「DTPでの使用フォントの種類のアンケート」を実施
DTP・印刷関係者向けのDTPサイト「DTPサポート情報blog」を運営する株式会社吉田印刷所(本社:新潟県五泉市)は、主に弊社DTPサイトの閲覧者を対象に「DTPで良く使用しているフォントの種類」についてのアンケート調査を実施しました。
■DTP関係者の既に60%超がOpen Type Font利用環境を構築
良く使用するフォントの種類でOTF(Open Type Font)・CID(Character IDentifier font)・OCF(Original Composite Font)・TTF(True Type Font)のいずれかを回答してもらうアンケートを行い、結果は以下の通りとなった。
●最もよく使用されるフォントの種類 …参加者数:454人
1位…OTF/Open Type Font …46.9%
2位…よくわからない …20.0%
3位…CID/Character IDentifier font …16.1%
4位…TTF/True Type Font …11.5%
5位…OCF/Original Composite Font … 5.5%
●2番目によく使用されるフォントの種類…参加者数:352人
1位…TTF/True Type Font …30.4%
2位…CID/Character IDentifier font …22.2%
3位…OTF/Open Type Font …19.6%
4位…よくわからない …19.3%
5位…OCF/Original Composite Font … 8.5%
一番よく使用されるフォントの種類はOTF、2番目に使用されるフォントの種類はTTFになった。OTFは一番よく使用されるフォントの種類、2番目に使用されるフォントの種類でも20%程度支持されており、広く使用されているということがわかった。
OTFは最も使用するフォントの種類・2番目に使用するフォントの種類の結果から60%超のユーザーがOTFの利用環境が整っていることがわかる。大手のフォントレンタルサービス(モリサワパスポートやフォントワークスLETS等)でOTFの選択ができるため利用しやすくなってきたことと、またフォントを利用するソフトウェア側から見ても以前はInDesignなどしかOTFの特徴的な機能に対応していなかったが、現在ではInDesign・Illustrator・Photoshop・QuarkXPressなどの主要なDTPソフトウェアでも対応するようになったため、利用の範囲が広がり、多くの利用者がいると考えられる。
TTFは2番目に使用するフォントの種類としては30%とかなり多いが、Windowsのフォントとしては様々なソフトウェアにバンドルされているということもあり、また、フォントのパッケージとしては価格が非常に安いものが多いので利用されている割合が多いと考えられる。
CIDは以前からMacでDTPをされている方にとってはスタンダードなフォントで、割合的にもまだまだ多くの方が使用している。2番目に使用されている割合が高めなのは従来のデータの流用の関係と考えられる。
OCFは使用頻度が減ってきているようだが、まだまだ支持されている面も垣間見える。しかしこの割合は確実に減っていくと考えられる。
「最もよく使用されるフォントの種類」で「よくわからない」が20%は想定したよりも多い割合だった。確かに現在のDTPの場合、OTF・CIDの特徴的な機能を使用しない場合、OTF・CID・TTFなどのフォントの種類を意識することはあまりないように思える。
さらに印刷業界ではPDF入稿対応が着々と進んでいるのでPDFにフォントを埋め込めればフォントの種類を意識することもないので、フォントの種類を理解していなくても、入稿には問題ないという意識が働いているとも考えられる。
フォントの種類を意識することなく自由に使える時代というのは、まさに入稿先ではなく作り手側の方に主導権が移動してきたことを表していると言えるのではないだろうか。
【アンケート概要】
アンケート期間:2008年10月22日〜11月11日
アンケート対象:主として「DTPサポート情報blog」閲覧者454人・352人
アンケート方法:下記ページのインターネットサービスによる回答(無記名回答)
http://blog.ddc.co.jp/mt/dtp/archives/20081022/120900.html
【吉田印刷所について】
株式会社吉田印刷所ではIT技術を活用し環境貢献できる印刷を目指す活動を行っております。インターネットを活用したPDFでのデータ入稿では営業マンやバイク便などを介在させない仕組みによって、人やモノの移動を極力抑え、環境の負荷を低減させる環境印刷を実現しています。また印刷工場ではグリーンプリンティング認定を取得して、環境負荷を抑える印刷を実行しております。DTP・印刷に関するブログは既に240万ページビューを超えるアクセスがあり、DTP・印刷関係者に幅広い支持を頂いております。
[この件に関する問い合わせ先]
株式会社 吉田印刷所(代表取締役社長:吉田 和久)
■担当者:CSS部 笹川( info@ddc.co.jp )
〒959-1852 新潟県五泉市今泉902-1 TEL.0250-43-6144 FAX.0250-43-2918
