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ams、0.35umアナログ特殊プロセス向けの相互運用可能なPDKを発表

ams(日本法人:amsジャパン株式会社、東京都品川区、カントリーマネージャー 岩本桂一)は本日、初の0.35umアナログ特殊プロセス向けの相互運用可能プロセスデザインキット(iPDK)を発表しました。iPDKはOpenAccessデータベースを基盤にしており、さらに標準的な言語および単一アーキテクチャを使用することにより、様々なEDAベンダーツール間で相互運用を可能にします。

最新のiPDKバージョン4.10は、製品化までの時間を大幅に短縮し、アナログ重視のミックスドシグナル市場での高い競争力をもたらします。この包括的な設計環境は、高精度のシミュレーションモデルとプログラム言語Pythonを元にしたパラメータ化されたデバイスのレイアウト(PyCells)により、シリコン化の為の確実な手段を提供します。


amsの新しいiPDKバージョン4.10は、C35 (CMOS)、S35 (SiGe-BiCMOS)、H35 (高耐圧CMOS)など高機能の0.35umプロセス技術をサポートしています。amsのiPDKは、シリコンで検証されたデジタル、アナログおよびRFライブラリ素子や様々なゲート酸化膜の厚さを持つ低耐圧(3.3Vおよび5.0V)および高耐圧(10V, 20V, 50V, 120V)デバイスに完全に対応します。面積を最適化した高密度デジタルライブラリや、3.3Vおよび5Vはもちろん、幅広い選択が可能なアナログ・デジタルIOライブラリが全0.35μmプロセスファミリにて利用可能です。広範囲なシミュレーターに対応した完全にキャラクタライズされたシミュレーションモデルや、CalibreやAssura両ツールに対応した抽出・検証実行環境、および自動セルレイアウト生成(PyCells)が含まれています。これにより、製品開発者は自らが選んだEDAベンダーツールを使って「初めから成功する」設計を容易にするプラグアンドプレイのツールセットを利用できます。


ams、フルサービス・ファウンドリ事業部門ジェネラルマネージャ、マーカス・ウクセのコメント

「複雑なアナログデバイスやミックスドシグナル製品を開発するファウンドリカスタマは二つの面で恩恵を受けます。第一に新しいiPDKは、業界のベンチマークとなるamsのhitkitを元にしており、完全な設計環境と検証済みのデザインフローを提供します。第二に、iPDKは様々なEDAベンダーツールにおける相互運用を可能にします。お客さまのEDAツールの選択にさらなる柔軟性を提供することで、我々のファウンドリサービスやテクノロジーポートフェリオを拡大し、お客さまが速やかに設計を開始し、本来の業務である半導体設計へ注力することを可能にします」


amsの業界をリードし、ベンチマークともなっているデザイン環境(hitkit)をベースとした最新のiPDKは、C35、H35、S35といった特殊プロセスで利用可能です。このiPDKはキーサイト社Keysight EEsof EDA Advanced Design System (ADS) 2016.01、シノプシス社のGalaxy Custom Designer 2014.12でテストおよび検証を行いました。


最新のiPDKに関するさらなる情報は、amsのFoundry Support Serverをご覧ください。http://asic.ams.com/iPDK410



ams広報担当:神谷

Tel: 03-5269-1038 Email: ams@jspin.co.jp





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