フューチャー、個人・中小企業にソーシャルアプリ開発資金を提供
教育系IT企業のフューチャーインスティテュート株式会社は15日、日本が世界に遅れを取っていると言われるソーシャルアプリの開発を促進するため、アイディアがありながら資金不足のために開発ができずにいる個人・中小企業に対し開発資金を提供する、「フューチャー・ソーシャルアプリ・イニシャチブ(FSI)」を発表した。
世界に遅れを取る日本のソーシャルアプリ開発を促進
教育系IT企業のフューチャーインスティテュート株式会社(以下フューチャー、本社千代田区・鶴谷武親社長)は、15日、日本が世界に遅れを取っていると言われるソーシャルアプリの開発を促進するため、アイディアがありながら資金不足のために開発ができずにいる個人・中小企業に対し、開発資金を提供する、「フューチャー・ソーシャルアプリ・イニシャチブ(FSI)」を発表した。企画審査と面接試験によりすぐれたソーシャルアプリのアイディアや人材を発掘し、その開発資金を提供する。必要があれば、開発環境や開発拠点の提供も行う。また、フューチャーがもつ英語教育や海外大学院への留学支援事業のノウハウを使い、合格者に対する英語の教育も行う。これにより、国内のみならず、世界に向けたコンテンツ開発を促進する。資金の規模はアプリの内容により100万円から3,000万円の間で決定される。また、個人の場合、立ち上げ時の課金やサーバー契約等はフューチャーが一括して行い、ある程度の規模に成長した場合、法人化を支援する。
世界中で急速に普及しつつあるソーシャルアプリ。ゲーム、学習など、様々な分野でソフトが開発され、中にはひとつのゲームだけで8,000万人を超える登録ユーザーを持つものもある。国内ではグリー、ミクシィ、モバゲーの3大SNSを中心に様々なソフトが提供されている。
ところが、国内最大のミクシィの会員数が約1,900万人であるのに対して、アメリカ最大のFacebook社は5億人、中国最大の人人(レンレン)で1億2,000万人など、世界の中で日本の出遅れが目立っている。特に、Facebookはアメリカ国内のみならず、世界中で登録ユーザーが急増している。日本でも本格展開をするため、今年2月に日本事務所を開設した。SNSに登録されるソフトであるソーシャルアプリについても、日本国内で最も多くの登録ユーザーを持つ「サンシャイン牧場」は、中国のRekoo社が開発したものだ。
ソーシャルアプリを提供するSNSは、今後、ますます成長が続くとみられ、課金を含めたネット上のインフラになるとも言われている。このままでは日本は世界のSNS大手にとっての刈り取り場になると危惧する声も多い。フューチャーはこうした状況を踏まえ、アイディアと熱意がありながら、不況の中、開発に踏み出せずにいる個人や中小企業を支援し、日本発のソーシャルアプリの充実を目指す。選ばれた開発者には資金の返済義務はなく、フューチャーは開発されたソーシャルアプリの成功によって生み出される収益の一部(レベニューシェア)で回収を目指す。
フューチャーは1999年、鶴谷社長がセコム・デジタルハリウッドらの支援により設立した教育系ITベンチャー。子ども向けパソコンスクールの運営をはじめ、教育コンテンツの制作など教育とITを切り口に事業を広げ、最近では全国初の「教育クラウド※」と言われる、東京都の「教育コンテンツ活用システム」のデジタル教材を開発した。今後、デジタル教科書や電子書籍が本格化することを見据え、ゲームソフト開発会社や出版社との提携を進めるなど、様々な布石を打ってきた。今回のソーシャルアプリ開発支援も、教育のクラウド化やコンテンツのクラウド化の流れの中で、ソーシャルアプリの存在が欠かせないと考え、決断した。
※教育クラウド:全国に点在するサーバーの中にデジタル教材が格納され、学校の電子黒板やパソコンはもちろんのこと、生徒の自宅のパソコンや携帯電話からも教材の利用が可能になる仕組みのこと。2010年2月発表の総務省「クラウドコンピューティングに関する研究会」の中間報告の中でもその実現が期待されている。
「フューチャー・ソーシャルアプリ・イニシャチブ(FSI)」について
応募要領発表: 2010年3月23日(火)18時 同社ホームページにて
応募期間: 2010年3月29日(月)〜2010年4月9日(金)
支援金額: 100万円〜3,000万円
開発期間: 2010年4月1日(木)〜2010年7月31日(土)の間の1〜3か月間
決定:応募受付次第選定し、個別に決定次第開発開始
以上
※取材を受け付けております。また、応募状況や選定過程などの取材もご相談に応じます。
※詳細の問い合わせはフューチャーインスティテュートまで。
