GWはビックマッチをWOWOWにて2週連続生中継!芸能界きってのボクシングファン・上田晋也(くりぃむしちゅー)が注目ファイトを大胆予想!
[17/04/29]
提供元:PRTIMES
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ゴールデンウィークの前半と終盤、世界中が注目するスター選手同士の対決がイギリスとアメリカで行われる。30日(現地時間29日)にロンドンで行われるアンソニー・ジョシュア(27=イギリス 18戦全KO勝ち)対ウラディミール・クリチコ(41=ウクライナ 68戦64勝53KO4敗)のWBA、IBF世界ヘビー級タイトルマッチは年齢差14の新旧王者対決で、3ヵ月前に9万枚のチケットが完売になったほどだ。また、5月7日(現地時間6日)にラスベガスで挙行されるサウル・カネロ・アルバレス(26=メキシコ 50戦48勝34KO1敗1分)対フリオ・セサール・チャベス・ジュニア(31=メキシコ 54戦50勝32KO2敗1分1無効試合)の12回戦は体重の壁を越えたメキシコのスター同士のカードだ。WBO世界S・ウェルター級王者のアルバレスが前戦よりも約4.3キロ増量、減量が厳しいチャベスは直近の試合よりもさらに1.6キロ絞って164.5ポンド(約74.6キロ)の契約体重の試合に臨む。この世界が注目する2試合について芸能界きってのボクシングファンの上田晋也(くりぃむしちゅー)さんにWOWOWが独占インタビューを行い、勝敗の行方を占ってもらった。
■ヘビー級新旧王者対決 両者の右ストレートに注目
――まずは4月30日に行われるジョシュア対クリチコですが、これは典型的な新旧対決ですね。
一昨年、タイソン・フューリー(イギリス)がクリチコに勝ったけれど、僕のなかではたまたまという感が強く、時代が変わった、あるいは世代交代という印象がないんです。でも今回、ジョシュアが勝つと「ヘビー級新時代」を確固たるものにできると思うし、本当の世代交代になるんじゃないですかね。その先、WBCチャンピオンのデオンテイ・ワイルダー(アメリカ=38戦全勝37KO)との対戦も考えられるわけで、そうなるとマイク・タイソン、イベンダー・ホリフィールド、リディック・ボウ(いずれもアメリカ)、レノックス・ルイス(イギリス)、ドノバン・ラドック(カナダ)らがいた80年代後半から90年代のような群雄割拠の時代に入るような気がします。そう予言したいんですが、ただ、僕の予想は商店街の福引よりも当たらないんですよ(笑)。
――当日、ウェンブリー・スタジアムは9万人の大観衆で埋まりそうです。
僕はロンドン・オリンピックのときにサッカーの取材でウェンブリー・スタジアムに行ったのですが、あそこで二人が対決するのかと思うと興奮しますね。以前、マニー・パッキャオ(フィリピン)対アントニオ・マルガリート(メキシコ)の試合をダラス(アメリカのテキサス州)のカウボーイズ・スタジアム(現AT&Tスタジアム)で見たことがありますが、みんなの視線がリングに集まるわけで、「いま、世界の中心はここなんだな」と思ったものです。テレビで見ても歴史の証人になるので、朝6時からの放送で少し早いけれど、これはぜひ見てほしいですね。
――どんな試合を期待しますか。
ジョシュアは1ラウンドから行くと思います。クリチコは様子を見るかな? できればジョシュアにはクリチコがクリンチできないくらいの距離で積極的にワンツーを打っていってほしい。ジョシュアの右ストレートが時代を手繰り寄せるか、それともクリチコの右ストレートが時代を手放さないか、そんな戦いですね。
――予想は?
