「論より証拠」「花より団子」…玄侑和尚が説く、いろはカルタの諺にみる禅的生き方の極意とは!? 電子版『禅のいろは』がリリース。
[16/11/25]
提供元:DreamNews
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PHP研究所(京都市南区 代表取締役社長:清水卓智)は、禅僧にして芥川賞作家である著者が、軽妙にして滋味深い筆致で、「いろはカルタ」の諺をもとに禅的な生き方・考え方を説いた『禅のいろは』電子版をリリースいたしました。
平安の昔に作られ、日本人が愛唱してきたこの歌が、ポルトガル伝来の「カルタ」と結びつき、諺の頭文字を「いろは」順に並べた「いろはカルタ」になったそうです。「犬も歩けば棒に当たる」「論より証拠」「花より団子」……。著者は問いかけます。「しかしあなたはその意味を、これまでしみじみと味わったことがあるだろうか。(中略)よく若いカップルの会話などで、「私と仕事と、どっちが大事なの」などと女性に聞かれ、男が困っている場面をみかける。(中略)花も団子も同じことで、これは本来比較できないものだと思ったほうがいい。(中略)しかしどうも近頃、日本はまさに「花より団子」になりつつある気がする。(中略)
背に腹は代えられない、というのも同じ意味合いだろう。しかし、背がプライド、腹が生活を表すとしても、どちらか一方で生きている人はいない。背も腹も、必要不可欠だ。(中略)いや、花があってこそ団子も美味しいし、背中があればこそ腹だって空いたり満ちたりすることを、もう一度再認識すべきなのである。
花が徒花、虚礼ごときのものなら、たしかに団子のほうがマシかもしれない。しかし今の世の中では、団子はどう考えてもお金だろう。グローバルな団子を、一部の人々だけが食べ漁っているように思える。それならせめて、「花入り団子」。比較なんかできないように混ぜてみたのだが、如何? お金もモラルも、混じり合ってほしいのだが……。」──本書「一「色は匂へど散りぬるを」の章」より抜粋。
仏教思想の色濃い「いろは歌」にちなんだ諺を並べた「いろはカルタ」は、まさしく禅的考え方の宝庫。本書は、諺ごとに心が癒され、明日への元気が出てくるヒントが満載の注目作です。
【本書の構成】
はじめに──「いろは」と禅
一「色は匂へど散りぬるを」の章
二「我が世誰ぞ常ならむ」の章
三「有為の奥山今日越えて」の章
四「浅き夢見じ酔ひもせず」の章
おわりに──禅と「いろは」
【著者紹介】
玄侑宗久 (げんゆう そうきゅう)
1956年、福島県三春町生まれ。慶應義塾大学文学部中国文学科卒業。さまざまな職業を経験した後、83年、京都・天龍寺専門道場に入門。現在、臨済宗妙心寺派福聚寺住職。2001年、『中陰の花』で第125回芥川賞を受賞。
主な著書に『水の舳先』『アミターバ――無量光明』『御開帳綺譚』『禅的生活』『現代語訳 般若心経』『龍の棲む家』『テルちゃん』『三昧力』『光の山』などがある。
【本書の構成】
(タイトル) 禅のいろは
(著者) 玄侑宗久 (希望小売価格) 本体500円 (税別)
(リリース日) 2016年11月25日配信 (発行元) 株式会社PHP研究所
【主な販売サイト】
iBooks(Apple) http://goo.gl/3TlVV7
Kindleストア(Amazon) http://amzn.to/2g8KKgW
dブック/ GALAPAGOS Store / ReaderTMStore /ブックパス / ebookjapan / ヨドバシ.com / 紀伊國屋書店ウェブストア/ BookLive! / honto / 他
本件に関するお問い合わせは下記までお願い致します。
株式会社PHP研究所 電子事業部
Email:digital@php.co.jp
平安の昔に作られ、日本人が愛唱してきたこの歌が、ポルトガル伝来の「カルタ」と結びつき、諺の頭文字を「いろは」順に並べた「いろはカルタ」になったそうです。「犬も歩けば棒に当たる」「論より証拠」「花より団子」……。著者は問いかけます。「しかしあなたはその意味を、これまでしみじみと味わったことがあるだろうか。(中略)よく若いカップルの会話などで、「私と仕事と、どっちが大事なの」などと女性に聞かれ、男が困っている場面をみかける。(中略)花も団子も同じことで、これは本来比較できないものだと思ったほうがいい。(中略)しかしどうも近頃、日本はまさに「花より団子」になりつつある気がする。(中略)
背に腹は代えられない、というのも同じ意味合いだろう。しかし、背がプライド、腹が生活を表すとしても、どちらか一方で生きている人はいない。背も腹も、必要不可欠だ。(中略)いや、花があってこそ団子も美味しいし、背中があればこそ腹だって空いたり満ちたりすることを、もう一度再認識すべきなのである。
花が徒花、虚礼ごときのものなら、たしかに団子のほうがマシかもしれない。しかし今の世の中では、団子はどう考えてもお金だろう。グローバルな団子を、一部の人々だけが食べ漁っているように思える。それならせめて、「花入り団子」。比較なんかできないように混ぜてみたのだが、如何? お金もモラルも、混じり合ってほしいのだが……。」──本書「一「色は匂へど散りぬるを」の章」より抜粋。
仏教思想の色濃い「いろは歌」にちなんだ諺を並べた「いろはカルタ」は、まさしく禅的考え方の宝庫。本書は、諺ごとに心が癒され、明日への元気が出てくるヒントが満載の注目作です。
【本書の構成】
はじめに──「いろは」と禅
一「色は匂へど散りぬるを」の章
二「我が世誰ぞ常ならむ」の章
三「有為の奥山今日越えて」の章
四「浅き夢見じ酔ひもせず」の章
おわりに──禅と「いろは」
【著者紹介】
玄侑宗久 (げんゆう そうきゅう)
1956年、福島県三春町生まれ。慶應義塾大学文学部中国文学科卒業。さまざまな職業を経験した後、83年、京都・天龍寺専門道場に入門。現在、臨済宗妙心寺派福聚寺住職。2001年、『中陰の花』で第125回芥川賞を受賞。
主な著書に『水の舳先』『アミターバ――無量光明』『御開帳綺譚』『禅的生活』『現代語訳 般若心経』『龍の棲む家』『テルちゃん』『三昧力』『光の山』などがある。
【本書の構成】
(タイトル) 禅のいろは
(著者) 玄侑宗久 (希望小売価格) 本体500円 (税別)
(リリース日) 2016年11月25日配信 (発行元) 株式会社PHP研究所
【主な販売サイト】
iBooks(Apple) http://goo.gl/3TlVV7
Kindleストア(Amazon) http://amzn.to/2g8KKgW
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