【Berg Insight調査報告】近距離通信によるモバイルウォレットサービスのインフラが登場
[13/06/17]
提供元:DreamNews
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【プレスリリース内容】
2013年6月5日
スウェーデンの調査会社Berg Insight「モバイルウォレットサービス − Mobile Wallet Services」は、2011年末に6ケ国であったNFCによるモバイル決済サービスの商業化は、2013年第1四半期末には13ヶ国に増加したと報告している。しかし、このサービスを利用している消費者は非常に少ない。「アジア太平洋地域のいくつかの事例を除けば、世界にはモバイル決済サービスは3つしかなく、加入者は10万を少し越えるほどしかいない市場である。3つのサービスとは、Google ウォレット(グーグルウォレット)、米国のISIS、トルコのTurkcell Walletである」とBerg Insightの通信アナリストLars Kurkinen氏は語る。
しかし、今後1、2年で、NFC機能搭載の携帯電話やNFC機能対応のPOS端末やTSMソリューションが多数登場し、このような状況は大きく変わるだろう。近距離通信機能のある携帯電話の市場は2011年後半に急成長し、2012年にはアップル社以外の主要な端末ベンダの新製品に搭載されて加速した。Berg Insightは、2012年の世界の近距離通信機能搭載の携帯電話の総販売数は300%成長して1億4000万台となったと推測している。2012年に世界で利用されている近距離通信機能搭載の携帯電話は約1億7000万台で、すべてのモバイル端末の約3.3%である。2012-2017年に、NFC機能のある携帯端末はCAGR(年平均成長率)65%で成長すると予測され、予測期間の終了時には21億台となるだろう。すべての携帯端末に占めるNFCの普及率も、2017年まで約32%成長するだろう。
NFC機能対応のPOS端末の世界の出荷数は、2012年に390万台と倍増するだろう。VeriFoneやIngenicoなどの主要ベンダは、すでに新発売する製品の通常機能としてNFC機能を搭載している。Berg Insightは、2012年の世界の近距離通信機能対応のPOS端末は、CAGR46.1%で成長し、2012-2017年に670万から4460万台となると予測している。NFC機能搭載のPOS端末の普及率は、2017年末にはEU27+2(欧州連盟加盟27ヶ国+2ヶ国)で87%と予測している。同時期の北米は82%、ラテンアメリカは68%、その他の地域(ROW)は39%であるだろう。
NFC機能付きの携帯電話で支払いする際の証明書を無線で安全に発行するTSMソリューションは、かつてないハイペースでモバイルネットワークオペレータ、銀行、その他の企業に普及している。NFCモバイル決済サービスにTSMソリューションを商業運用しているのは、2012年には世界で57社に過ぎなかったが、2013年末には140社であった。現在、TSMプロジェクトが最も盛んなのは、アジア太平洋地域、欧州、北米、中東である。
【調査レポート】
モバイルウォレットサービス
Mobile Wallet Services
http://www.dri.co.jp/auto/report/berg/bimwallet.html
◆スウェーデンの市場調査会社Berg Insight
http://www.dri.co.jp/auto/report/berg/index.html
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