CSR、Androidスマートフォン開発用ソフトウェア・プラットフォームの出荷を開始
CSR、Androidスマートフォン開発用ソフトウェア・プラットフォームの出荷を開始
卓越したコネクティビティと位置情報体験を提供
CSRは本日、革新的な組み込み型ワイヤレス・システム・ソフトウェアの最新版、『Synergy for Android』を発表しました。Synergy for Androidは、包括的なプラグアンドプレイのマルチ・ワイヤレス・ソフトウェア・プラットフォームであり、Androidベースのハンドセットを使用しているエンドユーザに対し最先端のコネクティビティ機能を提供します。本製品は、標準的なAndroidプラットフォームに比べ、より豊富な機能をサポートし、OEM企業が差別化したハンドセットの開発を迅速かつ容易に実現できるよう支援します。
CSRハンドセット・ビジネスユニット マーケティング担当VP、Raj Gaweraのコメント:
『Androidは、広く導入されるようになっており、次世代のスマートフォンで最も幅広く採用されるオペレーティング・システムの一つになるでしょう。最近発表されたGoogleのNexus Oneは、急速な進化を遂げているAndroidハンドセット市場において、機能性と性能面で極めて高い基準を設定しました。しかし、GoogleのNexus Oneは、より優れたコネクティビティと位置情報機能を搭載する新しいハンドセットの可能性を拓きました。製品開発者は、CSRのAndroidプラットフォーム向けSynergyを導入することで、容易な開発、最高のユーザ体験の提供を同時に実現します。
2009年7月に発表されたCSRのSynergyは、CSRのConnectivity Centreにおいて、すべてのワイヤレス技術に対して、横断的なサポートを提供する業界初のマルチ・ワイヤレス・コネクティビティ・ソフトウェア・プラットフォームです。Synergy for Androidは、Android向けに包括的なプラグアンドプレイ・コネクティビティ・パッケージで提供され、Bluetooth、FM、Wi-Fi、およびGPSをサポートします。Synergy for Androidは、複数のワイヤレス技術の統合を大幅に簡素化し、下位レイヤーのトランスポート・ドライバから上位レイヤーのAndroid用のUIアドオンまで全ての機能を搭載しているため、OEMが、『市場投入に要する開発時間の短縮』、『開発コストの低減』を実現できるよう支援します。
OEMは、CSRのSynergy for Androidを活用することにより、既存の標準的なAndroidプラットフォームでは提供することのできない最先端のコネクティビティ機能を搭載する差別化された製品の開発が可能です。本製品は、Bluetooth v3.0+HS[高速]に対応しているため、エンドユーザが大容量のマルチメディア・ファイルをデバイス間で転送することや、製品開発者がWi-Fi Directなどの新しいテクノロジの開発を実現できるよう支援します。
Androidプラットフォーム向けSynergyは、より優れたワイヤレス技術における相互接続性を提供し、複数のワイヤレス技術を連動させることで、エンドユーザに向けて最先端の利用用途を提案します。例えば、NFC無線は、複数のデバイスに組み合わせ、BluetoothやWi-Fiを経由し音楽のストリーミングやファイルの転送を実行することができます。本製品は、直観的でスムーズなエンドユーザ体験を実現します。
CSRのSynergyは、CSR独自のProximity Pairing[近接ペアリング]技術、画像とデータファイルの共有と転送、BPPプロファイルを使用したワイヤレスプリントなどの多彩なプロファイルをサポートすることで、AndroidベースのハンドセットにおけるBluetooth技術の新しい利用用途を拡大します。
CSR、ハンドセット・ビジネスユニット ソフトウェア・マーケティング・マネジャー、Allan Eriksenのコメント:
『Androidをベースにしたハンドセットの第二波は始まっています。また、OEMは、すでに市場に投入されている優れたスマートフォンと競争しなければならないという難題に直面しています。しかし、CSRは、既存のプラットフォームに比べより豊富な機能をサポートするSynergy for Androidにより、製品設計者に対して他社より優れた機能を提供することが可能です。CSRは、他のプラットフォームでは不可能な機能をサポートするだけでなく、OEMが、知的かつ協調的な特性を有するソフトウェアを使用し、ユーザに対し『より優れた新しいエンドユーザ体験の提供』を実現できるようサポートします。競争はすでに始まっています。しかし、CSRは、プラグアンドプレイプラットフォームにより、統合に要する時間の大幅な削減、市場投入に要する開発時間の短縮、全体のコストの低減を同時に実現します。』
CSRは、Androidプラットフォームの推進を図るグループであるオープン・ハンドセット・アライアンス[Open Handset Alliance]に加盟しています。Synergy for Androidは、現在出荷中であり、既に数多くの主要携帯電話およびその他の家電機器に導入されています。
CSRは、2010年2月15日から18日までバルセロナで開催されたMobile World CongressのHall 1に設置されたブース1E51において、Synergy for Androidのデモを実施しました
【本件に関するお問い合わせ先】
シーエスアール株式会社
深田 学
E−mail:prjp@csr.com