構造計画研究所 最高300倍の超高速シミュレーションを実現する3次元電磁界解析ソフトの提供を開始
Remcom社のXFdtd7新バージョンがNVIDIA GPGPU アクセラレータ標準対応の高速演算モジュールXStreamを標準装備
株式会社 構造計画研究所(本社:東京都中野区、資本金10億1,020万円、代表取締役社長:服部正太、以下:構造計画研究所)は、Remcom社(レムコム社、米国 PA州State College)の電磁界解析ソフト「XFdtd 7」(エックスエフディティディセブン)の、GPUによる更なる高速化を実現したバージョンアップの発表を受け、新バージョン「XFdtd 7.0.3」の提供を9月より開始いたします。
XStreamは、NVIDIA(エヌビディア)社が推進するGPU(Graphics Processing Unit)向け統合環境CUDA(Compute Unified Device Architecture:クーダ)に準拠した、Remcom社の「XFdtd 7」の高速演算モジュールです。Remcom社のベンチマーク試験によると、64ビットCPU(1コア)での「XFdtd 7」に比べ、XStreamを用いるとおよそ30-300倍の高速化が実現されます。これにより携帯電話等の電子機器の電磁環境適合性 (EMC:Electro-Magnetic Compatibility)や電磁妨害(EMI:Electro Magnetic Interference)、生体のEMC、および各種アンテナ・回路設計等において不可欠な電磁界シミュレーションに要する時間を、劇的に減少させます。
※CUDAの詳細はNVIDIA社のウェブページをご覧下さい 。 http://www.nvidia.co.jp/object/cuda_home_jp.html
構造計画研究所は、Remcom社とのパートナーシップにより、「XFdtd 7」の基本パッケージにXStreamのライセンス(1GPU)を添えて日本の皆さまに高速なGPUソリューションを提供いたします。これにより、NVIDIA社のCUDAに対応したビデオカードをご用意いただくことで、XStreamを用いた最高300倍の超高速シミュレーションをご体感いただけます。構造計画研究所はRemcom社のパートナーとして同社の商品を提供するとともに、Remcom社の技術スタッフを社内に常駐させるなど、国内でのRemcom社プロダクトの技術サポートにも万全の体制を確立しております。
構造計画研究所 XFdtdウェブページ http://www.kke.co.jp/xfdtd/
Remcom社ウェブページ http://www.remcom.com/
■ 「XFdtd 7.0.3」の新機能について
「XFdtd 7.0.2」から「XFdtd 7.0.3」へのバージョンアップに伴い、以下の主要な新機能が加わりました。
・CUDAネイティブな形でNVIDIA GPGPU(General Purpose GPU)アクセラレータに標準対応
・静電磁界解析に対応
・形状データの複雑な重なりを一挙に指定
・複数のS-Parameter周波数特性をテキストファイルに集約
・グリッディングアルゴリズムの改良
◇CUDAネイティブな形でNVIDIA GPGPUアクセラレータに標準対応
CUDAは、NVIDIA社が提供するGPU向けの統合開発環境です。XStreamの改良により「XFdtd 7」は、NVIDIA社の GPGPU(General Purpose GPU)アクセラレーションにCUDAネイティブな形で対応することが可能になりました。これにより、その他ミドルウェアの導入コストが不要になり、NVIDIA GPGPUの高速並列演算の能力を最大限まで引き出すことに成功しました。例えば、ミドルウェアを介したGPUによる電磁界シミュレーションと比べて、CUDAネイティブなXStreamにより「XFdtd 7」の処理速度はおよそ2倍向上します。
◇静電磁界解析に対応
「XFdtd 7」は、アンテナや回路等の電子機器周辺の電磁界や、入力電磁波に対する電子機器および生体の応答を解析することができます。今後は、電磁波等の時間的に変動する電磁界のみならず、静電磁界の解析も可能です。
◇形状データの複雑な重なりを一挙に指定
電磁界解析を行う際には、携帯電話、自動車、アンテナ等、複雑な形状データを入力する必要があります。「XFdtd 7」には、CADデータのインポータの他、これらの形状を作成するための強力なグラフィカルユーザインタフェースが備わっています。今回のバージョンアッップでは特に、形状データの複雑な重なり具合を、最小限の入力でより直感的に指定する機能が加わりました。
