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「第23回台北国際図書展」盛況裏に開催される

第23回台北国際図書展が、2月11日(水)から2月16日(月)の6日間、台湾・台北市の台北世界貿易センターで、行政院新聞局の主催により開催されました。

主催者発表によると、参加国・地域数は67ヶ国・地域、出展社数は計682社、出展ブース数は1,650ブース、入場者数は約56万人となっています。同展示会は出版関係者による版権商談の場でありながら、一般読者も参加できるイベントであり、最新出版物の即売や人気作家のサイン会などが数多く開催されました。

今回も株式会社トーハン(本社・東京都新宿区 藤井武彦社長)が日本事務局を主宰し、日本事務局経由で24ブース、62社が出展。海外からの出展としては最大規模となりました。主な出展社はあさ出版、アスコム、岩崎書店、エクスナレッジ、NHK出版、KADOKAWA、笠倉出版社、出版ワークス、中央経済社、辰巳出版グループ、日経BP社、ポプラ社、かんき出版、主婦の友社、小学館、西東社、創芸社、PHP研究所、文藝春秋、ホビージャパン、リイド社、WAVE出版など。

今年の企画展では、短編映像シリーズ「日本アニメ(ーター)見本市」の展示紹介ブースを設置。自由なコンセプトで作られたアニメーションの設定画、場面写がブース内で展示され、順次映像が流されました。会場の一般公開日には、最大で1時間に350〜400人の集客があり大盛況となりました。

日本エリアでは、著作権取引の活発な商談が行なわれ、大きな成果が期待されています。期間中142件の翻訳出版の商談仲介を行ったトーハン海外事業部の国際ライツグループは、版権ビジネスの動向について「現地オリジナルの出版物も人気が高くなってきている。現在、台湾での出版物の上位は国内作品、続いて欧米の文学やビジネス書、日本・韓国のアジア作品の順。日本作品に求められる人気のテーマは映像化される著名作家作品、健康・生活実用書、自己啓発書等で版権交渉の難しい出版社作品の相談も多い。パン&コーヒー、ジャーレシピ等、一般人向けのレシピ本への関心が高まっている点に傾向の変化を感じる。」としています。

今回も、金曜日、土曜日は22時、日曜日20時までと開場時間が長めに設定されたことが奏功し、また旧暦の正月前とも重なったことで、週末は大勢の読者が絶え間なく来場し、活気溢れる展示会となりました。
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社トーハン  広報室   TEL:03-3266-9587
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