CARE、ハイチへ、1,000万ドルの支援要請
CARE、ハイチへ、1,000万ドルの支援要請〜救援物資や支援スタッフがポルトープランスへ
(2010年1月14日、ゴナイブ、ハイチ共和国)
CAREは、12日(火)にポルトープランスで発生した壊滅的な大地震の被災者への支援を実施するために、1千万ドル(日本円でおよそ9億円)の国際支援を呼びかけました。正確な死者数はいまだ不明ですが、援助関係者によればハイチの人口の3分の1にあたるおよそ3百万人が被災していると言われています。
ポルトープランス空港へのフライトは全てキャンセルされているため、多くの支援組織は隣国のドミニカ共和国経由でポルトープランスに入っています。CARE緊急チームコーディネーターのHauke Hoopsは、午前12時過ぎ(現地時間)にドミニカ共和国のサントドミンゴに到着し、ポルトープランス行きの飛行機に搭乗する前にこのように話しました。
「空港は援助関係者やレスキュー隊で溢れています。人道支援ターミナルと化しています。ポルトープランスに着いたらどのような状況が待ち受けているのか全く想像がつきません。道路は封鎖されているため、燃料の入手が困難であることが予測されます。電力の供給も大きな問題です。また報道によると、ポルトープランスには水も食糧もないとされています。CAREの緊急対応はこれらの配給を最優先とします。また他の支援機関と協力して、更なる水や食糧を調達する方法を探っています。ゴナイブから、またはドミニカからの調達も考えられるのではないでしょうか。」
CAREは、近隣のパナマからポルトープランスに向けて、すでに小分けされた水浄化剤を手配しました。さらに、6万食の高カロリービスケットを被災者へ配給する準備も整えました。ゴナイブにいるCAREのプロジェクトマネージャーのJoseph Francoeur Jean は、まず必要なのは応急処置用品、水浄化剤、遺体袋、そして緊急食糧の配布であると言います。
「ハイチにとって最悪の状況となりました。ハイチの人々や子どもを亡くした我々の同僚にとっても、非常に強い打撃です。緊急支援に加え、被災者の心のケアや住宅や生活の復興に向けての支援についても考慮していかなくてはなりません」とゴナイブにいるJeanは話します。
CAREの全職員の安否はいまだ確認できていません。一方で、災害で死亡した家族、特に子どもに関する情報は増えるばかりです。世界中で活動しているCAREの職員たちは、この地震で家族を亡くしたCAREの仲間や、被害を受けたハイチ国民へ思いを馳せています。
CAREは緊急支援金を70万ドル(日本円でおよそ6,300万円)以上に増やし、すでに被災地で活動している緊急チームが行っている支援活動の規模を拡大しています。追加スタッフもポルトープランスに向けて今日出発しました。CAREでは、ハイチの倉庫に備蓄している高たんぱくビスケットの配給を開始するとともに、国連世界食糧計画(WFP)と合同で被災者へ食糧を配給することを計画しています。また、その他の国連機関や支援団体と合同調査を実施し、より詳細な被害状況やニーズ調査を進めています。
CAREでは、過去に災害支援を経験したスタッフ133名が、既に現地にいます。CAREは1945年のハリケーン「ヘーゼル」発生の際に、ハイチで支援活動を開始しました。現在、CAREハイチでは、HIV/エイズ、リプロダクティブ・ヘルス、母子保健、教育、食糧安全保障、水と衛生などの支援活動を展開しています。
>>>ハイチ緊急募金」の郵便局からのご送金は以下の口座にお願いいたします。
郵便振替 00150−4−49006
財団法人 ケア・インターナショナル ジャパン
*お振込み手数料が免除になります。お振込みの際には郵便局窓口でその旨お申し出ください。
*振込用紙の通信欄に、「ハイチ(W)」、と明記してください。なお、これらの記載のないものは、一般寄付として処理させていただきますのでご注意ください。
>>>上記記事の詳細および資料などについてのお問い合わせは以下まで
(財)ケア・インターナショナル ジャパン
マーケティング部 広報担当 安部(k.abe@careintjp.org)
Tel. 03-5950-1335 Fax. 03-5950-1375
CAREは、12日(火)にポルトープランスで発生した壊滅的な大地震の被災者への支援を実施するために、1千万ドル(日本円でおよそ9億円)の国際支援を呼びかけました。正確な死者数はいまだ不明ですが、援助関係者によればハイチの人口の3分の1にあたるおよそ3百万人が被災していると言われています。
ポルトープランス空港へのフライトは全てキャンセルされているため、多くの支援組織は隣国のドミニカ共和国経由でポルトープランスに入っています。CARE緊急チームコーディネーターのHauke Hoopsは、午前12時過ぎ(現地時間)にドミニカ共和国のサントドミンゴに到着し、ポルトープランス行きの飛行機に搭乗する前にこのように話しました。
「空港は援助関係者やレスキュー隊で溢れています。人道支援ターミナルと化しています。ポルトープランスに着いたらどのような状況が待ち受けているのか全く想像がつきません。道路は封鎖されているため、燃料の入手が困難であることが予測されます。電力の供給も大きな問題です。また報道によると、ポルトープランスには水も食糧もないとされています。CAREの緊急対応はこれらの配給を最優先とします。また他の支援機関と協力して、更なる水や食糧を調達する方法を探っています。ゴナイブから、またはドミニカからの調達も考えられるのではないでしょうか。」
CAREは、近隣のパナマからポルトープランスに向けて、すでに小分けされた水浄化剤を手配しました。さらに、6万食の高カロリービスケットを被災者へ配給する準備も整えました。ゴナイブにいるCAREのプロジェクトマネージャーのJoseph Francoeur Jean は、まず必要なのは応急処置用品、水浄化剤、遺体袋、そして緊急食糧の配布であると言います。
「ハイチにとって最悪の状況となりました。ハイチの人々や子どもを亡くした我々の同僚にとっても、非常に強い打撃です。緊急支援に加え、被災者の心のケアや住宅や生活の復興に向けての支援についても考慮していかなくてはなりません」とゴナイブにいるJeanは話します。
CAREの全職員の安否はいまだ確認できていません。一方で、災害で死亡した家族、特に子どもに関する情報は増えるばかりです。世界中で活動しているCAREの職員たちは、この地震で家族を亡くしたCAREの仲間や、被害を受けたハイチ国民へ思いを馳せています。
CAREは緊急支援金を70万ドル(日本円でおよそ6,300万円)以上に増やし、すでに被災地で活動している緊急チームが行っている支援活動の規模を拡大しています。追加スタッフもポルトープランスに向けて今日出発しました。CAREでは、ハイチの倉庫に備蓄している高たんぱくビスケットの配給を開始するとともに、国連世界食糧計画(WFP)と合同で被災者へ食糧を配給することを計画しています。また、その他の国連機関や支援団体と合同調査を実施し、より詳細な被害状況やニーズ調査を進めています。
CAREでは、過去に災害支援を経験したスタッフ133名が、既に現地にいます。CAREは1945年のハリケーン「ヘーゼル」発生の際に、ハイチで支援活動を開始しました。現在、CAREハイチでは、HIV/エイズ、リプロダクティブ・ヘルス、母子保健、教育、食糧安全保障、水と衛生などの支援活動を展開しています。
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郵便振替 00150−4−49006
財団法人 ケア・インターナショナル ジャパン
*お振込み手数料が免除になります。お振込みの際には郵便局窓口でその旨お申し出ください。
*振込用紙の通信欄に、「ハイチ(W)」、と明記してください。なお、これらの記載のないものは、一般寄付として処理させていただきますのでご注意ください。
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