ハイチ地震・非常に多くの妊婦が危険にさらされています
ハイチ地震非常に多くの妊婦が危険にさらされています〜CAREは、最も弱い立場にいる女性と子どもを最優先して支援を実施しています〜
(2010年1月16日、ポルトープランス、ハイチ共和国)
CAREは、12日(火曜日)に発生し、首都ポルトープランスを壊滅状態にした地震のため、 妊婦・授乳中の母親・幼い子どもたちが非常に大きな危険にさらされている、と警告しています。ポルトープランスでは、3百万人近くの人々が支援を必要としていますが、その内37,000人の妊婦が、安全な飲み水や食糧、医療サービスを緊急に必要としていると推定されています。ハイチ共和国の人口の半分は18歳以下の子どもたちです。
病院や医療センターは破壊され、大きな被害を免れたセンターも、地震による負傷者たちで埋め尽くされています。限られた医療機材、または機材が全く無いという状況の中、妊婦は妊娠・出産に関連する合併症や死の高い危険にさらされています。従来より、ハイチ共和国は、周辺地域の中でも、最も高い出産時母体死亡率(10万人の出産に対し670人が死亡)を有する国とされています。
「通りには、たくさんの妊婦、そして生まれたばかりの赤ちゃんに授乳する母親がたくさんいます。中には道端で出産しようとしている妊婦もいて、状況は非常に危機的です。女性たちは最寄りの病院へ向かいますが、病院の多くは満員で適切な治療を受けることは大変難しい状況です。十分な医療サービスを受けられないために、母親と赤ちゃんが合併症で死亡する可能性があります」とCAREのハイチ現地事務所代表ソフィ・ペレスは、言います。
一般的に、およそ15%の妊婦が医療処置を必要とする合併症にかかるとされています。これは被災時、更に悪化します。出産時母体死亡の主な原因は、出血多量・感染症・流産・長期分娩・分娩停止・高血圧障害であり、それらの多くは医療サービスを受けることができれば避けることができます。
世界的な貧困の根源の解決のため「女性と子どものエンパワーメント」に力を入れるCAREは、地震で被災した妊婦と授乳中の女性の緊急ニーズに応えるため、ハイチ共和国において国連女性開発基金(UNIFEM)と協力し支援を実施しています。CAREは、災害発生前からすでにハイチ共和国において、大規模な保健事業を実施しており、今後も行政と共に被災者の健康改善に取り組みます。
妊婦や出産後の母親と赤ちゃんの特別なニーズに応えるため、CAREは緊急支援の一環として以下のことに傾注します。
・下痢などの水由来の病気に特に影響されやすい妊婦や子どもを対象とした、清潔な水を提供するための水浄化剤配布
・緊急食糧の配布
・生まれて間もない赤ちゃんや幼児をもつ母親を対象とした乳児キットの配布
・衛生キット(石鹸・歯磨き粉・生理用ナプキン・女性用下着など基本的衛生アイテムを含む)の配布
通常、災害発生後の支援活動で、CAREは、清潔で安全な出産のため、女性やヘルスセンターへ出産用キットを提供します。現在CAREは、それらのアイテムをできる限り早く調達する方法につき、協力団体と協議しています。
「新米の母親たちにとって、赤ちゃんに安全な栄養を与えるための授乳を続けることも非常に困難になっています。清潔な飲み水と、栄養のある食糧への緊急ニーズが高まっています。栄養が行き渡れば、母親は授乳の妨げになる病気や脱水症状、栄養失調にならずに済みます。」とソフィ・ペレスは、言います。
CAREの緊急支援は食糧・清潔な水・緊急物資・仮設シェルターの配布を最優先に実施するとともに、医療サービス再建のため行政を支援しています。1月16日にCAREは、三つの医療センターにおいて、8日分の水浄化剤を12,000人に対して配布しました。CAREは、3年にわたる緊急支援および復興支援を被災者に対して実施するために、1千万米ドル(およそ9億円)の国際支援を呼びかけました。
>>>「ハイチ緊急募金」の郵便局からのご送金は以下の口座にお願いいたします。
郵便振替 00150−4−49006
財団法人 ケア・インターナショナル ジャパン
*お振込み手数料が免除になります。お振込みの際には郵便局窓口でその旨お申し出ください。
*振込用紙の通信欄に、「ハイチ(W)」、と明記してください。なお、これらの記載のないものは、一般寄付として処理させていただきますのでご注意ください。
>>>上記記事の詳細および資料などについてのお問い合わせは以下まで
(財)ケア・インターナショナル ジャパン
マーケティング部 広報担当 安部(k.abe@careintjp.org)
