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【情報処理学会】認定情報技術者(CITP)制度における技術士(情報工学)の取扱いについて

一般社団法人情報処理学会(会長:西尾章治郎)は、情報技術者を対象とする上級資格である「認定情報技術者」(CITP)の認定を行っています。このほど技術士(情報工学)がCITPの個人認証を申請する場合の取扱いを以下のように定めました。本取り決めは、2019年2月27日に当会理事会で承認されました。

情報工学部門または総合技術監理部門(情報工学)の登録を受けている技術士は、CITP個人認証の審査が、以下の通りとなります。
 新規申請においては、審査が免除されます。更新申請においては、一般のCITP個人認証と基本的に同じですが、APECエンジニア(Electrical または Information)は審査が免除され、技術士CPD認定会員はCPD審査が免除されます。
この取扱いは、2019年度のCITP個人認証の審査から適用されます。

情報処理学会は、2014年に公益社団法人日本技術士会と覚書を締結し、CITP制度に関する連携について協議を進めてきました。すでに、CITPの審査において技術士の協力を得るなど、連携が進んでいます。そしてこの度、技術士がCITPの個人認証を申請する場合の取扱いを定めたことでより連携を深めてまいります。

CITP制度は、ITスキル標準(ITSS)のレベル4以上の情報技術者を対象とする上級資格制度で、2014年度から本運用を開始しました。昨年2月には、国際的な高度IT人材資格制度の推進組織であるIFIP IP3より、プロフェッショナル資格制度の基準を満たしているとして認定を受けました。現在までに、約9,200名の技術者がCITPに認定されています。

CITPに認定された方々によるプロフェッショナルコミュニティでは、定期的な会合が開催され、技術者同士の交流を通じた自律的な質の向上、情報分野における人材育成などを含む様々なプロフェッショナル貢献活動が進められ、情報処理学会の全国大会やソフトウェアジャパン(産業界のITプロフェッショナルを対象としたシンポジウム)などでも、CITPの方々が活動の成果を発表しています。

日本技術士会の情報工学部会長の小山和夫氏(技術士・情報工学)は
「技術士(情報工学)の活躍の場がさらに広がる今回のCITP審査一部免除の取扱いを歓迎します。情報処理学会と日本技術士会(情報工学部会)が連携することにより、高度情報技術者の育成・資質向上などを通して、情報技術者の社会貢献が促進されることを期待しています。」
と述べています。

情報処理学会は、国際的に認められたCITP制度の普及を促進すると共に、CITPコミュニティの発展を支援していきます。

CITP制度の詳細については、情報処理学会の下記のURLをご参照ください。
https://www.ipsj.or.jp/citp.html

(注)
認定情報技術者、および、CITPは、情報処理学会の登録商標です。
CITP:Certified IT Professional
IFIP:International Federation for Information Processing(情報処理国際連合)
IP3:International Professional Practice Partnership

本件に関するお問い合わせ
ご質問やご意見は下記までお知らせください.
一般社団法人情報処理学会 CITP担当
TEL:03-3518-8373 Email:ipsj.citp@ipsj.or.jp

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