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話題の「カロリス」を知ることで寿命が変わる−長寿遺伝子を鍛えて健康長寿を達成するには?アンチエイジングの最新情報と、加齢(エイジング)コントロールのヒントが満載のセミナーが開催されました!

BRBメディカルサロンは11月18日、早くからアンチエイジング医学に取り組んでいる慶應義塾大学医学部眼科教授 坪田一男氏を講師にお招きし、セミナーを開催しました。寿命が変わるという注目の「カロリス」とは?など、講演内容の要点をご紹介します。
 慶應義塾大学医学部眼科教授 坪田一男氏を講師にお招きし、『「不老!」の方法〜目から始めるアンチエイジング・長寿遺伝子を鍛える〜』をテーマに開催した今回のセミナーは、ご案内直後から参加申込みが殺到しました。日本における抗加齢(アンチエイジング)医学に先鞭をつけた坪田氏が、最近メディアでも取り上げられている注目の「カロリス」を始めとして今知っておきたい最新情報を分かりやすくお話下さいました。参加者の方々にも大好評を博した講演内容をダイジェストでご紹介します。

■加齢は一つの生物学的プロセス
 人類の平均寿命は今から約2000年前はわずか18歳でした。それが室町時代に30歳、江戸時代後期に40歳、明治時代に43歳、戦後50歳となりました。このように人類は既にアンチエイジングをして寿命を長くしてきました。また最近の研究で、線虫の一つの遺伝子に変異を起こしたところ寿命が2倍になり、染色細胞を変異させると寿命が10倍になったという報告があり、このような大きな変容がたった一つの遺伝子で起きる事が証明されました。加齢は運命や避けられないものではなく、一つの生物学的プロセスと考える事ができる、それならば介入が可能であるとするのが今のアンチエイジング医学の立場です。

■2つの代表的なエイジング仮説
 どうして年を取る=エイジングするのか?という点に関する代表的な仮説が(A)酸化ストレス仮説(B)メタボエイジング仮説、の2つです。(A)酸化ストレス仮説は、マヨネーズを放置すると油が酸化するように、ヒトの油も酸化する事でエイジングするという考えです。つまり日々の生活ではなるべく酸化しないようにするのがエイジングを防ぐことにつながります。例えば加齢黄斑変性という病気は活性酸素が原因であると証明されており、これ以外にもがん、糖尿病、動脈硬化、心筋梗塞、脳血管疾患等々、加齢に関与するほとんどの病気について、活性酸素が影響している事が分かってきました。そこで活性酸素をコントロールするため、以下に挙げる4つの対策を実践する事が大切です。
1)酸化ストレスを避ける
酸化ストレス因子:紫外線・大気汚染、タバコ・過度の飲酒、農薬・殺虫剤、発がん物質、高血糖・AGE、酸化した油脂、睡眠時無呼吸など
2)抗酸化物質の摂取(葉緑野菜の大量摂取、オメガ3油摂取(青魚)、フルーツ積極摂取、ビタミンの最適量摂取、微量ミネラル摂取)
3)抗酸化酵素の機能向上(ビタミンの薬効量摂取、微量ミネラルの摂取、運動、適度のアルコール摂取、ごきげんに生きる)
4)酸化物質の除去(適正な水摂取、整腸、発汗、オーラルキレーションやEDTAキレーション)

 一方、(B)メタボエイジング仮説はカロリー・リストリクション仮説と同義で、必要な栄養分を確保しながら摂取カロリーを65%程度とすると寿命が延長する(多くの生物で実証されている)が、逆にメタボリックシンドロームに代表される摂取カロリーオーバーは加齢を促進するとの説です。カロリー・リストラクション、つまり食事の摂取カロリーを制限することを「カロリス」と呼び、これには1)インスリンシグナルを下げる、または2)長寿関連遺伝子「サーチュイン」を活性化させるという2つの方法があります。1)は血糖値を上げない食事ライフスタイルの実践が必要です。そのためには低GI食(※)を食べる、カロリーを減らす、食べるタイミングを考える、食後の運動などで糖の吸収を抑える、寝る前の血糖値を低くするといった方策が有効です。※血糖インデックス。基準となる食品と比較して、血糖値の上昇度により炭水化物のランク付けをした基準値
 2)はカロリスを行わずしてそれと同じ効果を得たいとの考え方から、サーチュインに注目したものです。サーチュインとは生体機能の調整役として働く酵素群で、活性化する事により細胞の寿命を延ばす作用があります。そして赤ワインなどに多く含まれるポリフェノール成分「レスベラトロール」が、このサーチュインを活性化するという数多くの報告から、レスベラトロールの摂取によりアンチエイジングが可能だということが実証されたのです。尚、日本でもカロリスを啓発していくことを目的とした会員制組織「カロリスジャパン(愛称)」が今年9月に設立されています。

■アンチエイジングは健康長寿の為の予防医学
 古くは「不老不死のため」と考えられていたアンチエイジング医学は、時代の変遷に伴い現在では「疾病の予防及び治療への応用のため」として、重要視されるようになっています。実際、ドライアイ、腰痛、はげ、睡眠時起床、排尿障害、EDなどはアンチエイジング医学の介入により改善する疾患です。また従来は、それぞれの疾患に対して治療を行っていましたが、若くて健康なうちからエイジングに介入すれば、加齢に関係の深い様々な疾患(ドライアイ、老視、脳血管障害、糖尿病、がん・・・)全体に対して積極的な予防が出来るということになります。つまりアンチエイジング医学は加齢に焦点を絞った予防医学であり、カロリスをもとにその実践が可能になってきたのです。長寿遺伝子を鍛えて、健康長寿を達成しましょう!
※記事の文責はBRBメディカルサロンにあります。

■講演時に配布されたパンフレットを先着10名様にプレゼント!
 「カロリスジャパン」パンフレットや坪田先生が手術顧問を務める「南青山アイクリニック」のアンチエイジングバイブルなどの資料一式を先着10名様に差し上げます!
ご希望の方はメールにて、お名前、ご住所、お電話番号を明記の上、info-medical@brb.co.jpまでお申し込み下さい。当選者には弊社からご連絡させて頂きます。

【事業概要】
・富裕層を対象にした会員制医療クラブの運営
・法人向け 医療・健康管理コンサルテーション
・医療セミナーやイベントの企画・運営



【本件に関するお問い合わせ先】
会社名 株式会社ビーアールビー メディカルサロン事業部
担当 企画推進室・広報 蒲川(かもがわ)・山田
TEL 03-3343-4511
FAX 03-3343-5845
E-Mail info-medical@brb.co.jp


《関連URL》
http://www.anti-aging.gr.jp/
http://www.brb.co.jp/medical
http://www.brb.co.jp/medical/shittoku/digest.html
http://www.crs-j.jp
http://www.tsubota.ne.jp/
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