ユーミン史上最長最多本数となるツアー「宇宙図書館」を完走。英知と感性が織りなすめくるめく世界に圧倒されっぱなし!この模様はWOWOWにて1月2日(火)独占放送!
[17/12/27]
提供元:PRTIMES
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http://www.wowow.co.jp/yuming
[画像1: https://prtimes.jp/i/1355/4115/resize/d1355-4115-614895-0.jpg ]
独走的で先鋭、なおかつ多くの人の心に残る名曲を生み出し、日本のポップスシーンを独走し続ける女王、松任谷由実。デビュー45周年を迎えて、その勢いは増すばかりだ。昨年11月2日にリリースした38枚目のオリジナルアルバム「宇宙図書館」を携え、よこすか芸術劇場を皮切りに9月22日の東京国際フォーラムまでの全80公演ものツアーを走破した。
本レポートでは、ファイナルの模様をレポートする。公演終盤のMCで「始まったばかりの頃はやりきれるかどうか正直、不安もあった」と述懐したが、女王らしい堂々たる威厳と華やかさで観客を魅了した。
厳かなシンフォニーが低く流れる中、パフォーマーが囁きあう姿がぼんやりと浮かぶ。紗幕にコンサートを暗示させるような映像が次々と映し出され、公演の幕は上がった。
舞台は、歴史ある図書館。シックでタイトなスーツに身を包んだユーミンが優雅に登壇し、アルバム表題曲「宇宙図書館」をしっとりと歌い上げると、観客から惜しみない拍手が送られた。
司書を思わせるいで立ちのユーミンは、「こんばんは。最後の宇宙図書館へようこそ。私は図書館こそが宇宙の入り口だと思っています。無数の銀河が集まるように、無数の知識が集まる場所。そろそろ列車の時間のようですね。お忘れ物はありませんか?」と呼びかけ、オーディエンスを音楽の旅路へと誘った。
柔らかなアコースティックギターや温かみあるパーカッションの調べに乗せた「あなたに会う旅」をしみじみと歌い聴かせ、続くアップチューン「影になって」では華やかなバンドサウンドへと転化。トレンチコートのマニッシュな装いに早変わりするなど、ユーミンらしくファッショナブルな衣装でも楽しませてくれる。紗幕を使った映像美と、ダンサーのしなやかな演舞のコラボレーションもまた白眉で、楽曲の世界観を多方面から立体的に表現して魅せていた。
[画像2: https://prtimes.jp/i/1355/4115/resize/d1355-4115-304133-1.jpg ]
[画像3: https://prtimes.jp/i/1355/4115/resize/d1355-4115-997223-2.jpg ]
ユーミンが白いドレープをたなびかせながらクイーンのように輝きを放った「AVALON」。そうかと思えば、淡い恋の切なさを思わせるピュアな「夢の中で〜We are not alone, forever」ではクラウンとバレリーナが幻想的に踊る。目の前に繰り広げられる夢のようなパフォーマンスに見とれていると、クラシカルで勇ましいパイロット姿のユーミンが現れ、不朽の名曲「ひこうき雲」を歌い始めた。ノスタルジーを掻き立てるどこか切ないナンバーに、誰もが聴き惚れていた。
中盤のMCでは、「私はいつもすぐに寝つけず、寝る前に必ず本を読みます。本はなんでもいいんです。何ページか読んでいるうちに睡魔がやってきて・・・」と本に纏わる話を挟み、次のシーンに繋げていくユーミン。
「月までひとっ飛び」で始まった後半は鮮やかなピンクのドレスで登場。「ルージュの伝言」では、会場の熱もますます高まる中、コーラスとともにツイストを決めて拍手喝采を浴びた。
「古い曲を続けてお送りしました。盛り上がってますか!今日は行っちゃうよ!」と煽ると、待ってましたとばかりに約5000人が歓喜の声をあげた。
ギターが軽やかに踊る「Smile for me」でスカートの裾を翻しながらキュートに歌った。かと思えば、アラブの女神のような艶めいた姿が印象的だった「残火」では、“いつか君に会いたい”と歌いかけ、「破れた恋の繕し方教えます」では、炎が揺らめく演出の中で歌い上げオーディエンスを魅了。パワフルなビートが轟き黄金色の後光を背にユーミンが堂々と歌う姿は、幻想的かつ神々しく見えた。
