香港・シンガポールの金融サイト動向調査(2011年3月)〜香港・シンガポールでは金融関連ウェブサイトの普及率が70%を越える〜
[11/03/25]
提供元:DreamNews
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■調査結果
昨今、盛り上がりを見せるアジアの金融市場ですが、アジア主要地域における金融関連サイトのインターネットユーザー数への普及率を比較すると、シンガポール、香港及び韓国で高い結果となりました。これは、シンガポールにおいて国を挙げた戦略で大きく金融市場が成長したことや、香港や韓国での長い間アジアでの金融の中心であったことが背景にあると思われます。そのため、これら3カ国では金融関連ウェブサイトのインターネットユーザーの普及率が約70%に上っています。一方、日本における普及率は約40%と、シンガポールや韓国、香港と比較すると日本のインターネットユーザーは金融関連ウェブサイトへの普及率が比較的低い結果が出ています。(図表1)
また、シンガポール、香港、韓国、日本における2010年1月からの金融関連ウェブサイト来訪ユニークユーザー数の推移を比較すると、韓国と日本においてはユニークユーザー数が横ばいで推移しているのに対して、香港とシンガポールはともにユニークユーザー数を伸ばし、昨年同月比で香港は約140%、シンガポールでは約160%増加しています。(図表2) 2011年1月のコムスコア、メディアメトリックス調べによると、インターネット全体のユニークユーザー数の推移がそれぞれ、シンガポール103%、韓国102%、香港107%、日本103%と各国横ばいである事からもシンガポール、香港における金融関連サイトの高い成長率が伺えます。
ユニークユーザー数を伸ばしている香港とシンガポールですが、それぞれの国おける主要銀行を比較すると、アジア金融市場における役割の違いが見えてきます。シンガポールと香港においてユニークユーザー数が多い上位20社の銀行保有ウェブサイトを比較した場合、シンガポールは欧州の銀行以外に、インドやマレーシア、豪州などの地域の銀行が多く占めています。一方で、香港では地場の銀行のほか、中国の銀行が数の多くを占める結果となっています。(図表3)
また、香港、シンガポールにおける主要銀行のウェブサイトを比較すると、シンガポールでは東南アジア及びパシフィック地域の経済と密接な関わりを持っているのに対して、香港は地場の経済は勿論ですが、中国の特別行政区としての役割を大きく担っていることが伺えます。このようにインターネット視聴率は株価指数や為替レートとは違い経済や金融の規模や成長性を評価する最適な指標とは言えませんが、インターネットという変化の早いチャネルのデータだからこそ、地域のマクロ動向をすばやく掴むことができる重要な指標のひとつであると言えます。
■調査主旨及び要綱
【調査主旨】
アジア、特にシンガポール・香港の金融業界動向を調査
【調査要綱】
・データソース:コムスコア社が提供するネット視聴率データ、メディアメトリックス
・調査方法:コムスコア社が保有する調査対象パネルのインターネット使用データを基とした統計予測
・調査期間:2011年1月度集計
<金融関連ウェブサイト定義>
本リリース内では金融関連ウェブサイトは金融機関保有ウェブサイト、金融情報ウェブサイト、クレジットカードサイト、オンライントレーディングサービスより構成されるものとします。
【会社概要】
■会社名 アウンコンサルティング株式会社
■代表者 代表取締役 信太 明
■設 立 1998年6月8日
■資本金 339,576千円
■所在地 東京都文京区後楽1−1−7 グラスシティ後楽
■TEL 03−5803−2727
■FAX 03−5803−2750
■URL http://www.auncon.co.jp/
■E-Mail sp@auncon.co.jp
■事業内容 アジア圏を中心としたグローバルマーケティング支援(多言語のウェブ制作・メディア運営・販促支援・翻訳)
【調査に関するお問い合わせ】
■会社名 アウンコンサルティング株式会社
■TEL 03−5803−2777
■FAX 03−5803−2750
■E-Mail research@auncon.co.jp
昨今、盛り上がりを見せるアジアの金融市場ですが、アジア主要地域における金融関連サイトのインターネットユーザー数への普及率を比較すると、シンガポール、香港及び韓国で高い結果となりました。これは、シンガポールにおいて国を挙げた戦略で大きく金融市場が成長したことや、香港や韓国での長い間アジアでの金融の中心であったことが背景にあると思われます。そのため、これら3カ国では金融関連ウェブサイトのインターネットユーザーの普及率が約70%に上っています。一方、日本における普及率は約40%と、シンガポールや韓国、香港と比較すると日本のインターネットユーザーは金融関連ウェブサイトへの普及率が比較的低い結果が出ています。(図表1)
また、シンガポール、香港、韓国、日本における2010年1月からの金融関連ウェブサイト来訪ユニークユーザー数の推移を比較すると、韓国と日本においてはユニークユーザー数が横ばいで推移しているのに対して、香港とシンガポールはともにユニークユーザー数を伸ばし、昨年同月比で香港は約140%、シンガポールでは約160%増加しています。(図表2) 2011年1月のコムスコア、メディアメトリックス調べによると、インターネット全体のユニークユーザー数の推移がそれぞれ、シンガポール103%、韓国102%、香港107%、日本103%と各国横ばいである事からもシンガポール、香港における金融関連サイトの高い成長率が伺えます。
ユニークユーザー数を伸ばしている香港とシンガポールですが、それぞれの国おける主要銀行を比較すると、アジア金融市場における役割の違いが見えてきます。シンガポールと香港においてユニークユーザー数が多い上位20社の銀行保有ウェブサイトを比較した場合、シンガポールは欧州の銀行以外に、インドやマレーシア、豪州などの地域の銀行が多く占めています。一方で、香港では地場の銀行のほか、中国の銀行が数の多くを占める結果となっています。(図表3)
また、香港、シンガポールにおける主要銀行のウェブサイトを比較すると、シンガポールでは東南アジア及びパシフィック地域の経済と密接な関わりを持っているのに対して、香港は地場の経済は勿論ですが、中国の特別行政区としての役割を大きく担っていることが伺えます。このようにインターネット視聴率は株価指数や為替レートとは違い経済や金融の規模や成長性を評価する最適な指標とは言えませんが、インターネットという変化の早いチャネルのデータだからこそ、地域のマクロ動向をすばやく掴むことができる重要な指標のひとつであると言えます。
■調査主旨及び要綱
【調査主旨】
アジア、特にシンガポール・香港の金融業界動向を調査
【調査要綱】
・データソース:コムスコア社が提供するネット視聴率データ、メディアメトリックス
・調査方法:コムスコア社が保有する調査対象パネルのインターネット使用データを基とした統計予測
・調査期間:2011年1月度集計
<金融関連ウェブサイト定義>
本リリース内では金融関連ウェブサイトは金融機関保有ウェブサイト、金融情報ウェブサイト、クレジットカードサイト、オンライントレーディングサービスより構成されるものとします。
【会社概要】
■会社名 アウンコンサルティング株式会社
■代表者 代表取締役 信太 明
■設 立 1998年6月8日
■資本金 339,576千円
■所在地 東京都文京区後楽1−1−7 グラスシティ後楽
■TEL 03−5803−2727
■FAX 03−5803−2750
■URL http://www.auncon.co.jp/
■E-Mail sp@auncon.co.jp
■事業内容 アジア圏を中心としたグローバルマーケティング支援(多言語のウェブ制作・メディア運営・販促支援・翻訳)
【調査に関するお問い合わせ】
■会社名 アウンコンサルティング株式会社
■TEL 03−5803−2777
■FAX 03−5803−2750
■E-Mail research@auncon.co.jp