WIPジャパン発:ベトナムのネットユーザーとビジネスチャンス―その2
[12/08/23]
提供元:DreamNews
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グローバルビジネス支援サービスを提供するWIP(ウィップ)ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:上田輝彦ジェームズ、以下、WIPジャパン)では、海外進出や海外向けEコマースに必須の多言語マーケティング・サービスを提供。世界89か国・411都市という日本最大級の自社ネットワークをフルに活用して、多くのお客様の海外進出を支援しています。
現在、ベトナムのネットユーザー数は3000万人を超えています。これは人口の3分の1を上回る数字です。一方、ベトナムでEコマースが注目されるようになったのは05年ごろからです。その後、ベトナムのEコマース発展のネックと指摘されてきたのは、Eコマースについて基本的知識を持っている企業経営陣や、Eコマースを実際に運営できる人材が非常に少ないということでした。
こうした背景から、ベトナム政府はEコマース市場の発展に力を入れ始めたのです。その中心となったのが産業貿易省で、同省ではEコマース発展の鍵となる「4つの目標」を打ち立て、その達成に力を注いできました。参考までに、それらを以下に挙げてみましょう。
(1) 大企業の70%は、EコマースによるB2B(企業対企業)取引を積極的に行う。
(2) 中小企業の90%は、Eコマースで利益を上げられるようにする。
(3) 消費者(世帯・個人)の15%は、オンラインショッピング(B2C)を利用する。
(4) 政府機関が行う取引契約や購入に関する情報は、ウェブサイトで公表。政府機関による購入の30%はオンライン取引とする。
これらの目標達成には、政府主導の「Eコマース促進キャンペーン」や「法的環境の整備」といった政策の実施が不可欠です。ベトナム政府は、2010年までに目標を達成することを目指してきました。中でも(3)はEコマース発展の鍵とされました。B2C取引が普及すれば、当然(1)や(2)にも波及することになるからです。それでは、この目標は達成できたのでしょうか。
2011年の状況を見ると、全世帯の49%がインターネット契約を結び、18%がオンラインショッピングのためにインターネットを活用しているという結果でした。つまり、目標値としていた14%はクリアしたわけです。
これは政府の肝いりの結果と見るよりも、「ベトナム人の消費動向にオンラインショッピングが合致した」と見るほうが適切かもしれません。これにより、ベトナムでもソーシャルメディアがマーケティングツールとして効果を発揮するのも時間の問題だと見られています。特に、ベトナム進出を狙う小売企業は、同国のソーシャルメディアから目が離せない状況です。
■WIPジャパン株式会社について:
2000年に設立されたWIPジャパン株式会社は、海外リサーチ・マーケティングコンサルティングや多言語翻訳などのグローバルビジネス支援(Global Business Support:GBS)サービスを提供しています。顧客には、多言語で様々な情報を発信・伝達・入手する必要のある約4千社以上の企業、政府組織、研究機関が含まれます。http://japan.wipgroup.com
現在、ベトナムのネットユーザー数は3000万人を超えています。これは人口の3分の1を上回る数字です。一方、ベトナムでEコマースが注目されるようになったのは05年ごろからです。その後、ベトナムのEコマース発展のネックと指摘されてきたのは、Eコマースについて基本的知識を持っている企業経営陣や、Eコマースを実際に運営できる人材が非常に少ないということでした。
こうした背景から、ベトナム政府はEコマース市場の発展に力を入れ始めたのです。その中心となったのが産業貿易省で、同省ではEコマース発展の鍵となる「4つの目標」を打ち立て、その達成に力を注いできました。参考までに、それらを以下に挙げてみましょう。
(1) 大企業の70%は、EコマースによるB2B(企業対企業)取引を積極的に行う。
(2) 中小企業の90%は、Eコマースで利益を上げられるようにする。
(3) 消費者(世帯・個人)の15%は、オンラインショッピング(B2C)を利用する。
(4) 政府機関が行う取引契約や購入に関する情報は、ウェブサイトで公表。政府機関による購入の30%はオンライン取引とする。
これらの目標達成には、政府主導の「Eコマース促進キャンペーン」や「法的環境の整備」といった政策の実施が不可欠です。ベトナム政府は、2010年までに目標を達成することを目指してきました。中でも(3)はEコマース発展の鍵とされました。B2C取引が普及すれば、当然(1)や(2)にも波及することになるからです。それでは、この目標は達成できたのでしょうか。
2011年の状況を見ると、全世帯の49%がインターネット契約を結び、18%がオンラインショッピングのためにインターネットを活用しているという結果でした。つまり、目標値としていた14%はクリアしたわけです。
これは政府の肝いりの結果と見るよりも、「ベトナム人の消費動向にオンラインショッピングが合致した」と見るほうが適切かもしれません。これにより、ベトナムでもソーシャルメディアがマーケティングツールとして効果を発揮するのも時間の問題だと見られています。特に、ベトナム進出を狙う小売企業は、同国のソーシャルメディアから目が離せない状況です。
■WIPジャパン株式会社について:
2000年に設立されたWIPジャパン株式会社は、海外リサーチ・マーケティングコンサルティングや多言語翻訳などのグローバルビジネス支援(Global Business Support:GBS)サービスを提供しています。顧客には、多言語で様々な情報を発信・伝達・入手する必要のある約4千社以上の企業、政府組織、研究機関が含まれます。http://japan.wipgroup.com