「真夏の夜の夢」のイントロが鳴ると、観客はますますヒートアップ。複雑かつ繊細な大人の熱情をアラビックなサウンドアレンジと共に歌声で表現していたのはさすがだ。
[画像4: https://prtimes.jp/i/1355/4115/resize/d1355-4115-247077-3.jpg ]
そんな幾つかの世界を経て、宇宙を彷徨う図書館は元の場所へと帰ってきたようだ。凛々しい女神のような女性はいつしか消え、シックなスーツを纏うユーミンが佇んでいた。
どこか懐かしくて優しい「GREY」で本編が幕を下ろした時、全員によるスタンデングオベーションと盛大な拍手が見えない主役へ贈られた。
もちろん、アンコールに応えないなんてありえない!ここから更なるエンターテイメントが待っていた。
歓待の声に迎え入れられ再登場したユーミンは、ミラーボールが燦然と輝く中で「星になったふたり」を熱唱。続いては、なんと驚いたことにヒット曲メドレーを持ってきたではないか!このボリューム感は、もはやアンコールの領域を超えているのでは…と最後まで驚かされっぱなしだった。いつも先頭に立ち時代を切り開いてきた女王は、この先もきっとまだ誰も見たことがない世界へと私たちを導いてくれるだろう。
この模様は、1月2日(火)夜8:30からWOWOWで独占放送される。美しく心温まる、SF映画のような極上のライブステージをぜひ楽しんでいただきたい。
(橘川有子)
■■■WOWOW番組情報■■■
松任谷由実コンサートツアー 宇宙図書館 2016-2017
2018年1月2日(火)夜8:30 [WOWOWプライム]
収録日/場所:2017年9月21日、22日/東京 東京国際フォーラム ホールA
【番組サイト】 http://www.wowow.co.jp/yuming
<同日放送番組>
松任谷由実「宇宙図書館」〜解体新書〜
1月2日(火)夜7:30 [WOWOWプライム]
収録日/場所:2016年10月/東京 マイカミュージックラボラトリー
松任谷由実が、アルバム『宇宙図書館』の誕生秘話などを語るインタビュー、ツアーのリハーサルの模様を紹介する。また同アルバムに収録されている楽曲も披露する。
[画像1: https://prtimes.jp/i/1355/4115/resize/d1355-4115-614895-0.jpg ]
独走的で先鋭、なおかつ多くの人の心に残る名曲を生み出し、日本のポップスシーンを独走し続ける女王、松任谷由実。デビュー45周年を迎えて、その勢いは増すばかりだ。昨年11月2日にリリースした38枚目のオリジナルアルバム「宇宙図書館」を携え、よこすか芸術劇場を皮切りに9月22日の東京国際フォーラムまでの全80公演ものツアーを走破した。
本レポートでは、ファイナルの模様をレポートする。公演終盤のMCで「始まったばかりの頃はやりきれるかどうか正直、不安もあった」と述懐したが、女王らしい堂々たる威厳と華やかさで観客を魅了した。
厳かなシンフォニーが低く流れる中、パフォーマーが囁きあう姿がぼんやりと浮かぶ。紗幕にコンサートを暗示させるような映像が次々と映し出され、公演の幕は上がった。
舞台は、歴史ある図書館。シックでタイトなスーツに身を包んだユーミンが優雅に登壇し、アルバム表題曲「宇宙図書館」をしっとりと歌い上げると、観客から惜しみない拍手が送られた。
司書を思わせるいで立ちのユーミンは、「こんばんは。最後の宇宙図書館へようこそ。私は図書館こそが宇宙の入り口だと思っています。無数の銀河が集まるように、無数の知識が集まる場所。そろそろ列車の時間のようですね。お忘れ物はありませんか?」と呼びかけ、オーディエンスを音楽の旅路へと誘った。
柔らかなアコースティックギターや温かみあるパーカッションの調べに乗せた「あなたに会う旅」をしみじみと歌い聴かせ、続くアップチューン「影になって」では華やかなバンドサウンドへと転化。トレンチコートのマニッシュな装いに早変わりするなど、ユーミンらしくファッショナブルな衣装でも楽しませてくれる。紗幕を使った映像美と、ダンサーのしなやかな演舞のコラボレーションもまた白眉で、楽曲の世界観を多方面から立体的に表現して魅せていた。
