クラウドコンピューティングの評価・検証をスタート
・クラウドコンピューティング技術の活用で次世代データセンターサービスの検証・クラウドコンピューティング技術の習得と運用ノウハウの習得・顧客の環境対策支援サービス開発の一環
1.目的
ビットアイルは2000年6月の設立以来、顧客のITニーズに対する一元的なソリューション提供を目標として、「総合ITアウトソーシング」事業を推進してまいりました。コアサービスであるiDCサービスを中心に着実な成長を遂げ、これまでに開設した第1〜第3データセンター(東京天王洲地区)に関しては、500社を超える企業にご利用いただいております。また、2008年11月に最大2,600ラック設置可能な第4データセンター(東京文京地区)を竣工いたしました。
そして今回、ビットアイルは、「総合ITアウトソーシング」事業の展開という企業戦略において、ITサービス基盤の拡充といった観点から、クラウドコンピューティング技術を用い、次世代データセンターとしての新しいサービスモデルの評価・検証を行います。
システムを構成しているサーバの中には、バックアップ、開発、急激な負荷を想定したサーバなど様々な用途のサーバがあるため、一台あたりのサーバの処理能力を最大限効率的に利用されておりません。クラウドコンピューティング技術を活用することで、必要なときに、CPUやメモリーといったリソースを必要な分だけ、必要な期間利用することが出来ます。これにより、サーバへの投資負担を圧縮することで顧客企業のコスト削減に寄与すると共に、消費電力を抑えることにつながるため、省エネ・CO2削減にも寄与すると考えています。
一方で、次世代データセンターへ求められる要件として、仮想化技術など高度なサーバ技術の運用や障害への対応が必要となっており、今回の評価・検証は、高度なサーバ技術や運用ノウハウの蓄積も目的としています。
尚、今回の評価・検証に際し、複数センターを高速回線で接続し、クラウドコンピューティング環境「Cloud Computing Test Center」を構築いたします。
2.評価・検証概要
評価・検証概要は下記のとおりになります。
・ホスティング事業者、ASP(注3)/SaaS(注4)プロバイダ、Web2.0系、オンデマンド型コンテンツ配信事業者などへのPaaS(注5)/IaaS(注6)を想定した、OSの検証およびサービスモデルの検証
・第3データセンターと第4データセンター間を高速回線で結び、個々のセンターでグリッド化した場合のグリッド間接続や複数のセンターを単一グリッドとした場合のサーバリソースの拡張性や利便性やパフォーマンス等の評価
・複数データセンター間でのバックアップやディザスタリカバリー(※7)といったソリューションとしての検証
また、利用ユーザーの環境対策も考慮したサービス提供を視野に入れた検証も行います。
尚、クラウドコンピューティングの評価・検証に際して3Tera社 会長兼CEO Barry Lynn氏から下記のコメントをいただいております。
「我々は、ここ4ヶ月、日本において3Tera AppLogicを提供してきたが、ITシステムの利用者や、クラウド上でホスティングサービスを検討しているサービス提供者が、クラウドコンピューティングにとても関心をもっていることがわかった。ビットアイルは、日本の巨大なホスティング市場において、付加価値の高いサービスを提供するリーダー的データセンター事業者だ。我々は、ビットアイルがコンピューターオンディマンドの世界に向けて事業展開をする上で、クラウドコンピューティングに取り組み、そのプラットフォームとして、AppLogicを採用したことに、とても満足している。」
(注1)グリッド
複数のコンピューターを結ぶことで仮想的に高性能コンピューターをつくり、利用者はそこから必要なだけ処理能力や記憶容量を取り出し使うシステム
(注2)クラウドコンピューティング
インターネット上にグローバルに拡散したコンピューティングリソースを使って、ユーザーに情報サービスやアプリケーションサービスを提供するという、コンピューター構成・利用に関するコンセプト
(注3)ASP(Application Service Provider)
インターネット等のネットワークを通じて、アプリケーションソフトウェアや付随するサービスを顧客に提供する事業者
(注4)SaaS (Software as a Service)
ソフトウェアをユーザー側に導入するのではなく、ベンダ(プロバイダ)側で稼働し、ソフトウェアの機能のうち必要なものだけをユーザーにネットワーク経由で提供するサービス
(注5) PaaS(Platform as a Service)
インフラ、DB、 アプリケーション、ユーザーインターフェースなどの各レイヤーにわたるシステム開発手段と、開発したシステムをそのまま運用することができる環境を提供するサービス
(注6) IaaS(Infrastructure as a Service)
仮想マシンにストレージとインターネット接続の帯域幅を加えたコンピューティング基盤全体を提供するサービス
(注7) ディザスタリカバリー
情報システムに障害が発生したときに、処理を継続するために代替システムやバックアップ・データを用意する運用体制
以上
【本件に関するお問い合わせ先】