■関連 URL: 吉田印刷所 : http://www.ddc.co.jp/
DTPサポート情報blog : http://blog.ddc.co.jp/mt/dtp/
良く使用するフォントの種類でOTF(Open Type Font)・CID(Character IDentifier font)・OCF(Original Composite Font)・TTF(True Type Font)のいずれかを回答してもらうアンケートを行い、結果は以下の通りとなった。
●最もよく使用されるフォントの種類 …参加者数:454人
1位…OTF/Open Type Font …46.9%
2位…よくわからない …20.0%
3位…CID/Character IDentifier font …16.1%
4位…TTF/True Type Font …11.5%
5位…OCF/Original Composite Font … 5.5%
●2番目によく使用されるフォントの種類…参加者数:352人
1位…TTF/True Type Font …30.4%
2位…CID/Character IDentifier font …22.2%
3位…OTF/Open Type Font …19.6%
4位…よくわからない …19.3%
5位…OCF/Original Composite Font … 8.5%
一番よく使用されるフォントの種類はOTF、2番目に使用されるフォントの種類はTTFになった。OTFは一番よく使用されるフォントの種類、2番目に使用されるフォントの種類でも20%程度支持されており、広く使用されているということがわかった。
OTFは最も使用するフォントの種類・2番目に使用するフォントの種類の結果から60%超のユーザーがOTFの利用環境が整っていることがわかる。大手のフォントレンタルサービス(モリサワパスポートやフォントワークスLETS等)でOTFの選択ができるため利用しやすくなってきたことと、またフォントを利用するソフトウェア側から見ても以前はInDesignなどしかOTFの特徴的な機能に対応していなかったが、現在ではInDesign・Illustrator・Photoshop・QuarkXPressなどの主要なDTPソフトウェアでも対応するようになったため、利用の範囲が広がり、多くの利用者がいると考えられる。
TTFは2番目に使用するフォントの種類としては30%とかなり多いが、Windowsのフォントとしては様々なソフトウェアにバンドルされているということもあり、また、フォントのパッケージとしては価格が非常に安いものが多いので利用されている割合が多いと考えられる。
CIDは以前からMacでDTPをされている方にとってはスタンダードなフォントで、割合的にもまだまだ多くの方が使用している。2番目に使用されている割合が高めなのは従来のデータの流用の関係と考えられる。
OCFは使用頻度が減ってきているようだが、まだまだ支持されている面も垣間見える。しかしこの割合は確実に減っていくと考えられる。
「最もよく使用されるフォントの種類」で「よくわからない」が20%は想定したよりも多い割合だった。確かに現在のDTPの場合、OTF・CIDの特徴的な機能を使用しない場合、OTF・CID・TTFなどのフォントの種類を意識することはあまりないように思える。
さらに印刷業界ではPDF入稿対応が着々と進んでいるのでPDFにフォントを埋め込めればフォントの種類を意識することもないので、フォントの種類を理解していなくても、入稿には問題ないという意識が働いているとも考えられる。
フォントの種類を意識することなく自由に使える時代というのは、まさに入稿先ではなく作り手側の方に主導権が移動してきたことを表していると言えるのではないだろうか。
【アンケート概要】
アンケート期間:2008年10月22日〜11月11日
アンケート対象:主として「DTPサポート情報blog」閲覧者454人・352人
アンケート方法:下記ページのインターネットサービスによる回答(無記名回答)
http://blog.ddc.co.jp/mt/dtp/archives/20081022/120900.html
【吉田印刷所について】
株式会社吉田印刷所ではIT技術を活用し環境貢献できる印刷を目指す活動を行っております。インターネットを活用したPDFでのデータ入稿では営業マンやバイク便などを介在させない仕組みによって、人やモノの移動を極力抑え、環境の負荷を低減させる環境印刷を実現しています。また印刷工場ではグリーンプリンティング認定を取得して、環境負荷を抑える印刷を実行しております。DTP・印刷に関するブログは既に240万ページビューを超えるアクセスがあり、DTP・印刷関係者に幅広い支持を頂いております。
[この件に関する問い合わせ先]
株式会社 吉田印刷所(代表取締役社長:吉田 和久)
■担当者:CSS部 笹川( info@ddc.co.jp )
〒959-1852 新潟県五泉市今泉902-1 TEL.0250-43-6144 FAX.0250-43-2918
■関連 URL: 吉田印刷所 : http://www.ddc.co.jp/
DTPサポート情報blog : http://blog.ddc.co.jp/mt/dtp/