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AP通信社、Bambuserへの株式投資を発表

AP通信社は本日、ライブ動画サービスで先駆的な会社であるBambuser(バンブユーザー)の少数株主持分を取得することを発表しました。

ロンドン発− AP通信社は本日、ライブ動画サービスで先駆的な会社であるBambuser(バンブユーザー)の少数株主持分を取得することを発表しました。Bambuserは、ユーザーが携帯電話やノートパソコン経由でライブ動画を配信・閲覧・共有できるサービスを提供しており、今回の投資はAP通信社が現在Bambuserと交わしている独占的なコンテンツ配信関係に基づいたものです。この投資に伴い、ユーザーからのライブ動画ニュースの入手ならびにストリーミング配信といった、AP通信社が世界をリードする機能が一層強化されます。

今回の株式投資を受けて、AP通信社の国際映像ニュース担当ディレクターを務めるサンディ・マッキンタイアが、Bambuserの非常勤取締役に就任します。昨年AP通信社は、Bambuserのユーザーが投稿したリアルタイムの動画コンテンツを独占配信する業務提携を締結しました。これに続く今回の投資は、両社の3年間に及ぶ関係がより発展したものです。

AP通信社による投資の背景には、Bambuserによる技術開発とユーザー基盤開拓の成功があります。Bambuserは、特にニュース関連のコンテンツにおいて、ユーザー生成コンテンツ(UGC)のリアルタイムでの制作・募集・配信技術において定評があります。同社の優れた実績を支えるのが、急速に変化・発展するニュースメディアのニーズに応えるためにデザインされた、幅広いプロダクトと明確なロードマップです。

AP通信社は今回の投資で、UGCによるニュース取材でのリーダー的地位をより強固なものとします。AP通信社はすでに日々のニュース取材の一環として、一般投稿された検証済みのUGCを使用しています。加えて、ライブ動画に対する放送事業者やオンラインメディアからの需要も高まりを見せています。AP通信社は現在Bambuserを通じて、顧客である放送事業者やオンラインメディア専用のUGCの動画ニュースを現場からリアルタイムで入手しています。このことはAP通信社がライブ動画ニュースの世界的なトッププロバイダーであることを確実にするだけでなく、顧客が抱えるUGCの課題解決にも役立ちます。加えてAP通信社はBambuserから、世界中の動画投稿者が集まる既存コミュニティへのアクセス権を付与されており、「第一の視聴者」であるコミュニティメンバーから動画の提供を受けることができます。AP通信社のジャーナリストも、現場でのニュース取材ツールの1つとしてBambuserを使用しています。

AP通信社は世界各国でのニュース取材にあたり、業界に先駆けてUGCを活用してきました。当初からUGCに対しても、自社のニュース取材と同等の高レベルの編集基準を設けてきました。その1つが厳格な検証プロセスの適用で、これによりニュース報道の信頼性を担保しています。AP通信社が最近配信した主なUGCニュースには次のようなものがあります。
- シリア軍によるホムス包囲
- イドリブ県北部にあるシリア政府のタフタナズ空軍基地内で反政府勢力が撮影したビデオ
- オクラホマ州で発生した竜巻
- ロシアへの隕石落下
- ボストンマラソン爆破事件後の映像
- テキサス州ウェーコ近郊の肥料工場での爆発
- ロンドンでのヘリコプター墜落事故

AP通信社の国際映像ニュース担当ディレクターを務めるサンディ・マッキンタイアは、次のように述べています。「ユーザーが生成するリアルタイムの動画ニュースコンテンツは、ニュース報道の新たな形です。Bambuserは世界中のユーザーが動画コンテンツをストリーミング配信できるプラットフォームとして定評があります。AP通信社も過去1年にわたり、Bambuserから計り知れないほどの恩恵を受けており、同社のおかげで検証可能な速報ニュースの映像にアクセスできるようになりました。このようなことはこれまで全く考えられなかったことです。加えて、同社の少数ながら極めて有能なチームが開発する高品質なテクノロジーには、いつも深い感銘を受けています」。

またマッキンタイアは続けて、「AP通信社による今回の投資は、現在の当社とBambuserの関係からすると自然な成り行きであり、この投資に伴いUGCによる動画ニュースの取材・検証において、今後も両社が世界をリードする能力を保持することになるでしょう。UGCの重要性と生成量が将来高まることは確実です。スマートフォンの保有者数は世界人口の5分の1近くにのぼり、Bambuserのテクノロジーによってこれらの人々は巨大なユーザーグループを形成しています。今では、誰でもクリック1つで生のニュースを配信できますので、今後ニュースの『第一報』を目にする方法も世界的に変わっていくでしょう。AP通信社とBambuserが密接に連携することで、UGCを新たなレベルに引き上げることができると私は強く信じています」と語りました。

Bambuserの取締役会長をつとめるハンス・エリクソンは、「昨年AP通信社と密接に協力した結果、ユーザー生成の動画コンテンツには極めて高い需要があることが実証されました。今回の株式投資に伴い、両社の関係が強化されるだけでなく、今後お互いの専門性をより幅広く共有できるようになります。この投資はBambuserの歩みにおいて重要な節目となります」とコメントしています。

「今回の投資は当社が大きな開発を手がけた時期と重なりました。Bambuserでは先ごろ新たなソフトウェア開発キットの公開を始めました。これはお客様やパートナー企業の方々がコードをわずか数行加えるだけで、ライブビデオ配信機能を各社のiOSやアンドロイド向けアプリに直接統合したり、カスタマイズして組み込んだりできるというものです。これを使えば、誰でもライブ動画のレポーターになることができます。当社はライブ映像配信を一般の人々にも開放し、ニュース取材を変革するというミッションを掲げており、この開発キットの公開はその大きな通過点となります」とエリクソンは続けました。


AP通信社について
AP通信社は、あらゆる媒体、フォーマット向けに、世界中から中立公正なニュースを迅速に配信する世界最大級の国際ニュース・ネットワークです。1846年に設立。世界で最も信頼できる独立したニュースや情報を提供しています。世界人口の半数を超える人々が毎日、AP通信社の発信するニュースを目にしています。詳細は、www.ap.orgをご参照ください。

Bambuserについて
Bambuserは無料で提供されている、操作性に優れたライブ動画サービスで、ユーザーは携帯電話やノートパソコン経由でライブ・ビデオを素早く手軽に配信・閲覧・共有できます。撮影映像はフェイスブックやツイッターなど世界的に人気のあるSNSと瞬時にリンクできます。Bambuserは最も操作性に優れ多彩な機能を持つ携帯端末・ウェブカメラ・DVカメラ向けのビデオ配信ソリューションで、世界中の一般ユーザーやプロの放送関係者が利用しています。ホームページアドレスはhttp://bambuser.com/


本件に関する、報道関係の方からのお問合せ先
共同PR(株)國時
TEL: 03-3571-5326
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