◇複数のS-Parameter周波数特性をテキストファイルに集約
S-Parameter等の周波数特性を調べることは、デバイスデザイン等において必要不可欠な解析です。「XFdtd 7」では、パラメータスィープにより、一度シミュレーションを実行するだけで、複数のデザインに対するS-Parameter周波数特性曲線を同時にグラフ出力することができます。今後は、グラフ出力のみならず、1つのテキストファイルに全数値データを集約することが可能です。これにより、目的の周波数領域にフォーカスした電磁界解析が、更に便利で汎用的になります。
◇グリッディングアルゴリズムの改良
「XFdtd 7」は、多くの分野で幅広く利用されている、FDTD法を用いてシミュレーションを行います。その際、空間を格子状にグリッディングする必要があります。FDTD法の核心とも言えるグリッディングを、「XFdtd 7」は半自動的に行います。この度のバージョンアップにより、内部アルゴリズムおよびインタフェースが改良され、形状データに最も適したグリッディングを最小限の入力で高速に作成できます。
■ 提供価格
・XFdtd 7 Pro 440万円から (アカデミック 50万円から)
・XFdtd 7 Bio-Pro 550万円から (アカデミック 75万円から)
・XStream追加(2GPU以降1GPUあたり) 60万円 (アカデミック 15万円)
※税別。2年目以降は年間保守料が必要です。詳細はお問い合せください。
■ 構造計画研究所について
1959年創立。現在、ネットワーク、マルチメディア、情報通信、移動体通信分野から建設、製造分野に至るまでの広範かつ最新のIT技術を駆使したソフトウェア開発ならびにソフトウェアプロダクトを提供。さらにOR・シミュレーション手法を用いた工学・製造分野におけるコンサルティングサービスやマーケティング分野におけるコンサルティングサービスも行っています。また建設・環境分野における数値解析コンサルティングサービスや建築・構造設計分野でも強みを発揮しており、様々な業界に対し、多様なソリューションを提供しています。
※構造計画研究所および、構造計画研究所のロゴは、株式会社構造計画研究所の登録商標です。その他、記載されている会社名、製品名などの固有名詞は、各社の商標又は登録商標です。
※当社では、お客様やパートナー企業・団体から発表のご承認をいただいた案件のみを公表させていただいております。ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。
【本件に関するお問い合わせ先】
・ニュースリリースの内容(製品、販売)に関して
株式会社構造計画研究所 情報通信営業部 川村雅彦
TEL:03-5342-1122 FAX:03-5342-1221 e-mail:xf-sales@kke.co.jp
http://www.kke.co.jp/xfdtd/
・ニュースリリースの配信に関して
株式会社構造計画研究所 広報担当 佐藤仁宣、松本飛鳥
TEL:03-5342-1032 FAX:03-5342-1222 e-mail:kkeinfo@kke.co.jp
http://www.kke.co.jp
《関連URL》
http://www.kke.co.jp
http://www.kke.co.jp/xfdtd/
http://www.nvidia.co.jp/object/cuda_home_jp.html
http://www.remcom.com/
XStreamは、NVIDIA(エヌビディア)社が推進するGPU(Graphics Processing Unit)向け統合環境CUDA(Compute Unified Device Architecture:クーダ)に準拠した、Remcom社の「XFdtd 7」の高速演算モジュールです。Remcom社のベンチマーク試験によると、64ビットCPU(1コア)での「XFdtd 7」に比べ、XStreamを用いるとおよそ30-300倍の高速化が実現されます。これにより携帯電話等の電子機器の電磁環境適合性 (EMC:Electro-Magnetic Compatibility)や電磁妨害(EMI:Electro Magnetic Interference)、生体のEMC、および各種アンテナ・回路設計等において不可欠な電磁界シミュレーションに要する時間を、劇的に減少させます。
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■ 「XFdtd 7.0.3」の新機能について
