バングラデシュで深刻化するサイクロン「シドル」による被害に対する国際協力NGO、CAREの対応
サイクロン「シドル」の影響に苦しむバングラデシュで、国際協力NGOのCAREの緊急支援チームは、支援用の備品や物資の配布先の選定を行っている。
サイクロン「シドル」の影響に苦しむバングラデシュで、CAREの緊急支援チームは、支援用の備品や物資の配布先の選定を行っている。CAREは、強烈なサイクロンがバングラデシュの沿岸部を直撃した後、安全な飲料水、ビニールシートからろうそくといった緊急支援物資、そして少なくとも5千世帯分の緊急用の食糧を提供するための活動に早急に着手した。しかし、サイクロンによる被害は、当初の予想をはるかに上回る深刻さであることがわかった。サイクロン「シドル」の暴風は時速250キロメートルにも達し、5メートルもの高波は海岸沿いの3つの町を完全に破壊した。当局は、サイクロンがバングラデシュを直撃する前に、60万人の人々を避難所に避難させることができたが、320万人の人々が被害を受けやすい沿岸地域に住んでおり、犠牲は不可避だった。
既に3000人以上の死亡者が確認されており、さらに増えることが予想される。最も影響を受けた地域では、連絡網は完全に遮断されており、多くの人々が暴風により飛んできたがれきで負傷、また行方不明者も発生している。実際の死亡者数は、恐らく数日間は明確にならないと思われる。
「我々は、緊急支援へのしっかりとした備えと迅速な行動により、人命の損失を減らすことができてきたと期待している」と、CAREのバングラデシュ現地事務所人道支援コーディネーターのSuman SMA Islamは述べている。「しかし、多くの人々が家を失い、作物や生活は破壊された。これは、政府、地域経済、そして被災者自らに多大な苦難を与えることになる。特に、洪水がバングラデシュ北部を荒廃させたわずか数カ月後に、今回の惨事が生じた」。
CAREは、現場で政府当局および現地パートナーと連携して、必要な支援物資と安全な飲み水を提供した。初期調査の結果から、サイクロン「シドル」による被害の度合いを考えると、人々が生活を立て直す過程で、はるかに多くの支援が必要とされるだろうと懸念される。
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上記記事の詳細および資料などについてのお問い合わせは以下まで
(財)ケア・インターナショナル ジャパン
マーケティング部広報担当 菅沼 (m.suganuma@careintjp.org)
Tel. 03-5950-1335 Fax. 03-5950-137
既に3000人以上の死亡者が確認されており、さらに増えることが予想される。最も影響を受けた地域では、連絡網は完全に遮断されており、多くの人々が暴風により飛んできたがれきで負傷、また行方不明者も発生している。実際の死亡者数は、恐らく数日間は明確にならないと思われる。
「我々は、緊急支援へのしっかりとした備えと迅速な行動により、人命の損失を減らすことができてきたと期待している」と、CAREのバングラデシュ現地事務所人道支援コーディネーターのSuman SMA Islamは述べている。「しかし、多くの人々が家を失い、作物や生活は破壊された。これは、政府、地域経済、そして被災者自らに多大な苦難を与えることになる。特に、洪水がバングラデシュ北部を荒廃させたわずか数カ月後に、今回の惨事が生じた」。
CAREは、現場で政府当局および現地パートナーと連携して、必要な支援物資と安全な飲み水を提供した。初期調査の結果から、サイクロン「シドル」による被害の度合いを考えると、人々が生活を立て直す過程で、はるかに多くの支援が必要とされるだろうと懸念される。
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