担当:内冨(うちどみ)
TEL 03-5207-6671
メール pub@practica.jp
ホームページ http://www.practica.jp(応募要領の発表は3月23日より開始)
教育系IT企業のフューチャーインスティテュート株式会社(以下フューチャー、本社千代田区・鶴谷武親社長)は、15日、日本が世界に遅れを取っていると言われるソーシャルアプリの開発を促進するため、アイディアがありながら資金不足のために開発ができずにいる個人・中小企業に対し、開発資金を提供する、「フューチャー・ソーシャルアプリ・イニシャチブ(FSI)」を発表した。企画審査と面接試験によりすぐれたソーシャルアプリのアイディアや人材を発掘し、その開発資金を提供する。必要があれば、開発環境や開発拠点の提供も行う。また、フューチャーがもつ英語教育や海外大学院への留学支援事業のノウハウを使い、合格者に対する英語の教育も行う。これにより、国内のみならず、世界に向けたコンテンツ開発を促進する。資金の規模はアプリの内容により100万円から3,000万円の間で決定される。また、個人の場合、立ち上げ時の課金やサーバー契約等はフューチャーが一括して行い、ある程度の規模に成長した場合、法人化を支援する。
世界中で急速に普及しつつあるソーシャルアプリ。ゲーム、学習など、様々な分野でソフトが開発され、中にはひとつのゲームだけで8,000万人を超える登録ユーザーを持つものもある。国内ではグリー、ミクシィ、モバゲーの3大SNSを中心に様々なソフトが提供されている。
ところが、国内最大のミクシィの会員数が約1,900万人であるのに対して、アメリカ最大のFacebook社は5億人、中国最大の人人(レンレン)で1億2,000万人など、世界の中で日本の出遅れが目立っている。特に、Facebookはアメリカ国内のみならず、世界中で登録ユーザーが急増している。日本でも本格展開をするため、今年2月に日本事務所を開設した。SNSに登録されるソフトであるソーシャルアプリについても、日本国内で最も多くの登録ユーザーを持つ「サンシャイン牧場」は、中国のRekoo社が開発したものだ。
ソーシャルアプリを提供するSNSは、今後、ますます成長が続くとみられ、課金を含めたネット上のインフラになるとも言われている。このままでは日本は世界のSNS大手にとっての刈り取り場になると危惧する声も多い。フューチャーはこうした状況を踏まえ、アイディアと熱意がありながら、不況の中、開発に踏み出せずにいる個人や中小企業を支援し、日本発のソーシャルアプリの充実を目指す。選ばれた開発者には資金の返済義務はなく、フューチャーは開発されたソーシャルアプリの成功によって生み出される収益の一部(レベニューシェア)で回収を目指す。
フューチャーは1999年、鶴谷社長がセコム・デジタルハリウッドらの支援により設立した教育系ITベンチャー。子ども向けパソコンスクールの運営をはじめ、教育コンテンツの制作など教育とITを切り口に事業を広げ、最近では全国初の「教育クラウド※」と言われる、東京都の「教育コンテンツ活用システム」のデジタル教材を開発した。今後、デジタル教科書や電子書籍が本格化することを見据え、ゲームソフト開発会社や出版社との提携を進めるなど、様々な布石を打ってきた。今回のソーシャルアプリ開発支援も、教育のクラウド化やコンテンツのクラウド化の流れの中で、ソーシャルアプリの存在が欠かせないと考え、決断した。
※教育クラウド:全国に点在するサーバーの中にデジタル教材が格納され、学校の電子黒板やパソコンはもちろんのこと、生徒の自宅のパソコンや携帯電話からも教材の利用が可能になる仕組みのこと。2010年2月発表の総務省「クラウドコンピューティングに関する研究会」の中間報告の中でもその実現が期待されている。
「フューチャー・ソーシャルアプリ・イニシャチブ(FSI)」について
応募要領発表: 2010年3月23日(火)18時 同社ホームページにて
応募期間: 2010年3月29日(月)〜2010年4月9日(金)
支援金額: 100万円〜3,000万円
開発期間: 2010年4月1日(木)〜2010年7月31日(土)の間の1〜3か月間
決定:応募受付次第選定し、個別に決定次第開発開始
以上
※取材を受け付けております。また、応募状況や選定過程などの取材もご相談に応じます。
※詳細の問い合わせはフューチャーインスティテュートまで。
担当:内冨(うちどみ)
TEL 03-5207-6671
メール pub@practica.jp
ホームページ http://www.practica.jp(応募要領の発表は3月23日より開始)