカバーする出版事業を展開しています。自然科学の基礎的な知識に留まらず、その高度な活用が要求される現代のニーズに応えるべく、古典から最新の学際分野まで幅広く扱っています。また、主要学会・協会や著名研究機関と連携し、世界標準となる学問レベルを追求しています。
【インプレスグループ】 https://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:唐島夏生、証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「旅・鉄道」「学術・理工学」を主要テーマに専門性の高いメデイア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。
【お問い合わせ先】
株式会社近代科学社 出版局
TEL:03-3260-6161
電子メール: reader@kindaikagaku.co.jp