[画像2: https://prtimes.jp/i/1355/4115/resize/d1355-4115-304133-1.jpg ]
[画像3: https://prtimes.jp/i/1355/4115/resize/d1355-4115-997223-2.jpg ]
ユーミンが白いドレープをたなびかせながらクイーンのように輝きを放った「AVALON」。そうかと思えば、淡い恋の切なさを思わせるピュアな「夢の中で〜We are not alone, forever」ではクラウンとバレリーナが幻想的に踊る。目の前に繰り広げられる夢のようなパフォーマンスに見とれていると、クラシカルで勇ましいパイロット姿のユーミンが現れ、不朽の名曲「ひこうき雲」を歌い始めた。ノスタルジーを掻き立てるどこか切ないナンバーに、誰もが聴き惚れていた。
中盤のMCでは、「私はいつもすぐに寝つけず、寝る前に必ず本を読みます。本はなんでもいいんです。何ページか読んでいるうちに睡魔がやってきて・・・」と本に纏わる話を挟み、次のシーンに繋げていくユーミン。
「月までひとっ飛び」で始まった後半は鮮やかなピンクのドレスで登場。「ルージュの伝言」では、会場の熱もますます高まる中、コーラスとともにツイストを決めて拍手喝采を浴びた。
「古い曲を続けてお送りしました。盛り上がってますか!今日は行っちゃうよ!」と煽ると、待ってましたとばかりに約5000人が歓喜の声をあげた。
ギターが軽やかに踊る「Smile for me」でスカートの裾を翻しながらキュートに歌った。かと思えば、アラブの女神のような艶めいた姿が印象的だった「残火」では、“いつか君に会いたい”と歌いかけ、「破れた恋の繕し方教えます」では、炎が揺らめく演出の中で歌い上げオーディエンスを魅了。パワフルなビートが轟き黄金色の後光を背にユーミンが堂々と歌う姿は、幻想的かつ神々しく見えた。
「真夏の夜の夢」のイントロが鳴ると、観客はますますヒートアップ。複雑かつ繊細な大人の熱情をアラビックなサウンドアレンジと共に歌声で表現していたのはさすがだ。
[画像4: https://prtimes.jp/i/1355/4115/resize/d1355-4115-247077-3.jpg ]
そんな幾つかの世界を経て、宇宙を彷徨う図書館は元の場所へと帰ってきたようだ。凛々しい女神のような女性はいつしか消え、シックなスーツを纏うユーミンが佇んでいた。
どこか懐かしくて優しい「GREY」で本編が幕を下ろした時、全員によるスタンデングオベーションと盛大な拍手が見えない主役へ贈られた。
もちろん、アンコールに応えないなんてありえない!ここから更なるエンターテイメントが待っていた。
歓待の声に迎え入れられ再登場したユーミンは、ミラーボールが燦然と輝く中で「星になったふたり」を熱唱。続いては、なんと驚いたことにヒット曲メドレーを持ってきたではないか!このボリューム感は、もはやアンコールの領域を超えているのでは…と最後まで驚かされっぱなしだった。いつも先頭に立ち時代を切り開いてきた女王は、この先もきっとまだ誰も見たことがない世界へと私たちを導いてくれるだろう。
この模様は、1月2日(火)夜8:30からWOWOWで独占放送される。美しく心温まる、SF映画のような極上のライブステージをぜひ楽しんでいただきたい。
(橘川有子)
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松任谷由実コンサートツアー 宇宙図書館 2016-2017
2018年1月2日(火)夜8:30 [WOWOWプライム]
収録日/場所:2017年9月21日、22日/東京 東京国際フォーラム ホールA
【番組サイト】 http://www.wowow.co.jp/yuming
<同日放送番組>
松任谷由実「宇宙図書館」〜解体新書〜
1月2日(火)夜7:30 [WOWOWプライム]
収録日/場所:2016年10月/東京 マイカミュージックラボラトリー
松任谷由実が、アルバム『宇宙図書館』の誕生秘話などを語るインタビュー、ツアーのリハーサルの模様を紹介する。また同アルバムに収録されている楽曲も披露する。