「博物館網走監獄 2010年2月に新展示施設『監獄歴史館』公開」
実際に使われていた網走刑務所旧施設を保存公開している博物館網走監獄(北海道網走市呼人1-1・運営 財団法人網走監獄保存財団 理事長鈴木雅宣)は、既存の展示施設、行刑資料館を大幅にリニューアルし、新施設『監獄歴史館』として2010年2月1日に公開する。
実際に使われていた網走刑務所旧施設を保存公開している博物館網走監獄
(北海道網走市呼人1-1・運営 財団法人網走監獄保存財団 理事長鈴木雅宣)
は、既存の展示施設、行刑資料館を大幅にリニューアルし、
新施設『監獄歴史館』として2010年2月1日に公開する。
【120年前の囚人作業を体感】
現在、公開に向けて急ピッチで準備作業を進めているが、新展示の核に
『赫(あか)い囚徒の森―---知られざる220kmの苦難---体感シアター』
と名づけた大規模な映像設備を据えた。
国内の博物館施設では初の設置となる三方向多層スクリーンに9台の
プロジェクターを連動させて映し出す迫力あふれる7分間の映像と周囲に
リアルに再現された当時の情景が、見る者を120年前の旭川・網走間の
中央道路工事現場に誘い、網走に監獄を設置した時代背景、犠牲者が続発
した厳しい囚人作業の実態を『体感』させる。
【現在の刑務所単独室を正確に再現】
また法務省矯正局の協力により、現在の刑務所の一部を正確に館内に
再現した。実際に入ることができる単独室4室、共同室1室などは、網走
刑務所の新収容施設に準じた構造となっている。この展示が加わったこと
により博物館網走監獄が保存公開している明治期に建築された木造獄舎と
現在の刑務所施設の比較が可能となった。
【様々な体験】
歴史館2階は、網走監獄の設置から将来の刑務所の姿までを時間軸を基に
構成、展示したが、展示空間作りに網走監獄に関わる様々な建物の意匠を
採用した。例えば廊下部分は、木造の鏡橋のような欄干が取り付けられ、
展示コーナーのモチーフには、レンガ門や木造獄舎の斜め格子、昭和初期の
慈恵院の羽目板の壁面などを用いた。
今までの博物館網走監獄は、リアルなマネキン人形による情景再現で
「見せる」、解説は壁面の説明パネルを「読ませる」展示方法であったが、
歴史館では様々な手法を用いて見学者が「参加・体感・体験」できる展示を
採用した。
明治時代に囚人の足に付けられた「鉄丸」や、道路工事現場で担いだ石の
重さを体験できる展示や、明治から大正の「監獄」と呼ばれた時代を、
同時期に収容されていた有名囚・五寸釘寅吉こと西川寅吉が語るコーナー。
「キビ饅頭」や「小さな錆びたバリカン」などの再現資料から網走監獄、
網走刑務所に関わる小さなエピソードが展開されるコーナー、そして様々な
接点から網走刑務所に関わってきた網走市民が、その思いを映像で語る
コーナーが設置された。
【北海道観光の新たな目玉として】
なお博物館網走監獄では、新展示施設公開までの状況を公式ホームページ内
にてブログ形式で紹介しており、通常は目にすることができない
「博物館ができるまで」の過程が公開されていることが話題になっている。
監獄歴史館は、2月1日午前10時にテープカットを行い一般公開を開始となる。
公開時期が網走・知床に流氷がやってくる冬の観光シーズンとも重なること
から、厳しい状況が続いている北海道観光の新しい目玉になればと地域も
注目している。
【オープニング】
博物館網走監獄では新施設の感想を聞かせていただきたいと
『監獄歴史館公開:網走市民モニター期間』として公開から2月7日までの
一週間、網走市民を対象に無料公開を実施する。
また同期間に実施する『監獄歴史館・体感アンケート』に回答していただ
いた方には抽選で記念品を贈呈することとなった。
この機会に是非、博物館網走監獄を訪れてみてはどうだろう。
博物館網走監獄公式ホームページURL
http://www.kangoku.jp/
--------------------------------------------------------------------
【この件についての詳細など報道関係の窓口】