Tel. 03-5950-1335 Fax. 03-5950-1375
CAREは、12日(火曜日)に発生し、首都ポルトープランスを壊滅状態にした地震のため、 妊婦・授乳中の母親・幼い子どもたちが非常に大きな危険にさらされている、と警告しています。ポルトープランスでは、3百万人近くの人々が支援を必要としていますが、その内37,000人の妊婦が、安全な飲み水や食糧、医療サービスを緊急に必要としていると推定されています。ハイチ共和国の人口の半分は18歳以下の子どもたちです。
病院や医療センターは破壊され、大きな被害を免れたセンターも、地震による負傷者たちで埋め尽くされています。限られた医療機材、または機材が全く無いという状況の中、妊婦は妊娠・出産に関連する合併症や死の高い危険にさらされています。従来より、ハイチ共和国は、周辺地域の中でも、最も高い出産時母体死亡率(10万人の出産に対し670人が死亡)を有する国とされています。
「通りには、たくさんの妊婦、そして生まれたばかりの赤ちゃんに授乳する母親がたくさんいます。中には道端で出産しようとしている妊婦もいて、状況は非常に危機的です。女性たちは最寄りの病院へ向かいますが、病院の多くは満員で適切な治療を受けることは大変難しい状況です。十分な医療サービスを受けられないために、母親と赤ちゃんが合併症で死亡する可能性があります」とCAREのハイチ現地事務所代表ソフィ・ペレスは、言います。
一般的に、およそ15%の妊婦が医療処置を必要とする合併症にかかるとされています。これは被災時、更に悪化します。出産時母体死亡の主な原因は、出血多量・感染症・流産・長期分娩・分娩停止・高血圧障害であり、それらの多くは医療サービスを受けることができれば避けることができます。
世界的な貧困の根源の解決のため「女性と子どものエンパワーメント」に力を入れるCAREは、地震で被災した妊婦と授乳中の女性の緊急ニーズに応えるため、ハイチ共和国において国連女性開発基金(UNIFEM)と協力し支援を実施しています。CAREは、災害発生前からすでにハイチ共和国において、大規模な保健事業を実施しており、今後も行政と共に被災者の健康改善に取り組みます。
妊婦や出産後の母親と赤ちゃんの特別なニーズに応えるため、CAREは緊急支援の一環として以下のことに傾注します。
・下痢などの水由来の病気に特に影響されやすい妊婦や子どもを対象とした、清潔な水を提供するための水浄化剤配布
・緊急食糧の配布
・生まれて間もない赤ちゃんや幼児をもつ母親を対象とした乳児キットの配布
・衛生キット(石鹸・歯磨き粉・生理用ナプキン・女性用下着など基本的衛生アイテムを含む)の配布
通常、災害発生後の支援活動で、CAREは、清潔で安全な出産のため、女性やヘルスセンターへ出産用キットを提供します。現在CAREは、それらのアイテムをできる限り早く調達する方法につき、協力団体と協議しています。
「新米の母親たちにとって、赤ちゃんに安全な栄養を与えるための授乳を続けることも非常に困難になっています。清潔な飲み水と、栄養のある食糧への緊急ニーズが高まっています。栄養が行き渡れば、母親は授乳の妨げになる病気や脱水症状、栄養失調にならずに済みます。」とソフィ・ペレスは、言います。
CAREの緊急支援は食糧・清潔な水・緊急物資・仮設シェルターの配布を最優先に実施するとともに、医療サービス再建のため行政を支援しています。1月16日にCAREは、三つの医療センターにおいて、8日分の水浄化剤を12,000人に対して配布しました。CAREは、3年にわたる緊急支援および復興支援を被災者に対して実施するために、1千万米ドル(およそ9億円)の国際支援を呼びかけました。
>>>「ハイチ緊急募金」の郵便局からのご送金は以下の口座にお願いいたします。
郵便振替 00150−4−49006
財団法人 ケア・インターナショナル ジャパン
*お振込み手数料が免除になります。お振込みの際には郵便局窓口でその旨お申し出ください。
*振込用紙の通信欄に、「ハイチ(W)」、と明記してください。なお、これらの記載のないものは、一般寄付として処理させていただきますのでご注意ください。
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(財)ケア・インターナショナル ジャパン
マーケティング部 広報担当 安部(k.abe@careintjp.org)
Tel. 03-5950-1335 Fax. 03-5950-1375