タイソンがジェームス・ダグラス(アメリカ)に倒されて、それをヒントにして他のチャレンジャーたちが続いたように、(無敵の選手が)一度攻略されると相手が自信を持ちますからね。モノマネもそうじゃないですか。それまで誰もやらなかったビートたけしさんのモノマネを松村邦洋さんが「バカヤロー、ダンカン」ってやったらみんながやるようになった。例が全然違うけれど、ジョシュアは自信を持ってクリチコに対峙できるんじゃないかな。だから、ジョシュアの後半KO勝ちと予想します。これまでクリチコは長いこと頑張ってくれたけれど、ここは時代を手繰り寄せるためにもジョシュアにセンセーショナルなKOで勝ってほしいですね。
――ワイルダーが観戦するらしいですね。
そうですか。ジョシュア対ワイルダーはどんなことしてでも見に行きたいカードですね。
■メキシコのスター対決 スピードと手数で体重差をカバーできるか
――アルバレス対チャベス・ジュニアが決まったと聞いたときは、どう思いましたか。
これは僕の勝手な感想ですが、いよいよアルバレスがゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン=18度防衛中の3団体統一世界ミドル級王者)との試合に向けて本腰を入れ始めたのかなと。ただ、このチャベス・ジュニアとの試合そのものも大事ですよね。体のサイズが違う(アルバレスは身長175センチ/リーチ179センチ、チャベス・ジュニアは185センチ/185センチ)うえに本来は体重も違うので、アルバレスがどのくらい上の階級で通用するのか試される試合だと思います。
――メキシコではどちらの人気が上だと思いますか。
体重オーバーの問題を起こしたこともあるチャベス・ジュニアに対しアルバレスはこのところ試合内容がいいので、アルバレスの方が人気は上なんじゃないですかね。でも、個人的にはチャベス・ジュニアに頑張ってほしいんですよ。実はパッキャオ対マルガリートを見に行ったとき、リングサイドでチャベス・ジュニアがいたので一緒に写真を撮ってもらい、サインしてもらったんです。すごく朗らかで良い人でした。
――アルバレスの特徴はどんな点だと思いますか。
パンチが強いうえ強打のコンビネーションがあってスピードもある。テクニックもありガードも固く、完成度が高いですね。
――どんな点が人を惹きつけるのでしょうか。
20歳ぐらいのときから、まるで厄年を2回クリアした人のような落ち着き払った試合をしていますからね。それでいて昨年のアミール・カーン(イギリス)戦のようにスカッと倒してくれる(右ストレート一発で6回KO勝ち)。そういうところがメキシコ国民だけでなく全世界のファンの共感を呼ぶんじゃないですかね。
――今回は164.5ポンド(約74.6キロ)の契約体重となります。
ポイントはそこです。155ポンド(約70.3キロ)までしか戦ったことがないアルバレスに対し、チャベス・ジュニアは試合当日は(計量後のリバウンドで)180ポンド(約81.6キロ)を超えるんじゃないですかね。そうなるとアルバレスは3階級ぐらい上の選手と戦うような感じになると思います。
――どんな試合になりそうですか。
チャベス・ジュニアはフィジカルが強くてタフ、そしてボディブローが強い選手。ひと回り大きな体でプレスをかけてボディブローでスタミナを奪って、そのうえで後半勝負という作戦でしょう。アルバレスは後半にペースが落ちることもあるので、チャベス・ジュニアが体力で押し切ってしまう可能性もあると思います。でも、アルバレスがスピード、手数でそういった問題を克服するんじゃないかと思うんですよ。とにかくウェートが一番のポイントですね。
――ずばり勝者は?
チャベス・ジュニアに頑張ってほしいですが、アルバレスの6ラウンドTKO勝ち!カーン戦と同じラウンドかな。
――アルバレスが勝てば、9月にゴロフキンとの対戦が期待されています。
個人的には、いま一番見たいカードですね。世界中が期待する試合でもあるので、そのためにもアルバレスにはチャベス・ジュニア戦をクリアしてもらわないと、という思いがありますよね。
――当日(5月7日)はスペシャルゲストで出演です。
KO必至の打撃戦がファースト・ラウンドから見られると思うので、すごく楽しみにしています。
なお、「アンソニー・ジョシュア対ウラディミール・クリチコ」は4月30日(日)午前6時から、上田さんがスペシャルゲストとして出演する「サウル・カネロ・アルバレス対フリオ・セサール・チャベス・ジュニア」は5月7日(日)午前11時から、いずれもWOWOWライブにて2週連続生中継でお届けする。
◆◆◆WOWOW番組情報◆◆◆
★「生中継!エキサイトマッチ アンソニー・ジョシュアvsウラディミール・クリチコ」
9万人を集めて行われるヘビー級メガファイト!
4月30日(日)午前6:00〜 [WOWOWライブ]※生中継
WBA・IBF世界ヘビー級タイトルマッチ
アンソニー・ジョシュア(イギリス)/IBF世界ヘビー級チャンピオン vs
ウラディミール・クリチコ(ウクライナ)/元3団体統一世界ヘビー級チャンピオン
★「生中継!エキサイトマッチ カネロ・アルバレスvsチャベス・ジュニア」
メキシコの2大スターが階級を超えて激突!
5月7日(日)午前11:00〜 [WOWOWライブ]※生中継
スペシャルゲスト:上田晋也(くりぃむしちゅー)
164.5ポンド キャッチウェイト契約
サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)/2階級制覇王者 vs
フリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)/元WBC世界ミドル級チャンピオン
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