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NPO法人 クリミノン・ジャパン本格始動 犯罪者更生の効果的支援へ

犯罪者更生の効果的支援へ向けてNPO法人クリミノン・ジャパンが本格始動した。関係者には、教育ツールを無料配布キャンペーンを行っている。

クリミノンとは「犯罪のない」を意味する。クリミノンは犯罪者更生のための効果的なプログラムを提供し、世界中にネットワークを持ち活動を行う非営利団体であり、アジア・オセアニア地域においては、ニュージーランドで1972年にこのプログラムが初めて導入されている。

クリミノン・ジャパン代表である児島敏子氏は2、2005年12月ジャカルタで行われた、インドネシア政府主催クリミノン・プログラム・ワークショップに招待され、現地刑務所視察とプログラム実施状況を見学し、その効果に感銘を受けるとともに、累犯率が増加する状況にある日本にも必要なことを実感したことをきっかけとし、2007年に、クリミノン・ジャパンを設立した。

これまではクリミノン・プログラムの翻訳をはじめとし、実際の活動に向けた準備を進めてきたが、この度、関係者を中心に、団体とプログラムの紹介、及び、教育ツールの紹介、無料送付を本格的に始めていくと同時に、日本政府に働きかけ、導入の検討を求めるとともに、地域でこのプログラムの中のコミュニケーション技術や、しあわせへの道プログラムのワークショップを行ったり、各地の学校、企業、ホテル、商店、事業所などに「しあわせへの道」冊子配布を通して、明るい社会を築く一助になるべく活動を展開していく。このプログラムは世界24か国でその有用性が実証されており、効果的な犯罪者更生に成功している。

2006年11月26日から12月1日まで開催された第26回APCCA(アジア・パシフィック矯正局行政官会議)において25カ国150人の代表者に発表されたインドネシア刑務所におけるクリミノン・プログラムの国家報告は、アジアにおけるクリミノン・プログラムの有用性を最も良くあらわしている。

インドネシアにおける受刑者1175人にクリミノン・プログラムが提供された結果、犯罪者更生における成功率は98%であり、これは再犯率が2%以下になったことを意味している。

プログラムを終了し、自尊心を取り戻した受刑者たちの中には、出所後、自らプログラムのインストラクターとなるべく訓練を行うものもおり、実際にインストラクターとなった元受刑者は後輩の指導を行いながら社会奉仕活動も積極的に行っている。シレボン・ナルコティック管区委員会の催した、反薬物キャンペーンに参加し、代弁者として活躍したり、ベガシ矯正施設から出所した3人のインストラクターは国際救援チームの一員として津波被災者の救援活動を行い、国際チームのリーダーから高く評価された。また、ジョグジャカルタが地震に襲われた時、クリミノン卒業生は矯正省長官の救援チームと共に現地に赴き、何百人もの被災者救援に当たる等、社会に貢献できる人間として更生している。

このプログラムは「犯罪の更生や矯正は懲罰によって成し遂げられるものではない。それはその犯罪者の自尊心を再び確立できるかどうかにかかっている。― L.ロン ハバード」を基本哲学としている。

このプログラムおよび活動に関心にある方は、以下までご連絡ください。

代表者氏名:児島敏子(長野県飯田市追手町在住)
名称:NPO法人クリミノン・ジャパン
本部事務所:〒395-0034 長野県飯田市追手町2-641-10 
連絡事務所:03−3576−1740(Tel/Fax)info@hubbard.jp 




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