【矢野経済研究所プレスリリース】RFIDソリューション世界市場に関する調査を実施(2022年)〜医療や製造業などの分野でも本格的な導入始まる、Nice to HaveからMust Haveの時代に〜
[22/08/30]
提供元:DreamNews
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株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越考)は、2022年の世界及び国内のRFIDソリューション市場を調査し、製品セグメント別の動向、参入企業動向、将来展望を明らかにした。ここでは、世界市場予測について、公表する。
1.市場概況
RFID ICタグと関連機器、関連システムを合計したRFIDソリューション世界市場は、近年アパレル業界での本格的な導入により成長を続けている。2022年はアパレルなど流通小売向けの出荷が堅調に増加している他、医療や製造、物流分野などで拡大傾向を示し、2022年のRFIDソリューション世界市場規模(メーカー出荷金額ベース)を前年比103.8%の1兆2,653億円に達する見込みである。
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000265104&id=bodyimage1】
2.注目トピック〜さらなる成長に向けて、運用や費用対効果などしっかりとした検証は必須〜
RFIDは複数のICタグの一括読取りが出来るという特徴はあるものの、従来のバーコードシステムの持つ機能を越える機能をユーザー企業に提供出来ないと成長は難しいだろう。例えば、モノの識別としての付加情報を書き換えながら使えるようにし、製造現場やユーザー企業が使いたいところで書き換えた情報をすぐに使える機能を提供する必要があると考える。
また、現在バーコードシステムを導入しているユーザー企業では、RFIDもバーコードと同様の価格でなければ導入しないというケースも少なくない。このような顧客に対しては、RFIDを使用することで生まれる価値、つまり1回の業務当たりのコスト削減効果など、明確な効果を見せることが必要になる。例えば、ICタグが安価でないと導入効果が見えないという場合は、ユーザーの利用環境や使い方などを含めて実際の効果検証を手伝いながら一緒に進める必要がある。
3.将来展望
日本国内においても、コロナ禍によってアンタクト(非対面)化やIoT化、DX化で製造や物流、医療現場を刷新していこうという流れが強くなってきており、RFIDの導入を検討しているユーザー企業も増えている。
このような状況から、今後はこれまでの索引役のアパレル向けの流通小売分野に加えて、製造業や医療、非アパレル系の小売業分野向けの出荷が拡大する見通しで、2026年のRFIDソリューション世界市場規模は1兆5,363億円に達するものと予測する。
※掲載されている情報は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3065
調査要綱
1.調査期間: 2022年5月〜8月
2.調査対象: RFID関連メーカー、ソリューションサービス事業者、業界団体等
3.調査方法: 当社専門研究員による直接面談(オンライン含む)、電話・e-mailによるヒアリング調査併用
4.発刊日: 2022年8月29日
お問い合わせ
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株式会社矢野経済研究所 マーケティング本部 広報チーム
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1.市場概況
RFID ICタグと関連機器、関連システムを合計したRFIDソリューション世界市場は、近年アパレル業界での本格的な導入により成長を続けている。2022年はアパレルなど流通小売向けの出荷が堅調に増加している他、医療や製造、物流分野などで拡大傾向を示し、2022年のRFIDソリューション世界市場規模(メーカー出荷金額ベース)を前年比103.8%の1兆2,653億円に達する見込みである。
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000265104&id=bodyimage1】
2.注目トピック〜さらなる成長に向けて、運用や費用対効果などしっかりとした検証は必須〜
RFIDは複数のICタグの一括読取りが出来るという特徴はあるものの、従来のバーコードシステムの持つ機能を越える機能をユーザー企業に提供出来ないと成長は難しいだろう。例えば、モノの識別としての付加情報を書き換えながら使えるようにし、製造現場やユーザー企業が使いたいところで書き換えた情報をすぐに使える機能を提供する必要があると考える。
また、現在バーコードシステムを導入しているユーザー企業では、RFIDもバーコードと同様の価格でなければ導入しないというケースも少なくない。このような顧客に対しては、RFIDを使用することで生まれる価値、つまり1回の業務当たりのコスト削減効果など、明確な効果を見せることが必要になる。例えば、ICタグが安価でないと導入効果が見えないという場合は、ユーザーの利用環境や使い方などを含めて実際の効果検証を手伝いながら一緒に進める必要がある。
3.将来展望
日本国内においても、コロナ禍によってアンタクト(非対面)化やIoT化、DX化で製造や物流、医療現場を刷新していこうという流れが強くなってきており、RFIDの導入を検討しているユーザー企業も増えている。
このような状況から、今後はこれまでの索引役のアパレル向けの流通小売分野に加えて、製造業や医療、非アパレル系の小売業分野向けの出荷が拡大する見通しで、2026年のRFIDソリューション世界市場規模は1兆5,363億円に達するものと予測する。
※掲載されている情報は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3065
調査要綱
1.調査期間: 2022年5月〜8月
2.調査対象: RFID関連メーカー、ソリューションサービス事業者、業界団体等
3.調査方法: 当社専門研究員による直接面談(オンライン含む)、電話・e-mailによるヒアリング調査併用
4.発刊日: 2022年8月29日
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