グリーンシートを活用して上場企業の資本参加を支援
資本参加型の戦略的事業提携ニーズをマッチング
中小企業向け直接金融支援を専門とするディー・ブレイン証券(東京、03-5645-8808、出縄良人社長)は、グリーンシート制度を活用して、事業会社による資本参加型の戦略的事業提携(ストラテジックインベストメント)を積極的に支援する。
急速に景気が減速する環境下、これをチャンスと考える上場企業には、引き続きM&Aや資本提携への意欲が強い。一方、革新的な技術・サービスを持つ中小企業には、上場会社の資本参加によって販路の拡大や信用力の向上を図りたいと考える企業が多い。
そこで、ディー・ブレイン証券では、グリーンシート銘柄主幹事における圧倒的な地位を活用し、グリーンシートをストラテジックインベストメントの場と位置づけて、資本提携を支援することとしたもの。資本参加を希望する事業会社(ストラテジック・インベスター)と成長意欲ある中小企業とのマッチングをグリーンシート上で行う。既存のグリーンシート企業と上場企業とのマッチングのほか、上場企業との資本提携を希望する中小企業を新たに募り、グリーンシート銘柄指定を支援する。
銀行や大手証券会社を中心に、M&Aの仲介は活発に行われているが、今回の試みはマイナーシェアによる資本提携の仲介であることが特徴。グリーンシート制度で上場会社並みのディスクロージャーが行われている中小企業への資本参加であることから、資本参加をする上場会社にとっては、一般の未公開企業への資本参加と比較するとデューディリジェンスが容易で、資本参加に伴うリスクが比較的低いのも特徴だ。また、上場会社が合併や子会社化によって中小企業を統合する場合には、中小企業の不安定な業績が連結決算にそのまま反映されるリスクがあるが、マイナーシェアの出資であれば、事業戦略上のシナジー効果を得つつ、リスクを持分法損益の範囲内にとどめることができるメリットもある。子会社化と比較すれば必要資金も節約できることも見逃せない。
そもそも、上場企業同士が行う資本提携では数%から30%程度のマイナーシェアの場合も多い。一方、中小企業に対する投資では、ベンチャーキャピタルによるキャピタルゲイン目的の投資を除いて、上場会社によるマイナーシェア投資は限られていたのが現状だ。またそれを積極的に仲介する金融機能も育っていなかった。ディー・ブレイン証券の試みは、上場会社と未上場の中小企業との新しい形の関係構築を支援するものと言えよう。
まずディー・ブレイン証券では、2月2日よりストラテジックインベスターの募集及び登録を開始する。登録にかかるコストは無料だが、投資目的が投機的目的でないことなど、ディー・ブレイン証券が定める要件に適合することが必要。上場会社のほか、一定の条件を満たす未上場会社も登録できる。なお、登録はWEB上でも行えるようにする。登録されたストラテジックインベスターには『ストラテジックインベスター通信』を定期刊行し、資本参加を求める個別企業の情報を提供するほか、毎月第一木曜日に開催している交流会ICHIMOKU会に無料参加できることとし、交流の場を提供していく予定だ。
ストラテジックインベスターの第1号として登録を予定しているのは、カー用品販売店や業務用スーパーを展開する東証1部上場のG-7ホールディングス。すでに自動車関連企業へのマイナーシェアによる資本参加を積極的に行っている。『グリーンシート企業は情報開示が徹底され、市場価格もあるので出資の意思決定が迅速にできる』(木下会長)と、グリーンシート企業への出資を積極的に進める方針だ。
今後、ディー・ブレイン証券では3年以内に300社のストラテジックインベスターを集める計画で、グリーンシートの活性化にもプラスにしたい考えだ。
【本件に関するお問い合わせ先】
ディー・ブレイン証券株式会社
住所:東京都中央区日本橋茅場町1丁目9番2号
電話:03-5645-8830 / FAX:03-5645-8840
担当:コーポレート・ファイナンス部 岸原稔泰(070-5412-5178)
e-mail: kishihara@d-brain.co.jp
《関連URL》