社長室 ir@bit-isle.co.jp
TEL: 03-6252-3522
FAX: 03-6252-3528
ビットアイルは2000年6月の設立以来、顧客のITニーズに対する一元的なソリューション提供を目標として、「総合ITアウトソーシング」事業を推進してまいりました。コアサービスであるiDCサービスを中心に着実な成長を遂げ、これまでに開設した第1〜第3データセンター(東京天王洲地区)に関しては、500社を超える企業にご利用いただいております。また、2008年11月に最大2,600ラック設置可能な第4データセンター(東京文京地区)を竣工いたしました。
そして今回、ビットアイルは、「総合ITアウトソーシング」事業の展開という企業戦略において、ITサービス基盤の拡充といった観点から、クラウドコンピューティング技術を用い、次世代データセンターとしての新しいサービスモデルの評価・検証を行います。
システムを構成しているサーバの中には、バックアップ、開発、急激な負荷を想定したサーバなど様々な用途のサーバがあるため、一台あたりのサーバの処理能力を最大限効率的に利用されておりません。クラウドコンピューティング技術を活用することで、必要なときに、CPUやメモリーといったリソースを必要な分だけ、必要な期間利用することが出来ます。これにより、サーバへの投資負担を圧縮することで顧客企業のコスト削減に寄与すると共に、消費電力を抑えることにつながるため、省エネ・CO2削減にも寄与すると考えています。
一方で、次世代データセンターへ求められる要件として、仮想化技術など高度なサーバ技術の運用や障害への対応が必要となっており、今回の評価・検証は、高度なサーバ技術や運用ノウハウの蓄積も目的としています。
尚、今回の評価・検証に際し、複数センターを高速回線で接続し、クラウドコンピューティング環境「Cloud Computing Test Center」を構築いたします。
2.評価・検証概要
評価・検証概要は下記のとおりになります。
・ホスティング事業者、ASP(注3)/SaaS(注4)プロバイダ、Web2.0系、オンデマンド型コンテンツ配信事業者などへのPaaS(注5)/IaaS(注6)を想定した、OSの検証およびサービスモデルの検証
・第3データセンターと第4データセンター間を高速回線で結び、個々のセンターでグリッド化した場合のグリッド間接続や複数のセンターを単一グリッドとした場合のサーバリソースの拡張性や利便性やパフォーマンス等の評価
・複数データセンター間でのバックアップやディザスタリカバリー(※7)といったソリューションとしての検証
また、利用ユーザーの環境対策も考慮したサービス提供を視野に入れた検証も行います。
尚、クラウドコンピューティングの評価・検証に際して3Tera社 会長兼CEO Barry Lynn氏から下記のコメントをいただいております。
「我々は、ここ4ヶ月、日本において3Tera AppLogicを提供してきたが、ITシステムの利用者や、クラウド上でホスティングサービスを検討しているサービス提供者が、クラウドコンピューティングにとても関心をもっていることがわかった。ビットアイルは、日本の巨大なホスティング市場において、付加価値の高いサービスを提供するリーダー的データセンター事業者だ。我々は、ビットアイルがコンピューターオンディマンドの世界に向けて事業展開をする上で、クラウドコンピューティングに取り組み、そのプラットフォームとして、AppLogicを採用したことに、とても満足している。」
(注1)グリッド
複数のコンピューターを結ぶことで仮想的に高性能コンピューターをつくり、利用者はそこから必要なだけ処理能力や記憶容量を取り出し使うシステム
(注2)クラウドコンピューティング
インターネット上にグローバルに拡散したコンピューティングリソースを使って、ユーザーに情報サービスやアプリケーションサービスを提供するという、コンピューター構成・利用に関するコンセプト
(注3)ASP(Application Service Provider)
インターネット等のネットワークを通じて、アプリケーションソフトウェアや付随するサービスを顧客に提供する事業者
(注4)SaaS (Software as a Service)
ソフトウェアをユーザー側に導入するのではなく、ベンダ(プロバイダ)側で稼働し、ソフトウェアの機能のうち必要なものだけをユーザーにネットワーク経由で提供するサービス
(注5) PaaS(Platform as a Service)
インフラ、DB、 アプリケーション、ユーザーインターフェースなどの各レイヤーにわたるシステム開発手段と、開発したシステムをそのまま運用することができる環境を提供するサービス
(注6) IaaS(Infrastructure as a Service)
仮想マシンにストレージとインターネット接続の帯域幅を加えたコンピューティング基盤全体を提供するサービス
(注7) ディザスタリカバリー
情報システムに障害が発生したときに、処理を継続するために代替システムやバックアップ・データを用意する運用体制
以上
【本件に関するお問い合わせ先】
社長室 ir@bit-isle.co.jp
TEL: 03-6252-3522
FAX: 03-6252-3528