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バターの香りとコク味を大幅に付与した画期的な乳呈味材を開発

― 本年8月、新乳呈味材を使用したマーガリン製品の販売を開始 ―
 国内業務用マーガリンのトップメーカーである株式会社カネカ(本社:大阪市北区。社長:菅原公一)は、従来のバター風味素材に比較して、バターの香りとコク味を大幅に付与した画期的な乳呈味材を独自開発した。これを使用したマーガリン新製品(製品名:「コンセブール(商標登録申請中)」)を本年8月より販売する。3年後の売上高として約20億円を目指す。

 当社は乳感ある脂肪分(バター脂肪)を抽出し、得意とする乳発酵技術をベースとした独自の加工技術(特許出願中)を業界で初めて確立した。このことにより大幅な焼き残り安定性を付与した新たな乳呈味材の開発に成功した。

 従来の乳呈味材や香料では、パンや菓子の焼成中にバターの風味が飛んだり、焼き立て後、時間の経過とともに香りが薄くなるという課題があった。今般、新たに開発した乳呈味材を使用したマーガリンは、乳呈味材の添加量をコントロールすることで、含まれるバターの量が少なくてもバターに近い自然な風味を得ることが可能となり、パンや菓子の焼成後もバターの味・香りが長く保持される。

 今般、新製品として以下の3シリーズの販売を開始する。
・ 練り込み用途の「コンセブール」10kgダンボール。
・ 折り込み用途の「RMコンセブール」500gシート。
・ ポンドタイプの「ノヴァマーガリンコンセブール」。

各製品とも、バターを10%添加したコンパウンドタイプであり、乳呈味材を応用することで、バター本来の香り、フレッシュさ、コク味が限りなく再現されている。

  これらマーガリン新製品については、「カネカ・食品グループフードフェスタ2008」でも紹介する予定である。
 (フードフェスタは当社食品事業部と販売子会社の共催による展示会で、8月26日大阪、10月7日東京の他、名古屋、岡山、広島、博多で開催予定。)


以上
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