財団法人網走監獄保存財団/博物館網走監獄
事務局 総務管理部長 配島 淳
電話 0152-45-2411 FAX 0152-45-2338
E-Mail a-haizima@kangoku.jp
(北海道網走市呼人1-1・運営 財団法人網走監獄保存財団 理事長鈴木雅宣)
は、既存の展示施設、行刑資料館を大幅にリニューアルし、
新施設『監獄歴史館』として2010年2月1日に公開する。
【120年前の囚人作業を体感】
現在、公開に向けて急ピッチで準備作業を進めているが、新展示の核に
『赫(あか)い囚徒の森―---知られざる220kmの苦難---体感シアター』
と名づけた大規模な映像設備を据えた。
国内の博物館施設では初の設置となる三方向多層スクリーンに9台の
プロジェクターを連動させて映し出す迫力あふれる7分間の映像と周囲に
リアルに再現された当時の情景が、見る者を120年前の旭川・網走間の
中央道路工事現場に誘い、網走に監獄を設置した時代背景、犠牲者が続発
した厳しい囚人作業の実態を『体感』させる。
【現在の刑務所単独室を正確に再現】
また法務省矯正局の協力により、現在の刑務所の一部を正確に館内に
再現した。実際に入ることができる単独室4室、共同室1室などは、網走
刑務所の新収容施設に準じた構造となっている。この展示が加わったこと
により博物館網走監獄が保存公開している明治期に建築された木造獄舎と
現在の刑務所施設の比較が可能となった。
【様々な体験】
歴史館2階は、網走監獄の設置から将来の刑務所の姿までを時間軸を基に
構成、展示したが、展示空間作りに網走監獄に関わる様々な建物の意匠を
採用した。例えば廊下部分は、木造の鏡橋のような欄干が取り付けられ、
展示コーナーのモチーフには、レンガ門や木造獄舎の斜め格子、昭和初期の
慈恵院の羽目板の壁面などを用いた。
今までの博物館網走監獄は、リアルなマネキン人形による情景再現で
「見せる」、解説は壁面の説明パネルを「読ませる」展示方法であったが、
歴史館では様々な手法を用いて見学者が「参加・体感・体験」できる展示を
採用した。
明治時代に囚人の足に付けられた「鉄丸」や、道路工事現場で担いだ石の
重さを体験できる展示や、明治から大正の「監獄」と呼ばれた時代を、
同時期に収容されていた有名囚・五寸釘寅吉こと西川寅吉が語るコーナー。
「キビ饅頭」や「小さな錆びたバリカン」などの再現資料から網走監獄、
網走刑務所に関わる小さなエピソードが展開されるコーナー、そして様々な
接点から網走刑務所に関わってきた網走市民が、その思いを映像で語る
コーナーが設置された。
【北海道観光の新たな目玉として】
なお博物館網走監獄では、新展示施設公開までの状況を公式ホームページ内
にてブログ形式で紹介しており、通常は目にすることができない
「博物館ができるまで」の過程が公開されていることが話題になっている。
監獄歴史館は、2月1日午前10時にテープカットを行い一般公開を開始となる。
公開時期が網走・知床に流氷がやってくる冬の観光シーズンとも重なること
から、厳しい状況が続いている北海道観光の新しい目玉になればと地域も
注目している。
【オープニング】
博物館網走監獄では新施設の感想を聞かせていただきたいと
『監獄歴史館公開:網走市民モニター期間』として公開から2月7日までの
一週間、網走市民を対象に無料公開を実施する。
また同期間に実施する『監獄歴史館・体感アンケート』に回答していただ
いた方には抽選で記念品を贈呈することとなった。
この機会に是非、博物館網走監獄を訪れてみてはどうだろう。
博物館網走監獄公式ホームページURL
http://www.kangoku.jp/
--------------------------------------------------------------------
【この件についての詳細など報道関係の窓口】
財団法人網走監獄保存財団/博物館網走監獄
事務局 総務管理部長 配島 淳
電話 0152-45-2411 FAX 0152-45-2338
E-Mail a-haizima@kangoku.jp