http://www.d-brain.co.jp/strategic/index.html
https://www.d-brain.co.jp/form/fm/ichimoku_inq
急速に景気が減速する環境下、これをチャンスと考える上場企業には、引き続きM&Aや資本提携への意欲が強い。一方、革新的な技術・サービスを持つ中小企業には、上場会社の資本参加によって販路の拡大や信用力の向上を図りたいと考える企業が多い。
そこで、ディー・ブレイン証券では、グリーンシート銘柄主幹事における圧倒的な地位を活用し、グリーンシートをストラテジックインベストメントの場と位置づけて、資本提携を支援することとしたもの。資本参加を希望する事業会社(ストラテジック・インベスター)と成長意欲ある中小企業とのマッチングをグリーンシート上で行う。既存のグリーンシート企業と上場企業とのマッチングのほか、上場企業との資本提携を希望する中小企業を新たに募り、グリーンシート銘柄指定を支援する。
銀行や大手証券会社を中心に、M&Aの仲介は活発に行われているが、今回の試みはマイナーシェアによる資本提携の仲介であることが特徴。グリーンシート制度で上場会社並みのディスクロージャーが行われている中小企業への資本参加であることから、資本参加をする上場会社にとっては、一般の未公開企業への資本参加と比較するとデューディリジェンスが容易で、資本参加に伴うリスクが比較的低いのも特徴だ。また、上場会社が合併や子会社化によって中小企業を統合する場合には、中小企業の不安定な業績が連結決算にそのまま反映されるリスクがあるが、マイナーシェアの出資であれば、事業戦略上のシナジー効果を得つつ、リスクを持分法損益の範囲内にとどめることができるメリットもある。子会社化と比較すれば必要資金も節約できることも見逃せない。
そもそも、上場企業同士が行う資本提携では数%から30%程度のマイナーシェアの場合も多い。一方、中小企業に対する投資では、ベンチャーキャピタルによるキャピタルゲイン目的の投資を除いて、上場会社によるマイナーシェア投資は限られていたのが現状だ。またそれを積極的に仲介する金融機能も育っていなかった。ディー・ブレイン証券の試みは、上場会社と未上場の中小企業との新しい形の関係構築を支援するものと言えよう。
まずディー・ブレイン証券では、2月2日よりストラテジックインベスターの募集及び登録を開始する。登録にかかるコストは無料だが、投資目的が投機的目的でないことなど、ディー・ブレイン証券が定める要件に適合することが必要。上場会社のほか、一定の条件を満たす未上場会社も登録できる。なお、登録はWEB上でも行えるようにする。登録されたストラテジックインベスターには『ストラテジックインベスター通信』を定期刊行し、資本参加を求める個別企業の情報を提供するほか、毎月第一木曜日に開催している交流会ICHIMOKU会に無料参加できることとし、交流の場を提供していく予定だ。
ストラテジックインベスターの第1号として登録を予定しているのは、カー用品販売店や業務用スーパーを展開する東証1部上場のG-7ホールディングス。すでに自動車関連企業へのマイナーシェアによる資本参加を積極的に行っている。『グリーンシート企業は情報開示が徹底され、市場価格もあるので出資の意思決定が迅速にできる』(木下会長)と、グリーンシート企業への出資を積極的に進める方針だ。
今後、ディー・ブレイン証券では3年以内に300社のストラテジックインベスターを集める計画で、グリーンシートの活性化にもプラスにしたい考えだ。
【本件に関するお問い合わせ先】
ディー・ブレイン証券株式会社
住所:東京都中央区日本橋茅場町1丁目9番2号
電話:03-5645-8830 / FAX:03-5645-8840
担当:コーポレート・ファイナンス部 岸原稔泰(070-5412-5178)
e-mail: kishihara@d-brain.co.jp
《関連URL》
http://www.d-brain.co.jp/strategic/index.html
https://www.d-brain.co.jp/form/fm/ichimoku_inq