「XFdtd 7.0.2」から「XFdtd 7.0.3」へのバージョンアップに伴い、以下の主要な新機能が加わりました。
・CUDAネイティブな形でNVIDIA GPGPU(General Purpose GPU)アクセラレータに標準対応
・静電磁界解析に対応
・形状データの複雑な重なりを一挙に指定
・複数のS-Parameter周波数特性をテキストファイルに集約
・グリッディングアルゴリズムの改良
◇CUDAネイティブな形でNVIDIA GPGPUアクセラレータに標準対応
CUDAは、NVIDIA社が提供するGPU向けの統合開発環境です。XStreamの改良により「XFdtd 7」は、NVIDIA社の GPGPU(General Purpose GPU)アクセラレーションにCUDAネイティブな形で対応することが可能になりました。これにより、その他ミドルウェアの導入コストが不要になり、NVIDIA GPGPUの高速並列演算の能力を最大限まで引き出すことに成功しました。例えば、ミドルウェアを介したGPUによる電磁界シミュレーションと比べて、CUDAネイティブなXStreamにより「XFdtd 7」の処理速度はおよそ2倍向上します。
◇静電磁界解析に対応
「XFdtd 7」は、アンテナや回路等の電子機器周辺の電磁界や、入力電磁波に対する電子機器および生体の応答を解析することができます。今後は、電磁波等の時間的に変動する電磁界のみならず、静電磁界の解析も可能です。
◇形状データの複雑な重なりを一挙に指定
電磁界解析を行う際には、携帯電話、自動車、アンテナ等、複雑な形状データを入力する必要があります。「XFdtd 7」には、CADデータのインポータの他、これらの形状を作成するための強力なグラフィカルユーザインタフェースが備わっています。今回のバージョンアッップでは特に、形状データの複雑な重なり具合を、最小限の入力でより直感的に指定する機能が加わりました。
◇複数のS-Parameter周波数特性をテキストファイルに集約
S-Parameter等の周波数特性を調べることは、デバイスデザイン等において必要不可欠な解析です。「XFdtd 7」では、パラメータスィープにより、一度シミュレーションを実行するだけで、複数のデザインに対するS-Parameter周波数特性曲線を同時にグラフ出力することができます。今後は、グラフ出力のみならず、1つのテキストファイルに全数値データを集約することが可能です。これにより、目的の周波数領域にフォーカスした電磁界解析が、更に便利で汎用的になります。
◇グリッディングアルゴリズムの改良
「XFdtd 7」は、多くの分野で幅広く利用されている、FDTD法を用いてシミュレーションを行います。その際、空間を格子状にグリッディングする必要があります。FDTD法の核心とも言えるグリッディングを、「XFdtd 7」は半自動的に行います。この度のバージョンアップにより、内部アルゴリズムおよびインタフェースが改良され、形状データに最も適したグリッディングを最小限の入力で高速に作成できます。
■ 提供価格
・XFdtd 7 Pro 440万円から (アカデミック 50万円から)
・XFdtd 7 Bio-Pro 550万円から (アカデミック 75万円から)
・XStream追加(2GPU以降1GPUあたり) 60万円 (アカデミック 15万円)
※税別。2年目以降は年間保守料が必要です。詳細はお問い合せください。
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1959年創立。現在、ネットワーク、マルチメディア、情報通信、移動体通信分野から建設、製造分野に至るまでの広範かつ最新のIT技術を駆使したソフトウェア開発ならびにソフトウェアプロダクトを提供。さらにOR・シミュレーション手法を用いた工学・製造分野におけるコンサルティングサービスやマーケティング分野におけるコンサルティングサービスも行っています。また建設・環境分野における数値解析コンサルティングサービスや建築・構造設計分野でも強みを発揮しており、様々な業界に対し、多様なソリューションを提供しています。
※構造計画研究所および、構造計画研究所のロゴは、株式会社構造計画研究所の登録商標です。その他、記載されている会社名、製品名などの固有名詞は、各社の商標又は登録商標です。
※当社では、お客様やパートナー企業・団体から発表のご承認をいただいた案件のみを公表させていただいております。ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。
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